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決定!!中古車世界遺産【トヨタ編】
決定!!中古車世界遺産【トヨタ編】
2007/11/20
日本全国で販売されている約15万台の中古車情報を掲載しているカーセンサーnet
そこでの掲載台数が100台を切り、絶滅へのカウントダウンが始まった過去の車たち
優れたデザインや機構など乗っておいて損はない!いや乗っておくと末代まで自慢できる?! という目線で
国沢光宏氏と渡辺敏史氏の2人の評論家が緊急会議を開き、中古車世界遺産を決定した
危機遺産や文化遺産だけでなく、これは…という負の遺産?まで徹底討論を重ねた
今こそ買っておくべき、あの頃の名車・迷車たちを公開 |
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ガルウイングやアクティブサスはぜひとも体験すべき装備 |
編集部(以下編):今回は中古車の販売台数が全国で100台を切って、そろそろ乗っておかないとヤバイかも、もしくはこれは乗っておくべき!
と思える中古車世界遺産を決めてもらおうと思っております。早速ですが、メーカー順に見ていきます。まずトヨタではどうでしょう。
渡辺敏史(以下W):初代セルシオ(1)がもう、100台以下なんてちょっと驚いちゃいましたね。いっぱいありそうなのに。意外だなぁ。
国沢光宏(以下K):でも後世には残らないな。トヨタファンなら良いと思うけど。最新モデルが最良という雰囲気があるからね。
W:確かに微妙ですよね。S126のSクラスみたいに、これが最後のベンツ!みたいな感じがないですから。だったら僕はオリジン(2)のほうをちょっと推しちゃうな。リアの手で磨いたスタイルとか、鉄板を見ているだけでもイイかなと思えるじゃないですか。
K:なら、オレはセラ(3)だな。何と言ってもスーパーカーの象徴だったガルウイングを地に落とした功績は素晴らしい。ガルウイングなんてもう出ないだろうしね。
W:マツダのAZ-1(4)が出るまでガルウイングのボトムでしたからね。カウンタックかセラかみたいな。
K:でも、セラが登場したときに結構イイよって人に勧めたんだよね。これまで自分が勧めた車で売れなかったのはこのセラとキャパの2台。その責任もあるからね。一度は乗っておかないとと思っているんだよ。
W:僕はMR-S(5)を推したい。ロータスエリーゼが860㎏なのに、1t弱という軽さはすごく魅力があります。
K:そうだね。まだ比較的新しいから相場は高いけど、乗っておくべき車だね。あと、70スープラ(6)はよくあるなーって感じ。
W:今、トヨタ2000GTのオーナーがスープラの7MGをスワップして載せているらしいですよ。世の中の2000GTの何台かは3000GTになっているみたい。
K:JZだったら80のほうがいいし、3Lの7Mエンジン限定で推薦したいな。
W:2000GTの血を継いだ最後の車みたいな感じもしますからね。ところで最終のセリカもデザイン的には残りそう。
K:それなら一世代前の丸目のコンバーチブル(7)とかGT-FOURのほうがいいんじゃない。コンバーチブルとかオシャレだし。手頃な価格にも惹かれるな。
編:ほかにはWiLLシリーズやbBオープンデッキなんかもだいぶ少なくなってますが。
K:これは負の遺産だな(きっぱり)。
W:受け狙いでヴェロッサ(8)とWiLL Vi(9)を車庫に2台並べてみたいですね。1週間限定で。相当ウケルと思うな。 |
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国沢光宏氏 |
渡辺敏史氏 |
収入の大半を車とスキーに使ってしまう自動車評論家。プリウスをはじめ、現在所有車は多数。意外だが、車選びは王道的な傾向 |
業界でも指折りのカーセンサーフリークの自動車ライター。ビートなどを経て、現在の愛車はルポGTi。やや曲者を選ぶ傾向がある |
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Report/編集部 |
※この記事は、カーセンサー関東版22号(2007年11月1日発売)の特集をWEB用に再構成したものです |
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