レクサスとトヨタが教えてくれた高級×ハイブリッドという新方式
カテゴリー: 特選車
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2014/11/10
日本が誇る「新しい最高級」を味わってみてはいかが?
LSハイブリッドにはブルーを帯びた専用のエンブレムが。左右ドア下にも「Hybrid」の文字が与えられ「ハイブリッド」であることが強調されています
室内高こそミニバンにはかないませんが室内はとても広々。Lフィネスというコンセプトに基づいたインテリアデザインは高級感たっぷりです
ヴェルファイアハイブリッドのリアはアルファードハイブリッド同様、ブレーキレンズにクリアタイプが採用され、より存在感が高まっています
アルファードハイブリッドのインパネ。ヴェルファイアハイブリッドと同様、タコメーターの代わりにハイブリッドシステムの“仕事”を表示します
今回のテーマは「高級車」です
高効率、エコという言葉が流行って久しいですが、今も昔も高級車は人を惹きつけてやみません。広い居住空間がもたらす快適性、大きなボディサイズが演出する風格や威厳と乗り心地。そこには普遍的な魅力があります。
しかし、時代の流れや技術の革新とともに「高級車」も姿を変えました。レクサスとトヨタの高級ハイブリッドモデルは、その代表格でしょう。ハイブリッドという新たな動力源を搭載したことで、エコなうえに高級車には必須な静粛性もさらに進化しました。
というわけで、今回注目したのはレクサス LSハイブリッド(現行型)とトヨタ アルファード/ヴェルファイアハイブリッド(現行型)。総額400万円以下のカーセンサーアフター保証対象車を紹介します。価格を見て「自分には関係ないな」と思わないでください。200万円台半ばの物件もチラホラございます。
「王道な高級車」と「新時代の高級車」
2007年に投入されたレクサス LSハイブリッド。LS460が搭載する4.6L V8エンジンを5Lまで拡大し、当時のレクサスが誇る強力な電気モーターと組み合わせています。「6L車のパフォーマンス、3L車の燃費」がウリで、新車時価格は970万~1510万円とかつてない日本車の到来を予感させてくれました。
2012年に大胆に内外装が変更されていますが、いまだに現行型です。さすがに総額300万円以下となると走行距離は10万km超のものが多いですが、アフター保証を付ければ安心でしょう。
アルファード/ヴェルファイアを「高級車」と言うとしっくりこない方もいるかもしれません。しかし、日本のフルサイズミニバンは今や高級車市場を席巻しています。堂々としたスタイルや広い室内、飛行機のビジネスクラスのようなシートなど、快適性は「日本発の新しい高級車」と言えると思います。
そんなアルファード/ヴェルファイアハイブリッドには、2.4L 4気筒エンジンがフロントを駆動し、電気モーターがリアを駆動させる4WD(E-Four)が採用されています。車重が2tオーバーなことをみじんも感じさせない走りでありながら、10・15モード燃費は19km/L以上。ミニバンとして驚きの低燃費を実現しました。
ファミリーユースはもちろん、どんなシーンでも活躍してくれるのが両モデルの魅力でしょう。ヘアドライヤーや電子レンジも使える外部電源を備え、キャンピングカーや「オフィス」代わりに使うこともできるほど便利です。
LSハイブリッドなら280万円台から狙える
中古車市場の動きは三車三様です。LSハイブリッドの平均車両価格は約462万円で、相場は高値安定です(2014年11月5日現在)。しかし、最初期モデルの平均車両価格は約370万円。実際、総額280万円台の物件も見つかりました。
アルファードハイブリッドは直近3ヵ月で約465万円から約425万円へと平均車両価格が約40万円も値落ち。対するヴェルファイアハイブリッドの平均車両価格は425万円で横ばいでした。アフター保証対象車の場合は350万円台から狙うことができます。
LSハイブリッドの割安感が高いのは法人需要の多さが関係しているようです。つまり、新車購入層が多く、中古車で購入する方は思ったより多くないのでしょう。
アルファード/ヴェルファイアハイブリッドは中古車でも需要が高く、現状ではオトクさをさほど強く感じさせません。ただ、今年11月でデビュー3年目を迎えるので、初回車検を前にした格安物件が現れる可能性があります。今のうちからチェックしておくと良いでしょう。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額400万円を超える場合があります