CMBS/Collision Mitigation Brake System|自動車なんでも用語集

CMBS/Collision Mitigation Brake System(こーしょん・みてぃげーしょん・ぶれーき・しすてむ)/[安全]

ホンダの、追突事故の際に被害を軽減させるアクティブセーフティ装備の一つ。コーション・ミチゲーション・ブレーキシステム(Collision Mitigation Brake System=CMBS)の略で、日本語では追突軽減ブレーキと訳される。

その仕組みは、IHCC(Intelligent Highway Cruise Control/インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)の装備の一つとして装着されるミリ波レーダーを用いて前を走る車を検知。もし、追突の恐れがあると判断された場合は、警告音とインパネ内表示でドライバーに注意を促し、さらに接近した場合には、前述の警告と合わせてE-プリテンショナーと連動したシートベルトの引き込みや軽いブレーキングによる体感警告も実行する。

なお、CMBSは追突を自動で回避するためのシステムではなく、追突回避が困難だと判断した場合には、運転席/助手席のシートベルトをより強く引き込むことで衝突の衝撃による搭乗者への被害の軽減を図ると同時に、自動でより強いブレーキ制御も行い、ドライバー自身のブレーキ操作との相乗効果により追突速度の低減も図る。

ちなみにCMBSが単独で装着されることはなく、IHCCもしくはHiDS(Honda intelligent Driversupport System/ホンダ・インテリジェント・ドライバーサポート・システム)などとセットで装着され、2009年現在、オデッセイやCR-V、レジェンド、アコードなどに採用されている。