乗れば癒されるユルッフワなアメ車、100万円以下でどうですか?
2018/03/20
![▲今やアメ車は、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットでテスト走行するなどして、ドイツ車にも劣らぬガシッとしたボディを手に入れるようになったが、2000年代までのモデルはまだ大らかな乗り心地だ](http://wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_63140/0221american_001.jpg)
追い越されても「お先にどうぞ」と思える2000年代のアメリカ車
ここ数年、90年代がちょっとしたブームだ。ファッションではアメカジが再注目されているが、アメ車はなかなか光が当たらないようだ。
流行とは無縁そうなアメ車だけど、90年代のモデルは結構人気がある。
例えば……マツダ系ディーラー(オートラマ)がフォード車を販売したり、ヤナセがキャデラックを、ホンダがジープチェロキーを、三井物産オートモーティブがシボレーアストロのカスタマイズカーを販売していたくらいだ。
2018年も、このままブームが来ずに終わるかもしれないアメ車。しかし、別の見方をすればこれってチャンスだ。
例えば、同時期のR32型の日産 スカイラインGT-Rが超高騰しているのに対し、中古のアメ車を見ると、とってもお買い得だ。
といっても20年以上も前のアメ車はちょっと……という人も多いだろう。だからボクは2000年代のフワフワ・ユルユルなアメ車らしい乗り味が残っている3台をオススメする。しかも総額100万円以下で十分狙えるモデルたちだ。
エクスプローラーとグランドチェロキーはトラックと同じ構造で、高速道路では追い越し車線をすっ飛ばすなんてことはせず、つい走行車線できっちり速度制限内にクルーズコントロールをセットして、ユルユル流したくなる。
DTSは今のキャデラックとは違い、ニュルブルクリンクサーキットでタイムを計ったりなんかしなかった。むしろ大統領を筆頭としたエスタブリッシュメントに車内でいかにくつろいでもらうかに力を注いだかのような、フワッフワの乗り心地だ。
この頃までのアメリカ車は「目くじらを立てない暮らし」にピッタリだ。「ソファにドカーッと座ってクリスピーをほおばりながらテレビでアメフトを観戦する」そのままで移動できたら最高じゃーん、って考えで出来ているんじゃないかとすら思う。
だからストレスMAXな現代において、アメ車ブームが再燃しないのが個人的には不思議だけれど、まあ気づいた人からどうぞ……って、オススメの仕方もユルいが。
![【フォード エクスプローラー(3代目)】長年アメリカ市場でベストセラーを維持していたSUV。3列シートを備えた7名(一部6名)乗ることができる。モノコック構造(※1)より仕組みがシンプルな、ラダーフレーム構造(※2)を採用。エンジンは4LのV6と4.6LのV8がある。状況に応じて自動で前後の駆動配分を最適化する4WDを装備。中古車の台数が多く選びやすい](http://wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_63140/0221american_002.jpg)
![【キャデラック DTS(初代)】キャデラックの最上級モデル、ドゥビルのマイナーチェンジで名称がDTSになった。アメリカのブッシュ元大統領の専用車両のベース車。4.6LのV8エンジンを搭載する。本革や本目パネルによる豪華なインテリアと、たっぷたぷな乗り心地が魅力。湾岸戦争時の技術を応用した民生用「ナイトビジョン(赤外線暗視システム)」を装備](http://wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_63140/0221american_003.jpg)
![【ジープ グランドチェロキー(2代目)】ジープの最上級モデル。エクスプローラー同様、ラダーフレーム構造(※2)が採用されている。4Lの直6と4.7LのV8エンジンがあり、一部グレード(リミテッドV8)には一輪でも地面に接していれば走行できるという「クォドラドライブ4WD」を装備。総額100万円以下で走行距離5万km前後が十分見つけられる](http://wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_63140/0221american_0041.jpg)
※1:フレームと外板ボディを一体化し、全体で剛性を保つ構造。現在の乗用車はほとんどモノコック構造
※2:ハシゴ状の骨組みにボディを載せる構造。トラックに多く見られる
▼検索条件
フォード エクスプローラー(3代目)/キャデラック DTS(初代)/ジープ グランドチェロキー(2代目)×総額100万円以下×総額表示あり×修復歴なしこの記事で紹介している物件
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