トヨタ シエンタ(現行型)▲優れたパッケージと可愛らしいデザインで人気のシエンタ。その中古車がお得な価格帯に

最新型シエンタの中古車価格が下落!平均価格は200万円台に

日本の車づくりって、やっぱりすごい! そう思わせてくれる1台がシエンタ(現行型)だ。

5ナンバー枠のコンパクトなボディの中に、3列シートを実現。多種多様な国産車の中でも、そんな離れ業を成し遂げているのはホンダ フリードとこの車のみで、希少なコンパクト7シーターと言える。

トヨタ シエンタ(現行型)

そんなシエンタも3代目。現行型ではバンパーコーナーなどの外装、内装に「シカクマル」のキーデザインが採用され、居住空間はさらに広く、使い勝手も一層良くなった。

価格帯的にもシエンタ(現行型)は最も身近なミニバンだが、それでも新車価格は199.5万~323.5万円。もう少しリーズナブルな価格で手に入れたい、という理由で中古車を選ぶのは至極、当然だ。

シエンタ(現行型)の中古車相場はデビューから約2年半が経過し、中古車平均価格が300万円を切るようになってきた。しかも、2024年6月からの半年間で約25万円ダウンしている。初回車検前の中古車を見つけるのに、現在は絶好のタイミングだ。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲2024年6月から2025年1月までの中古車平均価格推移

この記事ではシエンタ(現行型)の概要を振り返るとともに中古車概況をチェック、さらに3パターンのオススメグレードを紹介していこう。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲乗降に便利な両側スライドドアもシエンタの長所だ

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トヨタ シエンタ(現行型・3代目) × 全国
 

モデル概要:2列目シートの居住性が大きく進化

3代目となる現行型でも、全長4260 mm×全幅1695mm×全高1695~1715mmというコンパクトなボディサイズが維持されたシエンタ。外観はキャビンを四角くして車内空間、ウインドウ面積を広く確保しつつ、角を丸めた「シカクマル」フォルムとなった。

バンパー中央部やプロテクションモール、フェンダー前などを未塗装樹脂パーツとして擦り傷が目立ちにくくするとともに、デザイン上のアクセントとしているのも特色だ。

インテリアではエアコンユニットをコンパクトするなどの細かな工夫で、足元スペースを拡大。中でも2列目シートは前席との距離を最大1000mm確保し、ゆったりくつろげる空間となっている。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲上級グレードのシフトには、電気式のエレクトロシフトマチックを装備

3列シート・7人乗り仕様と2列シート・5人乗り仕様があり、ともに2列目シートはベンチシート。3列目シートは前倒するだけでなく、2列目シート下にすっぽり格納することができる優れた作りだ。

パワーユニットは1.5Lガソリンエンジンとハイブリッドの2種類。ハイブリッド車にはFFの他に、後輪をモーターで駆動する4WDシステム「E-Four」が設定される。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲3列目シートは、2列目シートの床下に格納される方式

シエンタ(現行型)のグレードは以下のとおりだ。

・「X」:助手席側のみ電動スライドドアを装備する、シンプル装備のグレード。
・「G」:両側電動スライドドア、パノラミックビューモニターなどを装備する中間グレード。
・「Z」:ハンズフリー式両側電動スライドドア、エレクトロシフトマチックなどを装備する最上級グレード。

ガソリン車orハイブリッド車、5人乗りor7人乗り、はどのグレードでも選べる。外観についてもグレードによる違いはフロントグリルまわりの加飾やホイール程度で、極端に差別化されていないのが特徴だ。

 

中古車概況:ハイブリッド車、最上級グレードが充実

続いてシエンタ(現行型)の中古車概況を見ていこう。現在の中古車市場流通量はおよそ700台。年式別ではデビュー年およびその翌年が多めとなっている。

パワーユニット別では全体の約7割がハイブリッド車だ。その中でも最上級グレードである「ハイブリッド Z」の割合が圧倒的に多い。つまり、中古車市場の物件は新車価格300万円台の高価格帯グレードに多く集中しているということになる。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲冒頭とグラフを再掲

2022年8月のデビューから1年ほどは横ばいとなっていた平均価格は一時的に上昇傾向となることもあったが、2024年6月以降は順調に下落。現在は280万円前後にまで下がってきた。中には、良コンディションで総額200万円以下の物件も。

多少の変動はあるものの、現行型の登場から数年のモデルとしてはごく一般的な中古車相場の推移と言える。デビュー直後に新車を購入した人は、間もなく初回車検を迎える時期。今後も中古車流通量は増えると期待して良いだろう。

 

中古車のオススメ①:ガソリン車の「X」はコスパ良し

シエンタ(現行型)は子育て中のファミリーに人気の車種。何かと入用の時期だけに、車両購入価格はできるだけリーズナブルに抑えたいところだろう。

中古車平均価格は280万円前後となっているが、ガソリン車の「X」なら総額200万円以下の予算で良コンディションの物件が狙える。新車価格では最も安い「X」だが、前述したように上級グレードと見た目の違いは少ない。

またガソリンエンジンについても実用上で不足なし。もちろん動力性能ではハイブリッド車に譲るが、その一方で車体が軽く、峠道などで軽快に走れるメリットがある。

価格の一例を挙げると、2023年式・走行距離1.1万kmの「1.5 X(5人乗り)」で総額190万円。先進安全機能の「トヨタセーフティセンス」が全車標準装備となっているのもシエンタ(現行型)の魅力だ。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲ガソリン車の燃費も18.3~18.4km/Lと決して悪くない

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中古車のオススメ②:物件数豊富なハイブリッド車の「Z」は狙い目

優秀なパッケージはガソリン車と同じ。それでいて動力性能や燃費性能、静粛性においては圧倒的な差分を生み出しているのがシエンタ(現行型)のハイブリッド車だ。新車価格ではガソリン車と35万~43万円ほど高くなっているが、その価値は十分にあるだろう。

特に最上級グレードの「ハイブリッド Z」は電気式シフトレバー&スイッチ式パーキングブレーキが備わっていたり、クルーズコントロールに停止保持機能が備わったり、とワンランク上のドライビングを体感できる。

中古車市場での流通量が豊富なのも、このグレードのメリット。シエンタ(現行型)全体のうち、実に半数近くまでが「ハイブリッド Z」となっている。

例えば2023年式・走行距離1.6万kmの「ハイブリッド Z(5人乗り)」なら総額270万円。当時の新車価格より約20万円+諸経費分、安く手に入る計算だ。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲ハイブリッド車のパワーユニットはコンパクトで、居住空間を一切圧迫しない

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中古車のオススメ③:完成度の高い4WD「E-Four」にも注目

雪国に暮らす人、スキーやスノーボードに出かける人にとっては欠かせない4WD。シエンタ(現行型)で4WDが設定されているのはハイブリッド車のみだが、プロペラシャフトなどがない「E-Four」であるため車内空間に全く違いないのは嬉しいところ。

さて、カーセンサーでシエンタ(現行型)の4WDをサーチしてみると、約40台がヒット。一例を挙げると、2023年式・走行距離1.6万kmの「ハイブリッド Z E-Four(7人乗り)」で総額280.7万円。FF車とさほど大きな価格差なく、4WDを選べるのも美点だろう。

トヨタ シエンタ(現行型) ▲シエンタにはアウトドアもよく似合う

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※記事内の情報は2025年2月26日時点のものです。
 

文/田端邦彦 写真/トヨタ、阿部昌也
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。

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