GLB▲クロスオーバーからハイトワゴン、EVまで多彩なSUVを取りそろえるアウディ(写真はQ5)

スポーツバックにオールロードクワトロ……バリエーションの豊富さは随一

ボディサイズの大小問わず、どっしりとした安定感あふれる乗り味、そして独創的かつ多彩な4WDシステム「クワトロ」で知られる存在といえばアウディだ。

古くから4WD車を生産してきたが、SUV市場に乗り出したのは初代オールロードクワトロからだった。しかし気がつけばSUVラインナップが充実。他の欧州ブランドに負けない品揃えを誇るまでになった。

この記事ではアウディの現行型SUVをガソリン車からEVまで一挙に紹介。中古車市場の現況もモデルごとに解説する。
 

モデル 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm) 中古車価格帯
Q2
(初代)
4200~4205 1795 1520~1530 150万~480万円
Q3
(2代目)
4490~4495 1840 1610 290万~500万円
Q3スポーツバック
(初代)
4500~4520 1840 1565 310万~560万円
Q5
(2代目)
4680 1900 1665 170万~680万円
Q5スポーツバック
(初代)
4695 1900 1660 430万~770万円
A4オールロードクワトロ
(2代目)
4760 1845 1490 220万~670万円
Q8
(初代)
4995 1995 1705 500万~1100万円
Q7
(2代目)
5065 1970 1735 240万~1000万円
Q4 e-tron
(初代)
4590 1865 1630 390万~570万円
Q4スポーツバックe-tron
(初代)
4590 1865 1615 400万~620万円
e-tronスポーツバック(初代) 4915 1935 1620 420万~1020万円
モデル 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm) 中古車価格帯
Q2(初代) 4200~4205 1795 1520~1530 150万~480万円
Q3(2代目) 4490~4495 1840 1610 290万~500万円
Q3スポーツバック(初代) 4500~4520 1840 1565 310万~560万円
Q5(2代目) 4680 1900 1665 170万~680万円
Q5スポーツバック(初代) 4695 1900 1660 430万~770万円
A4オールロードクワトロ(2代目) 4760 1845 1490 220万~670万円
Q8(初代) 4995 1995 1705 500万~1100万円
Q7(2代目) 5065 1970 1735 240万~1000万円
Q4 e-tron(初代) 4590 1865 1630 390万~570万円
Q4スポーツバックe-tron(初代) 4590 1865 1615 400万~620万円
e-tronスポーツバック(初代) 4915 1935 1620 420万~1020万円
Q7リア ▲エレガントなスタイリングと実用性を両立しているところにアウディSUVの真価がある(写真は初代Q7)
 

Q2(初代)

・生産期間:2017年6月~
・全長:4200~4205mm
・全幅:1795mm
・全高:1520~1530mm

 Q2(初代) ▲サイズはコンパクトでも走りにはアウディらしい重厚感が感じられる

アウディのSUVで最もコンパクトで、最も新しいモデルがQ2だ。そのボディサイズは多くの機械式駐車場に収まるもので、日本の道路事情にもマッチしている。

外観は八角形のフロントグリル、Cピラーをボディカラーと別色のブレードとしたスポーティカジュアルなデザインが特徴。スタイルはクロスオーバーSUVそのものだが、日本に導入されるモデルに4WDの設定はなく、全車FFとなっている。

エンジンは1L ガソリンターボと、1.4L ガソリンターボをラインナップ。ともに7速DCT(Sトロニック)が組み合わされる。2021年5月の変更ではエンジンラインナップを1.5L ガソリンターボへと一新。さらに2022年5月の変更では2L ディーゼルターボが追加された。1.5L ガソリンと同等のパワー、大きく上回るトルクを備えた先進的なディーゼルエンジンだ。

クロスオーバーSUVのスタイルが好きだけど、タウンユースがメインで4WDは必要ない、取り回しの良いSUVが欲しい、という人にはぴったりの1台だろう。

 Q2(初代) ▲インテリアはジェット機のエンジンがモチーフになっているとか

中古車市場には300台弱が流通。その9割がガソリン車で、全体の半数以上が1Lガソリン車だ。年式では2019年式が比較的多めとなっているが、それ以外はデビュー直後から最近まで満遍なく分布している。

