RX ▲スピンドルグリル採用の初代レクサス RXの後期型がお求めやすい価格になってまいりました!

海外でも圧倒的な人気を誇るレクサスの高級クロスオーバーSUVが買いやすい価格帯に!

いまだに衰えることを知らないクロスオーバーSUV人気。中でも高級感を兼ね備えたモデルはシーンを問わずマルチに使うことができるため安定した人気を誇っています。

そんな高級クロスオーバーSUVの代表格とも言えるのが、レクサスの大型クロスオーバーSUVであるRXでしょう。日本でレクサスブランドが展開される以前の1998年から存在していたRXは、2009年1月に登場した通算3代目モデルから日本でも販売をスタートしており、日本はもとより海外、特に北米地域で高い人気を誇る1台となっているのです。

ちなみに、RXの初代~2代目モデルは日本ではハリアー(初代~2代目)として販売されており、3代目モデルからはRXとハリアーは全く別モデルとして開発・生産がなされています。

レクサス RXについては新型が2022年の秋にも日本で登場するといわれていますが、今回チェックするのは日本で初めて販売がスタートした3代目モデル(以下便宜上初代RXと表記)です。

登場からある程度時間が経過したことで比較的買いやすい価格帯となってきた初代RXではありますが、2012年4月に実施されたマイナーチェンジで現在のレクサスにも採用されているスピンドルグリルを採用したエクステリアに改められており、後期型はまだまだハードルの高い価格帯と思われているかもしれません。

しかし、そんな初代RXの後期型もなんと総額200万円台前半で狙うことができる価格帯にまでなってきているのです。

そんなスピンドルグリルを採用した初代RX後期型の概要を振り返りつつ、どんな物件が狙えるのか、さっそく見ていきましょう。
 

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レクサス RX(初代・後期型)×全国
 

モデル概要:そもそも初代レクサス RXの後期型ってどんな車?

2009年1月に登場した初代レクサス RX。2012年4月のマイナーチェンジで現在販売されているレクサスのモデルにも導入されているスピンドルグリルをもったエクステリアとなったのが大きな特徴です。
 

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RX ▲上が前期型で下が後期型。スピンドルグリルの採用はもちろんヘッドライトなどにも手が加えられている

パワートレインは前期型同様にV型6気筒3.5Lエンジンを搭載する「RX350」系と直列4気筒2.7+エンジンを搭載する「RX270」系が用意され(ハイブリッド仕様の「RX450h」も存在しますが、本稿はガソリンモデルを紹介するため割愛)、トランスミッションは全車6速AT。駆動方式は前輪駆動が基本で3.5Lモデルには4WD仕様も設定されています。
 

RX ▲RX350に搭載されているエンジン

装備面ではもともと充実した装備をもったモデルではありましたが、新たにパワーバックドアや後席サイドエアバッグを全グレードに標準装備。また、ナビゲーションシステムも一新され、いわゆる第2世代へと進化しています。
 

RX ▲こちらは後期型「バージョンL」の運転席まわり

グレード体系はベースグレード、充実装備の「バージョンS(3.5Lモデルのみ)」、上級仕様の「バージョンL」が用意され、3.5LのバージョンLにはエアサスペンション仕様も設定されていました。また、後期型には新たにスポーティ仕様の「Fスポーツ」が3.5Lモデルの4WD車に追加設定されています。

このFスポーツでは専用意匠のエアロパーツやアルミホイールの他、シート表皮やステアリングホイールなども専用のものを装着。さらに、専用チューニングのサスペンションやパフォーマンスダンパーがプラスされるものとなっていました。

それでは次項以降は200万円台でどんなものが狙えるのか詳しく見ていきましょう。
 

RX ▲こちらがF スポーツです
 

相場解説1:200万円台「前半」で上級仕様のRX270やバージョンLも狙える!

支払総額200万円台前半で狙うことができる後期型の初代RXと聞くと、結構くたびれた物件が中心になるというイメージがあるかもしれません。

しかし実際にチェックしてみると、この価格帯でも走行距離10万kmの物件が中心となっており、そこまでくたびれた物件は少ないというのが実際のところ。ここで予算を250万円に近づけることができれば、走行距離5万km未満の物件も夢ではありません。

グレード的にはRX270系が中心となりますが、排気量が控えめで自動車税などの面でも有利な2.7Lモデルが人気の中心となっているという側面もあり、総額250万円に近い物件では上級仕様のRX270 バージョンLも十分に狙うことができる状態となっています。
 

RX

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レクサス RX(初代・後期型)×総額250万円以下×全国
 

相場解説2:200万円台「後半」だとRX350 Fスポーツも狙える!

一方、高額なモデルについてですが、現在掲載されている初代RXの後期型はほとんどが総額300万円以内で狙うことができるものとなっており、高いものでも総額300万円を若干超えるくらいというのが実情です。

そのため、250万~300万円の予算を用意することができれば、RX270 バージョンLの高年式低走行、かつ人気のサンルーフ付きなども十分射程圏内ですし、後期型で新たに追加されたRX350 Fスポーツも狙うことができる予算となります(ただし、Fスポーツ自体がやや希少)。

中にはディーラー系中古車店で走行距離6000kmのFスポーツという極上車も総額310万円ほどで掲載されていたりもしたので、根気よく探せば思わぬ掘り出し物に巡り合うことも夢ではないかもしれません。
 

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レクサス RX(初代・後期型)×総額250万円以上300万円未満×全国
 

相場解説3:総額200万円以下の物件は多走行ではあるがそれでもOKな人なら可

予想以上に買いやすい価格帯となっていた初代RXの後期型。では、思い切って総額200万円を切るような物件を狙おうとしたらどんなものが中心となるのか、チェックしてみました。

すると、確かに走行距離10万kmオーバーであったり、修復歴アリの物件も確かに存在してはいますが、最も多走行な物件でも12万km台と十分許容範囲で、修復歴アリの物件も3台のみと拍子抜けしてしまうほど。

さすがにグレードはベースグレードの物件が中心とはなりますが、走行距離も6万~7万km前後の物件も複数存在しており、最安値の総額148.7万円(12.6万km修復歴なし)の物件はディーラー系中古車店のもので、上級グレードにこだわりがなければ全くもって問題ない範囲と言えそうです。
 

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レクサス RX(初代・後期型)×総額200万円以下×全国

今回は、レクサスの高級クロスオーバーSUV、初代RXの後期型にスポットを当ててチェックしてみましたが、スピンドルグリルを採用して古さを感じさせないルックスをもちながら予想以上に買いやすい価格帯となっていました。

もちろんレクサスブランドの車両ですから、今乗っても充実した装備や仕立ての良さは折り紙付き。そう考えると中古車で狙うには非常にコストパフォーマンスに優れた1台と言えます。
 

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レクサス RX(初代・後期型)×全国
文/小鮒康一 写真/奥隅圭之、レクサス
小鮒康一(こぶなこういち)

自動車ライター

小鮒康一(フナタン)

スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車のリーフを買ってしまう暴挙に出る。現在はリーフを手放し3代目インサイトをメインに、NA、NB2台のロードスターや初代パルサー、S660に17系クラウンなど雑多な車種を所有中。