ダイハツ ミライース▲高い燃費性能で人気を誇った軽セダン。新骨格によって軽量化も実現した

軽自動車の本質を追究した第3のエコカー

従来の車作りの技術をとことんブラッシュアップし、ガソリン車ながらJC08モード燃費で30km/Lオーバーの低燃費(2WD)を実現した初代ミライース。

また、手頃な価格で手に入る軽自動車本来の魅力を追求すべく、車両本体価格100万円以下のグレードを設定。低燃費と低価格を高い次元で両立することで、ハイブリッド車とEVに続く第3のエコカーというジャンルを切り開いたモデルだ。

2017年5月に登場したシリーズ2代目となる現行型は、初代の特徴だった低価格路線を踏襲しつつ、燃費性能をグレードアップ。

エンジン自体は従来のものをキャリーオーバーしているが、各種パーツに改良を施したり、車両重量を最大で80kgも軽量化したりすることで、最高35.2km/L(JC08モード)の低燃費を達成している。
 

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ダイハツ ミライース(現行型)×全国

低価格と低予算に安全性が加わった現行型

さらに、昨今ニーズが高まっている安全装備でも、歩行者対応の衝突回被害軽減ブレーキやオートハイビーム機能を備えた安全支援システム「スマートアシストⅢ」を採用。

軽自動車の本質である低価格、低燃費に、最新基準の安全性が加わったことで、第3のエコカーとしての存在感がより一層強化されている。
 

ダイハツ ミライース

物件の延べ掲載台数を表したグラフからもわかるとおり、小幅な増減はあるが直近1年はおおむね豊富な在庫を保った状態が続いている。

供給量は高い水準で安定しているが、相場の下落はゆるやかだ。平均価格は80万円前半まで下がっており、80万円を下回るのも時間の問題だろう。
 

流通量をグレード別に見てみると、2WD車で35.2km/Lを実現する低燃費グレードのL系が流通量全体の5割を越えて最も多い。それに中間グレードのX系、最上級グレードのG系が続く。

なお、流通量全体の90%以上が先進の安全システム「スマートアシストⅢ」採用物件となっており、安全性を重視した現行型の特徴を物語っている。
 

オーディオやナビ付きならお得感アップ
L SAⅢ×車両本体価格80万円以下

現行型の特徴となる高い燃費性能と安全性を備えたモデルを低予算で狙うなら、L SAⅢがオススメだ。

初期モデルとなる2017年式が中心となるが、中古車平均価格より少し安い、車両本体価格80万円以下で、修復歴がなく走行距離も3万km以下の物件が射程圏内に入ってくる。

シンプル装備で新車時価格を抑えたグレードではあるが、80万円前後の価格帯にはオプションのオーディオやナビを装着した物件も比較的多いので、装備までこだわってチェックすべし。
 

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ダイハツ ミライース(現行型)×走行距離3万km以下×修復歴なし×L SAⅢ ×車両本体価格80万円以下 ×全国
ダイハツ ミライース▲低価格でもしっかりとした装備を手に入れたい人にオススメだ

安全性と安心感を手に入れる
X リミテッド SAⅢ×車両本体価格90万円以下

もし、平均価格よりも少し高めでも、車両本体価格90万円程度までアップできるなら、2018年8月に設定された限定車X リミテッドSAⅢにも注目。

電動格納式のドアミラーをはじめ人気装備を充実させた中間グレードのX SAⅢをベースに、4ヵ所のカメラにより車両の前後左右を移すことで上から見下ろしたような映像をナビ画面に映し出す「パノラマモニター」が標準化されているのが魅力。

「スマートアシストⅢ」の安全性に安心感がプラスされているうえに、燃費も2WD車なら34.2km/L(JC08モード)と良好なため、非常に魅力的なターゲットと言えるだろう。
 

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ダイハツ ミライース(現行型)×X リミテッド SAⅢ ×車両本体価格90万円以下 ×全国
ダイハツ ミライース▲運転時に車線を逸脱しそうになると合図をしてくれるなど、運転に不安がある人にも安心の機能が満載

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ダイハツ ミライース(現行型)×全国

※記事内の情報は2021年9月24日時点のものです。
 

文/中野剛、写真/奥隅圭之、ダイハツ