▲ロータス・3-イレブン ▲ロータス・3-イレブン

ロータスカーズ日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイ株式会社(代表取締役社長:高橋 一穂、東京都大田区)は、2017年1月13日より全国の正規販売代理店に於いて、ロータス・3-イレブンの販売を開始致します。

ロータス・3-イレブン クルマ両本体価格(消費税込)
ロードバージョン:14,958,000円/レースバージョン:20,250,000円

ロータス・3-イレブンは、全世界で311台のみの限定生産となり、日本でのデリバリー開始は、2017年の秋頃を予定しています。


ロータスのハイパフォーマンス・スポーツカーの新世代の到来を告げる、ロータス史上最速の量産車シリーズ、3-イレブンが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2015にて披露されました。妥協をしないというロータスのスピリットの元にデザインされた3-イレブンは、純粋でピュアなパフォーマンスを追求し、ロータス伝統のハンドリングと、スピードの両方が実現できることを強調しています。

「余計なものは、ない方がいい。」というロータスのコンセプトと、ロータスのレーストラックにおけるルーツを元に開発されたこのドラマチックな3-イレブンは、オープンコクピットデザインのカーボン複合材ボディと、416PS(ロード)/466PS(レース)を生み出す改良されたV6スーパーチャージャーエンジンが特長です。
ロータス・3-イレブンには、ロードとレースの2つのバリエーションがあり、どちらも驚くべき高性能、速さ、正確性を持ち合わせています。ロードバージョンをベースに、レースバージョンにはよりアグレッシブなエアロキットと、シーケンシャルトランスミッション、そしてFIA承認の6点シートベルト付きのドライバーシートを備えています。

乾燥重量925kg(ロード)/890kg(レース)の3-イレブンは、最高速度280km/h(ロード)/290km/h(レース)、0-100km/hは、3.4秒(ロード)/3秒(レース)という数値を可能にします。

グループ・ロータスのCEO、ジャンマルク・ゲールス氏は、「私たちが常に意識しているのは、優れたスポーツカーを作るためには速く、そして軽くするということです。新しいロータス・3-イレブンは、そのような哲学を新たなレベルに引き上げ、かつ当社の持つブランド価値に完全にマッチした製品です。」と述べました。「これは、大きな感動を可能にする新しい車であり、当社が誇るエンジニアリングのノウハウを凝縮したハードコアなパッケージとなっています。そのためすべての人に適しているスポーツカーではありません。この車は『Faster and Lighter(より速くより軽く)』というコンセプトを完ぺきに証明しており、それは今後登場するすべてのロータス車にとって必要不可欠な要素となるでしょう。」と続けています。

▲ロータス・3-イレブン ▲ロータス・3-イレブン


【3-イレブンの詳細】
パフォーマンス

・へセルトラックを1分22秒でラップする、ロータス史上最速の量産車
・240km/hで最大215kgのエアロダイナミックダウンフォース(レースバージョン)

3-イレブンは、実績のあるロータス設計の押出し結合アルミシャシーをベースに、専用チューニングされたシャシーを採用しています。ロードバージョンのロールケージには、側面衝撃保護のために2本のサイドバーが取り付けられており、レースバージョンのロールケージには、追加のバーを取り付けることで、モータースポーツにおける国際的基準を満たしています。

ロータス・3-イレブンのサスペンションは前後ダブルウィッシュボーン、調節可能なアンチロールバー、アイバッハ製コイルスプリング、調節可能なオーリンズ製のダンパーを装備、これによりこの車のハンドリング性能をより素晴らしいものに仕立てております。


パワートレイン

・3.5リッターV6 スーパーチャージャーエンジン
・LSD標準装備
・ロータス・トラクションコントロール・システム

ロータス・3-イレブンは、エヴォーラ400で起用した3.5リッターV6 水冷インタークーラー付スーパーチャージャーエンジンの改良版を装備。7000rpmで最大出力は、ロード:416ps(306kW)、レース466ps(343kW)まで発揮、最大トルクはロード:410Nm(41.8kgm)/3000rpm、525Nm(53.5kgm)/3500pmとなります。

ロードバージョンには、トルセンタイプLSDのクロス・レシオ 6速マニュアルギアボックスにパフォーマンスクラッチアッセンブリーとミッションオイルクーラーを装備、レースバージョンには、パドルシフト付 6速シーケンシャルトランスミッション(セミドライサンプ)にミッションオイルクーラー、カセットプレートタイプLSDを組み合わせております。