中古車平均価格は240万円前後と、現行の欧州SUVとしてはかなりリーズナブル。価格はガソリン車で総額160万円~、ディーゼル車で総額245万円~となっている。

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Q3(2代目)

・生産期間:2020年8月~
・全長:4490~4495mm
・全幅:1840mm
・全高:1610mm

 Q3(2代目) ▲2代目はボディに抑揚が生まれ、より立派に見える

大ヒットした結果、8年以上にわたって生産された初代2020年8月、ついにフルモデルチェンジした。初代Q2がデビューしたことで2代目Q3は全長、全幅、ホイールベースとも初代から拡大され、車内の居住性が大きくアップしている。

欧州製SUVの中ではコンパクトなサイズながらも、フェンダーに深いキャラクターラインを入れてブリスター風処理とするなど、外観は力強さを感じる。同ブランドのフラッグシップであるQ8とも共通するデザインが与えられた。

1.5L ガソリンターボと2LディーゼルターボというパワーユニットのラインナップはQ2後期型と同様だが、Q3では採用される駆動系が異なり、前者がFF、後者がクワトロ(4WD)となる。日本でも扱いやすいサイズで、かつ本格的なSUVが欲しい人にちょうど良いモデルだろう。

 Q3(2代目) ▲自動で駐車してくれる「パークアシスト」など高級な装備も用意

デビューから約4年経過しているが、中古車市場での流通量はやや少なめで80台前後。ガソリン車(FF)が7割、ディーゼル車(4WD)が3割となっている。

価格の一例を挙げると、2021年式・走行距離3.3万kmの「35 TSFI アドバンスト」で総額341.6万円。当時の新車価格よりも140万円以上も安い計算で、かなりオトクだ。

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Q3スポーツバック(初代)

・生産期間:2020年8月~
・全長:4500~4520mm
・全幅:1840mm
・全高:1565mm

 Q3スポーツバック(初代) ▲車高が低くなったことでアスリートのような造形が一層強調された

2代目Q3をベースに、アウディが初めて作ったクーペフォルムのクロスオーバーSUV。ルーフエンドを斜めに傾斜させて落とし、流れるような美しいスタイルにするとともに車高をQ3比で45mmダウンさせている。

基本的なデザイン構成はQ3同様ながらブラックアウトさせたフロントグリル、専用リアバンパーを採用。デザインへのこだわりは高い。また、走りについても重心が下がったことで俊敏なハンドリングが実現されている。

パワーユニットと駆動系はQ3と共通で、1.5L ガソリンターボ車がFF、2Lディーゼルターボ車がクワトロ(4WD)となる。流麗なスタイリングながら、荷室などは十分実用的な410Lのキャパシティを備えているのも特徴だ。

 Q3スポーツバック(初代) ▲インテリアはQ3と共通デザインで、タッチパネル式のMMIナビゲーションなどが採用される

中古車市場流通量は意外にも、2代目Q3より多い120 台。価格帯は新車の価格差を考慮してもやや高めで、中古車平均価格は410万円台となっている。

ただ、2021年式・走行距離2万kmの「35 TSFI アシスタントパッケージ」で総額319.8万円といったお買い得な物件も見つかる。Q3の美点はほぼそのままに、より個性的で美しいSUVを望む人にオススメできる一台だ。

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Q5(2代目)

・生産期間:2017年10月~
・全長:4680mm
・全幅:1900mm
・全高:1665mm

 Q5(2代目) ▲「Sラインパッケージ」などに装備されるマトリクスLEDヘッドライトはオンオフを自動的に切り替え、常時ハイビームを利用できるもの

クロスオーバーSUVの王道を行くミドルクラス(日本ではラージクラス)。引き締まったスタイルゆえ小さめに見えるが、全幅はランドクルーザープラド(4代目)やBMW X3(3代目)を超えている。

