レクサス LMの平均価格が中古車市場登場から1年で約800万円下落!? 国産プレミアムミニバンのオススメや狙い目を解説!
2025/06/26
▲日本に初登場したLMは、実は2代目。初代は中国やインドで販売されていた。2代目もそれらの地域や欧州、そして日本で販売されているグローバルモデルだ今すぐ乗れるLM、果たしていくらで買えるのか?
レクサスのプレミアムミニバンであるLMの中古車平均価格が大きく変動したようだ。
▲800万円も下がっており、とんでもない変動のよう見えるミニバン界の雲上モデル、レクサス LMが800万円落ち!?……お察しのとおり、基本的には新車時の車両本体価格2000万円の「エグゼクティブ」に続き、同1500万円の「バージョンL」の中古車も加わったことが、下落理由の背景にある。
とはいえ、平均価格が800万円も落ちるほど、6人乗りのバージョンLの中古車が増えたということは、夏休みには家族で乗れるLMが、お買い得価格で手に入りやすくなっているということでもある。
また、4人乗りのエグゼクティブが値落ちしていれば、秘書がいるようなトップ・オブ・ビジネスマンや、専属マネージャーがいるような売れっ子タレントにとっては、この夏から仕事での移動がより快適になるかもしれない。
現状、納車待ちが発生しているLM。果たして、今すぐ乗れる中古車なら、どれほどお得になっているのか!? 早速見てみよう。
モデル概要:世界一高額なミニバン!? でも不思議ではないほど、作り込まれている
▲「歩行者が飛び出してくるかもしれない」など、リスクを先読みしてステアリングやブレーキを操作する機能など、高度な先進運転支援機能が備わるメルセデス・ベンツのミニバン、Vクラスより高い車両本体価格2000万円で2023年12月に登場したレクサス LM。登場時はまだ、お抱え運転手がいるような人向けの4人乗りグレード「500h エグゼクティブ」のみだったが、2024年5月には6人乗りの「500h バージョンL」が追加された。
6人乗りの方が4人乗りより安い(!?)が、それでもVクラスの最上級グレードより高いのが驚きだ。
▲アルファード/ヴェルファイアの一部グレード(エグゼクティブラウンジ)に備わる、周波数感応バルブ付きAVSを、LMは標準装備。路面状況を問わず乗り心地がよくなるご存じの方も多いだろうが、レクサス LMはトヨタ アルファード/ヴェルファイアと同じ基本骨格が用いられている。といっても、“基本骨格”の料理の仕方が結構異なり、例えるなら同じ畑の白菜を使った八宝菜なのに、町中華の最高峰(アルファード/ヴェルファイア)と、高級中華料理店(LM)くらい味が違う、といったところか。
LMのコンセプトは「素に戻れる移動空間」。これは4人乗りでも6人乗りでも変わらない。ドライバーを含むすべての乗員が、自然体で過ごせる、パーソナル感のある車内空間が目指された。
そのために、乗員にとってあらゆる不快な振動や揺れが、徹底的に低減されている。
静粛性を一例に挙げれば、完全に無音状態にすると、人間は案外不安を感じるらしい。そこで、吸音材や遮音材を適切に、贅沢に使用するなど、あらゆる方法で音を低減するものの、あえて音の反響によって空間を広がりが感じられる、余韻のようなものが残されている。
他にもアルファード/ヴェルファイアと同じサスペンション形式ではあるものの、軽量&高剛性の素材が用いられていたり、ドライブモードに、後席重視の「リア・コンフォートモード」を含む5つのモードがあったり、シート表皮がより高級感&快適なLアニリンだったり……。万事こんな感じの、こそばゆいほどの気配りによって、心地よい乗り心地や操縦性の実現が施されたのがLMだ。
▲シンプルなデザインの運転席まわりだが、使用頻度の高いエアコンの温度調整やオーディオのボリュームスイッチなどはダイヤル式に、他はタッチ式にするなど、使い勝手が考えられている
▲エグゼクティブのパーティション。48インチのワイドディスプレイや750mlのシャンパンボトル3本を収められる冷蔵庫が備わる。上部は昇降式ガラスが備わる
▲エグゼクティブの2列目シート。固定式だが、バージョンLでいえば2列目と3列目の中間にセットされている。オットマン機構を使っても、たいていの人は目の前のパーティションに足が触れることはないだろう
▲バージョンLの2列目シート。左右それぞれ480mmのスライドが可能。もちろん電動で、乗員が乗っていない場合は素早くスライドする
▲2名の乗員をしっかりと包み込む、バージョンLの3列目シート。もはやおまけ感がない
▲バージョンLは3列目シートを使用していても9.5インチのゴルフバッグを4つ積める広さがある。3列目シートは跳ね上げ収納式。バックドア側にあるスイッチで2列目シートのスライドやリクライニングが可能だ
▲ボディサイドに電動バックドアの開閉スイッチがある。開閉時にバックドア側に立つ必要がないため、スムーズに開閉できるこのように、LMはアルファード/ヴェルファイアとの味付けがかなり異なるが、4人乗りのエグゼクティブと、6人乗りのバージョンLの違いも、単に席数が異なるだけではない。