ブレーキとタイヤ

・軽量鍛造アルミホイールを標準装備
・APレーシング製4ポットキャリパー
・ロータスチューンされたボッシュ製ABS

ロータス・3-イレブンのポテンシャルを考慮して設計された軽量鍛造アルミホイールには、標準装備としてロードバー ジョンには、ミシュラン・パイロット・スーパー・スポーツ、レースバージョンには、ミシュラン・カップ2が装備されています。
フロントは、標準で225/40 ZR18タイヤが装備され、リアは、公道で3-イレブンの持つパワーとトルクを充分に発揮できるように、275/35 ZR19が採用されています。APレーシング製の4ポットキャリバーは、これほどまでに速い車に要求されるストッピングパワーを実現するために、2ピースベンチレーテッドブレーキディスク(前後332mm)で補完されています。また、レースバージョンにはアップグレードされたブレーキパッドが取り付けられています。

▲ロータス・3-イレブン ▲ロータス・3-イレブン


エクステリア

・ボディの一部にカーボン複合材を使用
・パフォーマンス重視の性質を強調するダイナミックなシルエット

重量、空力、構造的な要求に答えるため非常に軽量なカーボン複合材にて生産されており、3-イレブンのカーボン複合材はFRP同等品よりも40%軽量となっております。量産車にとって史上初であるこの新たな製造方法は、ロータスが、新技術開拓と車両に軽量な素材を活用するということを重点的に行っている取り組みの一例です。資材技術の選択により、かなり高い性能目標を達成することができ、またそれは3-イレブンのダイナミックなスタイルに気付かせられます。

3-イレブンは、紛れもなく優れたレースカーであり、ダイナミックに作られたボディは、レースカーの技術効率と、公道走行可能なスーパーカーが持つ洗練された外見とのバランスを完全なまでに保っています。「形は機能に従う」と言われるように、最小化された断面積で、冷却を最大限活用しながらドラッグを最小限に抑えています。

ロータス最大のデザイン進化を遂げた3-イレブンの新しいフロント・クラムシェルには、パワートレインとトランスミッションに必要な冷却を実現するために、より大きな開口部が備わっています。これによって車はより一層アグレッシブなスタイルを保っております。また、フロントスプリッターも装備されており、フロントアーチはワイドなトレッドと、225/40ZR18タイヤを十分にカバーできるほどの大きさがあります。

ダイナミックなサイド部分はフロントホイール・アーチからきれいに抜けており、空力学的に優れているロールバー・カバーが車の輪郭を特色付けております。この車には、ウインドスクリーンとドアがなく、リアケージはロールバーによって完全に囲まれています。ロールバーはダウンフォースを起こすと同様に、モータースポーツの国際的安全基準において承認されるための極めて重要な要素を形成しています。

リア・クラムシェルに装着されたリアウイングは、アグレッシブなスタイルを強調しています。空気抵抗を最小限にするために開発された新しいリアディフューザーとアンダーパネルは、背圧を最小化してエンジン性能を向上するために、特殊設計された排気システムを補っています。

インテリア

・レースに重点を置いた内装
・新しいレース仕様のカラーTFTディスプレイパネルは、ロードおよびトラックモードに切り替え可能

エアロスクリーンと助手席が標準で装着されており(レースバージョンは助手席オプション)、2名乗車可能です。
オプションのトノカバーを装着することにより(レースバージョンのみ。助手席シートとの同時装着不可能)、より空力性能が向上します。TFTカラースクリーンを中心とした新しいデザインのインストルメント・パネルが配置され、ロードモードとトラックモードの切り替えを可能にすることで、ドライバーに情報をダイレクトに提供します。スポーツシートと4ポイントハーネスが標準装備され(レースバージョン、ロードバージョンは3点式シートベルト)、FIA公認カーボンシート(レースバージョン運転席は6ポイントハーネス、レースバージョン助手席は4ポイントハーネス、ロードバージョンは3点式シートベルト)、ロード/トラックロガー&GPSユニット、バッテリーアイソレーター/消火器作動システムなどのオプションがあります。

▲ロータス・3-イレブン ▲ロータス・3-イレブン


製造

・イギリスのヘセルで手作業による組み立て

ロータス・3-イレブンは、ノーフォーク州ヘセルにあるロータス本社にて、ロータスモータースポーツの技術者のサポートのもと、高度な技術を持つ職人達によって、その他スポーツカーレンジと共に手作業にて組み立てられています。
組み立て後3-イレブンの全車両は、出荷前にロータスモータースポーツ専用工場にて完成されます。