初代に対してもボディサイズを拡大しながら、約60kgの軽量化にも成功。大柄のボディを感じさせない機敏なフットワークを見せてくれる。エンジンは当初、2Lガソリンターボのみで、7速DCT(Sトロニック)が組み合わされた。2018年12月の変更で2Lディーゼルターボが追加された。

駆動方式は全車クワトロで、エンジンを縦置きしながら前輪駆動をベースとし、必要に応じて後輪に駆動力を配分、燃費向上のためにリアドライブシャフトを断接する機構も備えたユニークな4WDシステムを採用する。このような凝った駆動系を採用するのはアウディらしいところだ。

 Q5(2代目) ▲スポーティな造形でありつつ、高品位な素材が使われているインテリア

人気モデルだけあって中古車市場での流通量も多めで、中古車平均価格も370万円と割安。年式ではデビュー直後よりもディーゼルが追加された直後の2019年式が多くなっており、エンジン別の分布でもディーゼルが全体のおよそ4割を占めている。

走りや安全装備は一流、SUVとしての使い勝手も優秀なモデルが、中古車市場ではお買い得な状況になっている。2017年のデビューだが、まだまだ新鮮味が感じられるモデルだ。

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Q5スポーツバック(初代)

・生産期間:2021年8月~
・全長:4695mm
・全幅:1900mm
・全高:1660mm

 Q5スポーツバック(初代) ▲スポーティに見えるが、全高はベースとなったQ5とほとんど変わっていない

2代目Q5のデビューから4年後、追加されたクーペスタイルのクロスオーバーSUVがQ5スポーツバックだ。ルーフ後端を斜めにスラントさせただけでなく、フロントグリル、前後バンパーも専用デザインとなっている。ミドルクラスのクーペスタイルだけに、存在感はQシリーズの中でも抜群!

搭載されるエンジンは、ベースとなったQ5のMC後モデルと同じ2Lディーゼルターボで、全車クワトロとなる。なお、ガソリンエンジンは設定されない。

もともとのサイズが大きいため、スポーツバックであっても荷室容量は5人乗車時で510L、後席を折りたたむと1480Lにもなる。流麗なスタイルとSUVらしい実用性を兼ね備えたモデルと言えるだろう。

 Q5スポーツバック(初代) ▲インテリアQ5同様、高級感溢れる仕様だ

かなり個性的なモデルだが、中古車市場には70台近くが存在。中古車平均価格は新車時価格を150万円近く下回る580万円台となっている。

例えば2021年式・走行距離5.1万kmの「40 TDI クワトロ Sライン(新車価格781万円)」が総額445.7万円。Q5スポーツバックは明らかに中古車の割安感が高い。

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A4オールロードクワトロ(2代目)

・生産期間:2016年9月~
・全長:4760mm
・全幅:1845mm
・全高:1490mm

 A4オールロードクワトロ(2代目) ▲エッジの効いたグリル、ホイールなど未来を感じさせるデザインはオールロードクワトロの伝統

アバント(ステーションワゴン)をベースに車高アップし、クロスオーバーSUVに仕上げる“オールロードクワトロ”は、アウディがもともと得意としてきたジャンルだ。現在新車で販売されているオールロードクワトロは、A4をベースとしたモデルのみとなっている。

A4アバントをベースにロードクリアランスを30mm拡大。オーバーフェンダーや専用デザインのフロントグリルなども装着され、SUVらしいたくましさが演出された。

エンジンは最高出力252ps・最大トルク370N・mを発生する2Lガソリンターボを搭載。2020年10月の変更でマイルドハイブリッド化されている。

ベースとなっているのがDセグメントのA4だけに、日本で乗るのにもちょうど良いサイズ感。それでいて荷室の作りはステーションワゴン同様のため、使い勝手が素晴らしく良い。通勤からレジャーまで幅広く活躍してくれるだろう。

 A4オールロードクワトロ(2代目) ▲最大1495Lもの容量をもつ荷室はキャンプなどでも大活躍してくれるはず(写真はA4)

中古車市場に流通している2代目 A4オールロードクワトロは約50台とやや少なめ。だが年式では2023年式がボリュームゾーンとなっており、比較的新しい物件を手に入れやすい状況となっている。

それでいて中古車平均価格は420万円前後とリーズナブル。オールロードクワトロの存在に憧れていた人は今は狙いどきかも。

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Q8(初代)

・生産期間:2019年9月~
・全長:4995mm
・全幅:1995mm
・全高:1705mm

 Q8(初代) ▲フレームに厚みをもたせたフロントグリルが個性的!

