新車時の半額以下から狙える! アウディ RSシリーズのアバントモデルは旧型でも超一級品の性能だ
2021/04/17
▲ステーションワゴンの姿をしたスーパースポーツカー、RS6アバント。走行特性を変えられる「アウディドライブセレクト」はコンフォート/自動/ダイナミックモードと、個別設定のみ。ノーマルのアウディ車に用意されているエフィシェント(エコ)モードはないステーションワゴンこそ、RS(レーシングスポーツ)の直系モデル
BMWのMモデルやメルセデス・ベンツのAMGと並ぶスポーツカーといえば、アウディのRS(レーシングスポーツ)シリーズだ。
開発しているのは、アウディのモータースポーツブランドを手がけるアウディスポーツGmbH。その前身となるクワトロGmbH時代の1994年に誕生した「RS2アバント」から、RSシリーズが始まった。
RS2アバントはポルシェとともに開発したスペシャルモデルで、当時のアウディ 80アバントに直列5気筒の2.2Lターボを搭載していた。もちろん、4WDシステム“クワトロ"を搭載。
つまり、RSシリーズの歴史はステーションワゴンから始まったのだ。ステーションワゴンに快速モデルが用意されたのは、アウトバーンをバビューンと走る必要のあるビジネスマン需要があったのかもしれない。
ともあれ、RSといえばステーションワゴンであり、そんなビジネスエクスプレスワゴンが旧型なら新車時の半額以下で狙えるようになってきた。
旧型といえども、性能はまだまだ超一級品だ! さっそく見ていこう。
4.2L自然吸気V8エンジンを搭載するRS2アバントの後継車
アウディ RS4アバント(旧型・3代目)
▲S4アバントよりも幅広なタイヤを収めるため、大きく張り出したブリスターフェンダーが備わり、全幅は1850mmに。つや消しアルミニウム仕上げのフレームやハニカムメッシュのシングルフレームグリル、大型エアインテーク付きのフロントバンパーなど専用品が装備された
▲ステーションワゴンとしてちゃんと使えるのがRS4アバントの魅力のひとつ。ラゲージ容量は通常で490L、後席を倒せば最大1430Lにまで拡大できる。また、ルーフレールも備わる他、オートマチックテールゲート機能がオプションで用意されていた
▲ステアリングホイールはRS4のロゴ入りでフラットボトム形状の本革巻き3スポークタイプ。マルチファンクション&パドルシフトが備わる。シフトレバーはRSモデル専用品旧型となる3代目RS4アバントは、2013年4月に日本へ導入された。ベースとなるA4アバントは2008年に、そのスポーティモデルであるS4アバントは2009年にデビューしているので、満を持しての登場となった。
アウディ 80の後継モデルがA4ゆえ、RS2アバントの直系後継車と言えるだろう。
搭載されたエンジンは最高出力450ps/最大トルク430N・mを発揮する4.2LのV8自然吸気エンジン。これに、7速Sトロニック(デュアルクラッチ式2ペダルMT)が組み合わされ、0-100km/h加速は4.7秒、250km/hでリミッターが作動する。
比較のために、3Lスーパーチャージャー付きV8エンジンを搭載するS4アバントを見ると、最高出力は333ps、最大トルクは440N・m。これでも十分パワフルだ。RS4は最大トルクこそS4アバントにわずかに譲るが最高出力では凌駕する点を見ると、スポーツどころかレーシングスペックといえる。
当然ながらクワトロが前後の駆動力を適宜最適化してくれるだけでなく、S4アバント同様、リアスポーツディファレンシャルを備え、走行状況に応じて後輪の左右に駆動力を振り分けてくれる。
サスペンションはRS4専用とし、18インチを履くS4よりも大きな20インチのアルミホイールに265/30タイヤを履く。
デビューが遅かったためだろう、4代目にフルモデルチェンジするまで大きな変更は行われなかったが、2014年11月に17台限定の特別仕様車「ノガロセレクション」が発売された。
RS2をオマージュするノガロブルーが施され、インテリアにもブルーが印象的に配され、スピードリミッターも280km/hにまで高められている。
RS4アバントの新車時価格は1195万円。原稿執筆時点でわずか4台しか見つからなかったが、うち3台が新車時のほぼ半額以下となる600万円未満という状況だ。
▼検索条件
アウディ RS4アバント(3代目)×本体価格600万円以下×全国4LのV8ツインターボ搭載で、0-100km/h加速はわずか3.9秒!
アウディ RS6アバント(旧型・3代目)
▲大きく張り出したブリスターフェンダーを備え、全幅は1935mmとS6アバントより60mmも広げられている。もちろん、専用エアロパーツなどを装備。20インチのアルミホイールに275/35のタイヤが組み合わされる
▲ラゲージ容量は通常で565L、後席を倒すと1680Lにまで拡大できる。ラゲージ側から後席を畳めるレバーが備わる他、リアバンパー下で足を振るとテールゲートが開く機能が標準装備された
▲カーボン加飾がたっぷり奢られたインテリア。ステアリングはRS6と入ったフラットボトム形状の本革巻き3スポークタイプ旧型となる3代目RS6アバントは2013年10月に発表され、2014年1月から販売が始まった。RS6には従来セダンもあったが、このモデルからステーションワゴンのみとなっている。
その代わりにということなのか、この3代目RS6アバントと同時に、ハッチバックのRS7が新たにRSシリーズに加えられた。
RS6アバントが搭載したのは最高出力560ps、最大トルク700N・mを発揮する4LのV8ツインターボエンジン。これに組み合わされるのは8速ATだ。
参考までに、S6アバントは420ps/最大トルク550N・mの4LのV8ターボで7速Sトロニック(デュアルクラッチ式2ペダルMT)が組み合わされている。
0-100km/h加速はわずか3.9秒と、もはやスーパースポーツカー。アルミとスチールによる軽量高剛性ボディによって2代目より約100kg軽量化が図られ、定速走行時に4つのシリンダーを休止するなど低燃費化技術も備えたことで、JC08モード燃費は10.4km/L。これは、同時期のS6アバントの9.6km/Lよりもいい数値だ。
RS4アバント同様、前後だけでなく、リアスポーツディファレンシャルによって後輪の左右にも駆動力を振り分けてくれるから、500ps越えのモンスターマシンでもコーナリングが力強くてスムーズだ。
デビュー時の車両本体価格は1520万円。原稿執筆時点で28台見つかり、うち10台が新車時の半額にあたる750万円未満だ。走行距離も5万km前後で探すことができる。
▼検索条件
アウディ RS6アバント(3代目)×本体価格750万円以下×全国
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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