ボルボ V60/S60/XC60がお手頃に!その理由とは?
2014/11/17
総額200万円台で人気のスウェディッシュモデルを手に入れるチャンス
ステーションワゴンであるボルボ V60の前期モデル。グレードやオプションパッケージにもよりますが予算感は総額250万円前後です
V60のセダン版であるS60の前期モデル。セダンといってもボディはクーペ寄りでスタイリッシュ。予算感は総額250万円前後
V60およびS60の隠れた美点がこのフロントシート。オシャレなだけでなく、その座り心地はまさに絶品。写真はV60のフロントシートです
コンパクト・プレミアム・クロスオーバーのXC60。エンジンは3L 直6+ターボで、「シティ・セーフティ」を標準装備しています
1年ちょっとの間で3回もマイナーチェンジ
何かと足元が悪いこれからの時期、しっかり走れてしっかり積める車があると便利です。それに加えて「イメージ」や「見栄え」も良く、「お買い得」であれば言うことなしです。そんな、ある意味、理想的な車が、実はあるんです。それは、ここ最近のトリプルマイナーチェンジの影響でお手頃になったボルボ V60とS60、XC60です。
トリプルマイナーチェンジというのは編集部の勝手な造語ですが、要するにここ1年ちょっとという短い期間で、立て続けに行われた合計3回のマイナーチェンジのこと。そしてその結果、それ以前のモデルの中古車相場がグッと下がっているんです。
今年9月下旬頃から前期型の相場に変化が
トリプルマイナーチェンジの始まりは2013年8月でした。内外装をブラッシュアップするとともに、ボルボ自慢のヒューマン・セーフティ(ミリ波レーダーとカメラで歩行者を検知する技術)とシティ・セーフティ(赤外線レーダーで前方車両への追突を回避・軽減する技術)を強化しました。
その半年後の2014年2月には、いきなり新世代ドライブトレイン「DRIVE-E」が導入されました。DRIVE-Eとは、自社開発の2L4気筒直噴ターボエンジンと8速ATのこと。これによって、走りがさらに力強く滑らかになり、燃費性能が向上しています。
車にとって肝心かなめのエンジンが新型に変更されたのですから「これでしばらく変更はないかな?」と思っていたら、今年10月、今テレビでもCMが流れている「IntelliSafe10」が全車に標準装備されました。IntelliSafe10は、それまでオプション設定だった「セーフティ・パッケージ」にリアビューカメラを加えた10種類の安全装備・運転支援機能のパッケージです。
これだけの変更が短期間に加わると、それ以前のモデルの中古車相場が下がるのが世の常。実際、2011年から2013年8月までの前期型V60の相場は、9月末または10月初旬頃からガクッと下がっています。
具体的には、装着しているオプションパッケージにより価格はかなり違いますが、支払総額230万~290万円ほどで走行距離が短いカーセンサーアフター保証対象車を探すことができます。S60もこれにほぼ準ずる状況。ただ、XC60の流通量は少なめです。
「価格差>性能差」で、かなりお得かと!
「2013年8月以前のモデルが安くなったのはわかったけど、やっぱり最新型の方が良いんじゃないの?」という声もあるでしょう。それはそのとおりで、パワートレイン(エンジンとAT)も安全装備も、最新に近づけば近づくほど充実しています。
しかし当然ですが、それらはまだ高値です。例えば新車の場合、V60 T4 R-DESIGNの車両本体価格が515万円。標準装備となったIntelliSafe10はここに含まれますが、諸費用とその他のオプション装備を合わせると総額はおおむね570万円ほどになるでしょう。中古車でも、2014年式のV60 T4 R-DESIGNは総額440万~460万円ほどになる場合が多いはず。
それに対して、ここで提案している2013年8月までのモデルであれば前述のとおり支払総額200万円台で、低走行物件が狙えます。最新型と比べるとパワートレインと安全装備の差は確かにありますが、価格差ほどの機能的な差はないと思います。前期型のV60/S60/XC60だって十分安全で、十分よく走る車ですよ。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額300万円を超える場合があります