Q8はQ7とプラットフォームを同じくするクーペスタイルのSUV、つまりQ7スポーツバックとも言える存在だ。

ルーフラインをなだらかにしただけでなく、大胆なシングルフレームグリルの採用などでQ7とは全く異なるイメージに仕上げているところがお見事。ボディサイズこそ全長、全高で3列シートのQ7をやや下回るが、全幅ではQシリーズの中で最も大きく、価格的にもフラッグシップである。

デビュー時のエンジンラインナップは3L V6ガソリンスーパーチャージャーのみ、と割り切ったもの。Q7と同じく、2023年4月の変更で3L V6ディーゼルターボが追加された。

 Q8(初代) ▲コントロールパネルはスマホ感覚で操作できる

中古車市場には70台弱が流通しており、中古車平均価格は710万円前後とこちらもQシリーズのトップクラス。ただし、2019年式・走行距離4.3万kmの「55 TSFI クワトロ」で総額528.5万円など比較的リーズナブルな物件もある。

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Q7(2代目)

・生産期間:2016年3月~
・全長:5065mm
・全幅:1970mm
・全高:1735mm

 Q7(2代目) ▲奇をてらわず、必要以上に大きく見せないデザインはアウディの魅力

アウディQシリーズの中でも最大のボディを誇る、3列シート・7人乗りのSUV。初代は約10年という長期にわたって生産され、満を持して2016年に2代目が登場した。

初代からボディサイズはわずかに小さくなり、デザインもすっきりとしたシンプルなものに。軽量化も図られ、なんと初代より300kg以上も軽くなった。

搭載されるエンジンは小気味よさが魅力の2Lガソリンターボ(~2020年11月)もしくは圧倒的なパワーを誇る3L V6ガソリンスーパーチャージャー。高速道路でのクルージングからワインディングまで体躯の大きさを感じさせないドライバビリティを提供してくれる。電動格納式3列シートなど装備内容も豪華そのものだ。2023年4月の変更では3L V6ディーゼルターボもエンジンラインナップに加えられた。

 Q7(2代目) ▲液晶パネルを用いたバーチャルコックピットなど先進性と高級感が追求されたインテリア

デビューから8年経過した現在の中古車市場流通台数は110前後。年式では満遍なく分布しており、予算や好みで物件を選びやすい状況となっている。

価格もデビュー直後の年式ではリーズナブルで、例えば2016年式・走行距離4.5万kmの「2.0 TSFI クワトロ」なら総額309.9万円。飽きのこない落ち着いたデザインもQ7の美点だ。

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Q4 e-tron(初代)

・生産期間:2022年1月~
・全長:4590mm
・全幅:1865mm
・全高:1630mm

 Q4 e-tron(初代) ▲ピュアEVであるだけでなく、ちょうど良いサイズ感もQ4 e-tronの魅力

Q4 e-tronはEV専用車種として開発されたQ3とQ5の中間に当たるサイズのクロスオーバーだ。

外観は穴の開いていないフロントグリルなどが特徴となっているものの、ピュアEVであることをことさらに強調せず、あえて他のQシリーズに準じたスタイルとしている。ピュアEVを特別な車として扱わない姿勢の表れだろう。

日本に導入されるモデルは、最高出力204psを発生するモーター一基で後輪を駆動するRWDのみ。あくまで街乗りが前提のクロスオーバーEVという位置づけだ。

 Q4 e-tron(初代) ▲アウディ新世代のデザインコンセプトが採用されたインテリア。シフトセレクターには「P」レンジが存在しない

デビューからまだ2年ほどだが、中古車市場には40台近くの物件が流通している。新車時価格は599万~728万円となっているが、中古なら総額400万円強で狙える物件もある。

