ストラット式<a href=サスペンション|自動車なんでも用語集" width="640" height="427">

ストラット式サスペンション(すとらっとしきさすぺんしょん)/[足回り]

ストラットとは、力を受け持つ支柱のこと。ここでは支柱=ショックアブソーバーであり、それ自体を懸架装置として利用し、コイルスプリングと車輪が取り付けられた構造となっている。

長所は、主な構成部品がショックアブソーバーコイルスプリング、ロワアーム程度で、構造を簡潔かつコンパクトにすることができること。そのため安価で、乗用車を中心に幅広く採用されている。

短所としては、コーナリング中にストラット自体に力が加わるため、どうしてもショックアブソーバーの動きが規制されて乗り心地が悪くなる点。さらに剛性を確保するため、ストラット上部取り付け部が大きくなり、エンジンルームや居住空間、ラゲージスペースが侵食される可能性があることなどが挙げられる。

なお、開発者の名前を取ってマクファーソンストラット式サスペンションと呼ばれることもある。