まず、エグゼクティブには前席と2列目シートの間にパーティションが。ここには48インチワイドディスプレイや冷蔵庫が備わるので、2列目の乗員にとっては非常に便利で快適だが、運転席や助手席乗員との自然な会話は難しい。
また、どちらの2列目シートにも電動オットマン機能や、マッサージ機能が備わるが、バージョンLのマッサージは1種類なのに対し、エグゼクティブは7コースから選べる。エアコンも、エグゼクティブの方はセンサーを併用して、乗員の顔/胸/大腿部/下腿部それぞれに最適な温度調整をしてくれる。
もちろん、エグゼクティブとバージョンLどちらにも先進運転支援機能「レクサス・セーフティ・システム+」や、一定条件下で可能なハンズオフ機能、スマートフォンによる車外からの駐車場の駐車・出庫機能などが標準で備わる。
これ以外にも快適&便利機能はたくさんあるが、すべて挙げていたら切りがない。購入前に同社のホームページなどで確認しておこう。
▼検索条件
レクサス LM(初代)×全国中古車の状況:走行距離5000km未満の、手頃な価格の中古車が増えている
エグゼクティブのデビューから約3ヵ月後となる2024年3月時点で、中古車の平均価格は2500万円超。
しかし、同年5月に販売が開始されたバージョンLの中古車が増えたことで、「平均」が下がり、2025年6月時点では約1700万円まで落ちてきた。
当初は、新車よりも高い、いわゆるプレミアム価格を掲げた中古車も散見されたが、プレミアム化はほぼ解消している。
掲載台数はアルファードの10%程度となる約90台。エグゼクティブとバージョンLの割合は、ほぼ50:50で、若干エグゼクティブの方が多い程度だ。アルファード/ヴェルファイアほどではないにしろ、それでもトップ・オブ・ビジネスマンだけでなく、家族で乗りたい人も選びやすくなってきたと言えそうだ。
掲載車の平均走行距離は約0.2万km。最も多い車で約3万kmだが、5000km未満が約75%を占め、登録済未使用車を含む走行距離100km未満は約25%。つまり4台に1台は2ケタkmしか走っていない。
こうした中古車市場において、どんなLMを狙えばいいのか? エグゼクティブとバージョンLとでは、求める層が違うだろうから、以下グレード別に詳細を見ていこう。
オススメ1:バージョンLなら、支払総額で約1400万円から狙えるオプションレス
▲バージョンLの場合、内装色は黒の方が白より安く手に入る傾向が見られるバージョンLの平均価格は約1600万円で、平均走行距離は約0.2万km。最も走行距離が延びている車でも0.9万kmでしかない。価格帯は支払総額で約1400万~2000万円。
つまり、ほんの少し走った車でも十分新車より安く買えるチャンスがあるわけだ。
またLMの場合、カタログに掲載されている機能や装備はほぼすべて標準で備わっているので、オプションレスでもまったく問題ない。ちなみに、新車時より車両本体価格の高い中古車の多くは、モデリスタや社外品のエクステリアパーツを備えていることもあり、高く設定されているようだ。
なお、内装色は白と黒が選べるが、人気は白い内装の方があるようで、黒内装よりも価格が高めの傾向がある。必ずしも白の方が高いわけではないが、内装色にあまりこだわらずに探した方が、お手頃価格のLMに出合うチャンスは多そうだ。
▼検索条件
レクサス LM(初代) 500h バージョンLオススメ2:エグゼクティブならソニックチタニウムやソニックアゲートがお得
▲ボディカラーのソニックアゲートとは、深みのあるワインレッドエグゼクティブの平均価格は約1800万円で、走行距離は約0.5万km。最も走行距離が延びている車で約3万km。1年ちょっとで3万kmは多い方だが、最新の、しかも最高級車なのだから、この程度で部材などがへたることはないだろう。価格帯は支払総額で約1500万~2400万円。
バージョンLと違い、内装色での価格差はあまり見られない。しかしボディカラーは、ソニッククオーツ(ホワイト系)とグラファイトブラックガラスフレーク(ブラック系)と比べて、台数は圧倒的に少ないが、ソニックチタニウム(シルバー系)やソニックアゲート(エンジ系)の方が割安な傾向がある。
というわけで、オススメはソニックチタニウムやソニックアゲートのエグゼクティブ。これらなら、登録済未使用車でも新車より安く手に入れられる確率が高い。
▼検索条件
レクサス LM(初代) 500h エグゼクティブ × ボディカラー:赤系&紫系&シルバー系▼検索条件
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ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。先日、中古車のホンダeも加わった。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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