ソフトトップを採用、新開発エアキャップにより風の巻き込みを低減

Mベンツ Eクラスカブリオレ|ニューモデル速報
↑ボディカラーは、写真のカルサイトホワイトを含む全12色
M・ベンツのラインナップの中心に位置する主力モデル、Eクラス。セダン、クーペ、ステーションワゴンとバリエーションを拡大してきたが、第4のモデルとしてコンバーチブルが追加された。

コンセプトは「4人の乗員が四季を通じて1年中快適なオープンドライブを楽しめるコンバーチブル」。ルーフには、ソフトトップが採用された。停車中もしくは走行中40km/h以下で開閉可能で、開閉に要する時間は約20秒という。また、厚さ23.5mmの多層構造により遮音性がきわめて高く、外部騒音や風切音を効果的に吸収し、室内の騒音を大幅に軽減。耐候性・断熱性にすぐれた素材と構造により、季節を問わず1年中、クーペモデルと同等の室内環境が目指された。

コンバーチブルモデルとしては世界最高レベルのCd値:0.28を達成するなど、効率を追求した「ブルーエフィシェンシーテクノロジー」による優れた燃費経済性能も施されている。また、カブリオレ専用に強化された高剛性ボディや11個のエアバッグにより、クラストップレベルの乗員保護性能も与えられている。

先述のコンセプトを実現するべく開発されたのが「エアキャップ」だ。これは、フロントウインドウフレーム上部の可動式ウインドウディフレクターと、リア左右ヘッドレスト間の可動ドラフトストップにより、車体上部の気流を持ち上げ、前後席への風の巻き込みを低減させるというもの。さらに前席乗員の首元へ温風を吹き出し、寒冷時のオープンドライブを快適にする「エアスカーフ」などの最新の装備がオプションで用意される。

パワートレインはEクラスの各モデルに搭載される3.5LのV6DOHC+7速AT。このエンジンは、平成22年度燃費基準を達成しており、「経年車(車齢13年超車)の廃車を伴う新車購入補助」対象モデルになっている。

モノグレードで、価格は898万円となる。

グレード Eクラスカブリオレ
駆動方式 FR
トランスミッション 7AT
全長×全幅×全高(mm) 4705×1785×1395
ホイールベース(mm) 2760
車両重量(kg) 1790
乗車定員(人) 4
エンジン種類 V6DOHC
総排気量(cc) 3497
最高出力[kW(ps)rpm] 200(272)/6000
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 350(35.7)/2400-5000
10・15モード燃費(km/L) 9.1
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/66
車両本体価格(万円) 898.0
■発表日:平成22年4月20日 ■取り扱い:メルセデス・ベンツ正規販売店