ユーロNCAP|自動車なんでも用語集

ユーロNCAP(ゆーろ・えぬきゃっぷ)/[その他]

アメリカで行われているNCAP(New Car Assessment Programme)と呼ばれる自動車衝突安全テストのヨーロッパ版がユーロNCAP。

1997年に設立された消費者団体によって実施されており、ヨーロッパ圏で販売される車の安全性を衝突実験によって検証、その結果を公表している。同様のテストは世界各国で行われているが、ユーロNCAPはもっとも権威があるとともに知名度も高い。

ちなみに2009年からは新評価システムが導入され、テストは「成人乗員保護性能」「歩行者保護性能」「子ども乗員保護性能」「安全補助装置の有無」の4つの観点から実施。評価の割合は成人乗員保護性能がもっとも重視されており50%。子ども乗員保護性能と歩行者保護性能がそれぞれ20%で、安全補助装置の有無は10%となり、総合的に評価されるとともに消費者にわかりやすいよう星の数で換算されているのも特徴。

なお、2009年時点で最高評価である5つ星を獲得している車には、トヨタ iQ、ホンダ アコード、三菱 ギャランフォルティススポーツバック、マツダ アクセラなどがある。