マツダ デミオ 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: マツダの試乗レポート
2008/01/29
※この記事はカーセンサー関東版5号 2000年2月10日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
■抜群の機能性はそのままに、デザインと走りの性能をリフレッシュ
↑フロント回りを逆五角形のマツダ顔にしたり、インパネデザインに手を加えるなどし、大幅な品質感の向上を図った(左)小さく見えるがマウンテンバイクを2台も積めてしまう収納能力がある(右)
1996年8月にデビューし、コンパクトRVとして人気を集め、ベスト10の上位に入る売行きを続けてきたマツダのデミオが大幅なマイナーチェンジを受けた。フロント回りを逆五角形のマツダ顔にしたほか、インパネデザインなどにも手を加え、大幅な品質感の向上を図ったといえる。これはマツダのブランド戦略の一つだろう。走りのフィールについても質感の向上が際立っている。試乗日は雨天だったので騒音などは単純比較できないが、加速時のエンジン透過音などが大きく低減され静かな走りが可能になった。
■これまでのモデルと比べエンジン、足回りともに飛躍的に向上
↑細かな改良を加えることで、燃費や静粛性の向上が図られた1.5Lエンジン(左)インパネにも手が加えられ、オーディオの収納も楽にできるようになった(右)
これまでのモデルでは発進時などにアクセルを踏み込んで加速していくと、エンジン音が相当に大きく聞こえ、がさつな印象を受けた。改良された電子制御ATはレスポンスの良さや変速ショックの小ささなど、シフトフィールが格段に良くなっている。ただ発進時に軽くアクセルを踏み込んだだけでグイッと出ていくレスポンスは、逆に唐突感を感じる。レスポンスが良すぎる印象だ。足回りも全体にロール感が抑えられ、操縦安定性のレベルも向上している。今回のモデルでは上級グレードにDSC(横滑り防止機構)やトラクションコントロールがオプション設定されており、装着車は滑りやすい路面での安定性のレベルが大きく向上している。さらにブレーキもブレーキアシスト付きのEBD(電子制御制動力配分システム)を採用し、安全性に貢献している。
主要諸元のグレード | 1.5GL |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 4AT/5MT |
全長×全幅×全高(mm) | 3800×1670×1535 |
ホイールベース(mm) | 2390 |
車両重量(kg) | 990 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直4SOHC |
総排気量(cc) | 1498 |
最高出力[ps/rpm] | 100ps/6000rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 13.0kg-m/4500rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 14.8 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛レギュラー/43 |
車両本体価格 | 137.0~146.0万円 |
コンセプト | 4点 |
フィニッシュ | 3点 |
前席居住性 | 3点 |
後席居住性 | 3点 |
内装の質感 | 4点 |
取り回し | 5点 |
操作系の使い勝手 | 4点 |
ラゲージルーム | 4点 |
パワー感 | 5点 |
トルク感 | 4点 |
加速性能 | 5点 |
乗り心地 | 3点 |
操縦安定性 | 4点 |
高速安定性 | 4点 |
しっかり感 | 3点 |
ブレーキ性能 | 4点 |
環境対策 | 3点 |
燃費 | 5点 |
ステータス | 2点 |
コストパフォーマンス | 5点 |
得点合計 | 77/100 |
マツダ デミオ 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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