調査報告書 2012年1月
File No.113

トヨタ クラウン

※2012年1月19日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ クラウン予想イラスト|ニューモデル速報
トヨタ クラウン 現行モデル|ニューモデル速報レクサスGS 次期モデル|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

トップ・オブ・トヨタ、登場まであと1年

トヨタ店の看板車種といえば、やはりクラウンであろう。初代モデルの登場は1955年、56年の歴史をもつ伝統のモデルだ。1年後の2013年1月デビューとうわさされる次期型=14代目クラウンは、どのような展開を見せるのだろうか。

現行モデル(S200系・写真右上)は、先代(S180系)のキープコンセプトで登場したことで、真新しさに欠けていた。そこで、次期型はデザインを大幅にイメージチェンジ、メカニズムも大々的に刷新されるようだ。

デザイン面では、クラウンの顔ともいえるメッキグリルの王冠マークはそのままに、グリルのサイズが大幅に拡大される模様。予想イラスト(写真左)では、アウディのシングルフレームグリルのようなデザインに見える。また、これまで以上に、ラグジュアリーなロイヤル系とスポーティなアスリート系の違いが強調されるという情報もささやかれている。

メカニズム面ではハイブリッドの刷新がトピックだ。現行モデルのハイブリッドは、ロイヤル系との価格差を補うほどの質感を得られず、苦戦を強いられている。そこで、次期型は搭載エンジンを3.5L V6から2.5L直4へと変更。燃費性能をJC08モードで現行の14.0km/Lから21.0km/Lへと大幅な向上を図ることで、エコ志向の強いモデルへと軌道修正される。

この2.5L直4ハイブリッドは、世代交代で姿を消す3L V6モデルの後継も兼ねる。現行モデルで最も販売構成比の高い2.5L V6ガソリンは走行フィールと燃費の両方に磨きがかけられる模様。なお、クラウンとコンポーネンツを共有してきたレクサスGSだが、次期型(写真右下)は専用パーツの使用比率が高まることもあり、新しい形式が与えられるようだ。

以上