犬だって、良いクルマだとお出かけが楽しくなる!?|Carsensor IN MY LIFE


一緒に暮らす犬は家族も同然。そう思っている愛犬家は多いだろう。そのひとりであるクリエイターT.Oさん(53)は日常生活だけでなく、クルマを選ぶときも家族構成に愛犬を加えてプランを練る。「人にも犬にも優しいクルマなら、お出かけがもっと楽しく快適になる」と言うのだ。

この物語は、取材を通して聞いた実話をベースにしたもの。クルマにまつわる、人間ドラマだ。

犬がそばにいる幸せな家庭をたくさん見てきた

昔のことになるけれど、僕の妻はブリーダーをしていた。仕事というよりは、たくさんの犬に囲まれていたい彼女の趣味といった方がいいだろう。週末は愛犬家仲間と郊外のドッグランで集まり、僕も運転手として駆り出されていた。いや、本当は積極的に協力していた。僕も犬が好きだから。そこで、犬がいつもそばにいる幸せな家庭をたくさん見た。どの家族も上手にクルマを選んでいた。ミニバン、SUV、ステーションワゴン……。犬と暮らすクルマ選びの正解はひとつではなく、家族の数だけあった。

家族プラス“ワン”なクルマ選び。僕の答えはセダンだ

メルセデス・ベンツ Eクラス

娘が生まれると妻は育児に専念するようになった。子どもが中学生になって手がかからなくなると、かつての愛犬を想って懐かしくなることが増えた。そんなとき、実家の親が飼っている犬を譲り受けることになった。もう年だし、毎日の散歩も大変になってきたという。ちょくちょく実家へ帰らなければならないこともあって、クルマを買い替えることにした。僕の答えはセダンだった。ミドルサイズ以上なら、後部座席や助手席にドッグケージが収まることも経験として知っていた。

「人が快適なら、犬も快適」という原則に気づいた

メルセデス・ベンツ Eクラス

多頭飼いのときはSUVの荷室にケージを並べて、犬とのドライブをやりくりしていた。それはそれで合理的だった。しかし、これからは実家まで高速道路をロングドライブする機会が増える。長時間、家族同然の犬を固い荷台に……というのがシックリこなくなった。シートの上にケージを固定すれば、クッションが利いている。カーブでの揺れも傾きも少ないセダンの乗り心地は人にも犬にも優しい。妻や長女が隣に座るから、いつでも様子をうかがえる。犬だって安心だろう。

クルマに乗ると楽しいことが待っているよ

メルセデス・ベンツ Eクラス

心がけていることがある。それは、犬にクルマってとっても楽しい乗り物だと教えてあげること。だから、ファーストドライブはドッグランが多い。思い切り走らせてあげる。実際、「館山ファミリーパーク」に行ったときは喜んで走っていた。楽しい思い出を残してあげると、それ以降はクルマのドアを開けただけで乗り込もうとする。「また、楽しいところへ連れていってもらえる!」と喜ぶ犬を見るのが好きだ。クルマ=楽しい。この条件反射こそ、利用すべき「パブロフの犬」だ。

ゆったり移動できると気持ちのゆとりがまるで違う

メルセデス・ベンツ Eクラス
メルセデス・ベンツ Eクラス

嬉しいことに、犬の同伴を歓迎しているカフェやレストランは結構ある。館山ファミリーパークの後に寄った「海山レストラン ボーノ!」もそうだった。犬と一緒のお出かけだから、時間を気にせず楽しめる。犬を家で待たせていると思うと、ドライブも盛り上がらないしね。おっ、この併設されているホテルは犬と宿泊もできるのか。今度来るときは一泊しよう。ゆったり移動できると、気持ちのゆとりがまるで違う。今まで見落としていたことにも気づけるようになった。

“家族”とどこまでもドライブを楽しもう

メルセデス・ベンツ Eクラス

同じ世代の子どもを持つ友人が言っていた。「一緒にお出かけしてくれるのも今のうちだよ」と。確かに、娘は中学に進学してからクラブ活動が忙しくて、一緒に出かけられる時間が少なくなった。だからこそ、家族でのドライブは貴重。その一つひとつ大切にしたいと思う。幸いにも、うちの犬はドライブが大好き。「いつでもOKだよ!」と言っているのが分かる。言葉が通じなくても、ね。どうやら、このクルマの走行距離はグンと伸びそうだ(笑)。

犬だって、良いクルマだとお出かけが楽しくなる!?

乗り心地の良いセダンがターゲット


犬を歓迎してくれるホテルやレストラン、カフェは全国にある。そうなると愛犬と一緒に足を延ばしたくなるエリアも増えてくる。家族や愛犬と出かけるのにワゴンやミニバンもいいけれど、長距離移動が得意なセダンにも注目したい。セダンは室内が静かで、快適性に優れている。しかもプレミアムなモデルもリーズナブルに手に入る。

文/ブンタ 写真/阿部昌也 スタイリング/与那嶺龍士 ヘアメイク/横山雷志郎(Yolken) モデル/農塚誓志、作田三穂、浅井知優

CREDIT

MAN:スタイリスト私物
WOMAN:ロングカーディガン8万5000円、デニムパンツ3万5000円/ともにパオロ トナリ、ワンピース12万8000円/エラ(ともにステラ03-5772-3161)、ニットトップス8900円/マシュカシュ(GSIクレオス06-4977-6097)、その他スタイリスト私物
GIRL:カーディガン6900円、トップス7700円、スカート7700円/すべてマシュカシュ(GSIクレオス06-4977-6097)、スニーカー6000円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター0120-819-217)、その他スタイリスト私物
DOG:リード&カラー3万600円/ウルフギャング・マン・アンド・ビースト(フォーチュン03-6712-5933)
LOCATION:ポピーの里 館山ファミリーパーク海山レストラン ボーノ!

※掲載内容有効期限:2017年2月28日