アウディの走りをEVでも体験してみたい! という方にはうってつけのモデルだろう。

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Q4スポーツバックe-tron(初代)

・生産期間:2022年1月~
・全長:4590mm
・全幅:1865mm
・全高:1615mm

 Q4スポーツバックe-tron(初代) ▲テールゲートスポイラーが装備され、リアビューもスポーティ

Q4 e-tronのデビューと同時に、クーペスタイルのQ4スポーツバックe-tronも登場した。全高もベース車から15mm下げられ、スポーティさを一層強調したモデルとなっている。

サイドシルをボディと別色にするなど、流麗さの中にSUVらしい力強さ、大容量バッテリーの存在をアピールする演出も。シンプルに美しさを追求したスタイルのとりこになってしまう人は少なくないだろう。

パワーユニットはQ4 e-tron同様、最高出力204psを発生するモーター一基で後輪を駆動するRWDのみとなっている。Q4スポーツバックe-tronの新車価格がQ4 e-tronより20万円ほど高めである理由は、装備が充実した「アドバンスト」以上のグレードしか設定がないためだ。

 Q4スポーツバックe-tron(初代) ▲荷室は車内空間と隔壁のない構造で使いやすい

中古車市場では通常スタイルのQ4 e-tronよりも流通量が若干多い。新車時の価格差、さらに人気の高さを反映してか、中古車平均価格ではQ4 e-tronよりも40万円ほど高い水準となっている。

ただ物件によって価格は様々で、2022年式・走行距離1万kmの「40 アドバンスト 認定中古車」で総額419.5万円という物件も見つかる。

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e-tronスポーツバック(初代)

・生産期間:2020年9月~
・全長:4915mm
・全幅:1935mm
・全高:1620mm

 e-tronスポーツバック(初代) ▲Qシリーズを思わせる八角形のフロントグリルが採用された

外観は今流行りの、クーペにかなり近いクロスオーバーSUVスタイル。e-tronスポーツバックは日本初導入となったアウディのピュアEVだ。

パワートレインは、前輪、後輪をそれぞれ駆動する2基のモーターを搭載。通常はリアモーターのみで走行し、路面状況やダイナミクスを検知しながら必要に応じてフロントモーターも駆動する。

システム最高出力は300kWとパワフル。一充電あたりの航続可能距離はWLTCモードで405kmを実現した。これだけ航続距離が長ければ、ガソリン車などとほとんど同じように使うことができるだろう。なお、2022年11月の変更でフェイスリフトを受けるとともに車名が「Q8 スポーツバック e-tron」に変更された。

 e-tronスポーツバック(初代) ▲インテリアはスイッチ類を最小限にしつつ、一般的なガソリン車などから乗り替えても操作性に違和感を感じないレイアウトとしている

新車時価格1105万円~という紛れもない高級EVだが、中古車市場には総額400万円台から狙える物件が少なくない。圧倒的なパワーと運動性能を誇るEVがこの価格で手に入るなんて驚きだ。

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アウディのSUV中古車人気ランキングTOP5

最後にカーセンサーnetにおけるアウディSUV人気ランキング最新TOP5を紹介!

 Q2(初代)
順位 メーカー 車種 世代
1位 アウディ Q2 初代
2位 アウディ Q5 2代目
3位 アウディ Q3 初代
4位 アウディ Q7 2代目
5位 アウディ Q3スポーツバック 初代
順位 メーカー 車種 世代
1位 アウディ Q2 初代
2位 アウディ Q5 2代目
3位 アウディ Q3 初代
4位 アウディ Q7 2代目
5位 アウディ Q3スポーツバック 初代

※記事内の情報は2024年6月20日時点のものです。
 

文/田端邦彦 写真/アウディ、茂呂幸正
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなどさまざまなジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。