JAF(一般社団法人日本自動車連盟 鳥取支部 支部長 大月 徹)は、昨年冬のJAF出動件数をまとめ、年末年始期間を含む
これからの時期に救援依頼の増加する「スリップ事故」や「落年末年始期間を含むこれからの時期に救援依頼の増加する
「スリップ事故」や「落輪」を発生させないため、県内のドライバーに対し早めのスタッドレスタイヤの装着やタイヤチェーンの準備を
呼び掛けています。

▲冬のJAFロードサービス ▲冬のJAFロードサービス



■タイヤの雪道対策は道路交通法の遵守事項です。
積雪や凍結で滑る恐れのある道路を走行する場合は、スタッドレスタイヤやスノータイヤの装着またはタイヤチェーンを駆動輪に装着することが鳥取県道路交通法施行細則に定められています。(第9条の22)にもかかわらず、凍結した坂道で身動きが取れず立ち往生し渋滞を引き起こすと周りの通行車両に迷惑となります。昨年12月にJAFが鳥取県内の一般道で実施した「落輪・立ち往生」は260件で第2位でした。特に都市部で最初にまとまった降雪があった日にはJAFへ救援依頼が殺到します。
例年より暖かい日が続いていますが、寒波はいきなり襲ってきます。年末年始に備えて、行き先の気象情報の確認とともに、まだ交換されていない方は早めにスタッドレスタイヤへの交換をしましょう。

■スタッドレスタイヤの溝と空気圧は大丈夫ですか?
スタッドレスタイヤの残り溝が半分以下になると、冬用タイヤとしての性能の限界です。また、空気圧が低いと極端に燃費が悪くなるので、交換後はガソリンスタンドなどで空気圧とナットの締め付けをチェックしておきましょう。その他、スタッドレスタイヤは雪道や凍結路面以外では夏用タイヤに比べて制動距離や旋回性能が劣るため、走行速度を抑え早めにブレーキ踏むなどの運転を心掛けましょう。

■圧雪面の走行には冬用タイヤでもタイヤチェーンが必要になる場合があります。
圧雪面の坂道では冬用タイヤでもタイヤチェーンがないと走行できない場合があります。
タイヤチェーンは、タイヤサイズに合った物を装着しなければなりませんが、それぞれに装着方法が異なるため、使うときに困らないよう予め天気の良い日に取扱説明書をもとに試着することをお勧めします。
山道の走行時においては、冬用タイヤの効果を過信せずに状況を考慮した安全運転が必要です。