日本初公開のサイトストリーム・カメラモニタリングシステムと、革新的なレーザースキャナーをオートモーティブワールド2015に出展
カテゴリー: パーツ関連ニュース
タグ:
2015/01/13
世界的な自動車部品サプライヤー、ヴァレオは、日本初公開となるサイトストリーム・カメラモニタリングシステムと、革新的なレーザースキャナー「SCALA」とを搭載したデモカーを、2015年1月14日(水)から16日(金)まで東京ビッグサイトにて開催されるオートモーティブワールド2015の自動運転車特別展示エリアに出展します。
今回、日本初出展となる「サイトストリーム・カメラモニタリングシステム」は、従来のミラーに代わる新しいカメラのシステムです。車室内のバックミラーと、外のサイドミラーが取り付けられる位置にカメラを設置し、車室内のモニターにその映像を表示します。フレームレートの高い最新のメガピクセルイメージセンサを搭載することで、高速走行時においてもクリアで高画質な映像を実現。またトンネルの出口や夜間の視認性も大幅に向上しました。
「サイトストリーム」を搭載し、サイドミラーをなくすことにより、スタイリングの自由度が高まることに加えて、車のエアロダイナミクスが良くなり、燃費削減が最高で1キロメートル当たり1.3グラム近く改善されます。車の外部にあるサイドミラーに比べて、内部に装着されるモニターの画面のほうがドライバーにとって視認性が高く、どんな天候の時でもイメージをよりはっきりと楽に見ることができます。 さらに、サイドミラーによって隠されていた死角をなくすことができます。
「サイトストリーム」は、死角検知による運転支援システムと組み合わせることもできます。「サイトストリーム」のディスプレイに情報を表示することで、ドアを開ける際に車やバイクを検知したり、ドライバーの車線変更や追い越しをサポートします。
ヴァレオは、ISO標準化プログラムの一環として欧州委員会による手続きを進めているところです。EU規則では、2016年にミラーをカメラに置き換えることが認可される見込みです。
ヴァレオのレーザースキャナー「SCALA」は、車両周辺をスキャンし、車、バイク、歩行者、静止物である木や停止している車、ガードレールなどを検知します。このデータを基に障害物ごとに種類分けされた車両周辺マップを作成することで、車両や歩行者に対する緊急ブレーキ、自動回避等のアクティブセーフティー機能の向上、自動運転、自動駐車や渋滞時の自動追従などが可能になります。
レーザースキャナーによる障害物検知は、昼夜を問わず同等の性能を発揮し、高速道路での走行にも、駐車場などでの低速での走行にも対応します。欧州の新車アセスメントプログラム(Euro NCAP)の評価項目に2014年に加わった自動ブレーキシステムの基となる検知システムとして、レーザースキャナーは大きな威力を発揮します。
広い検知範囲と高精度の検知能力をもつヴァレオのレーザースキャナーSCALA は、高度な自動運転を実現するためのキーデバイスとなります。
ヴァレオグループ
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を持つヴァレオは、CO2 排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供します。
2013年度のヴァレオグループの売上高は約121億ユーロであり、OEM売上の10%以上を研究開発に投資しました。ヴァレオは、29カ国に123カ所の工場、16カ所の研究センター、34カ所の開発センター、12カ所の物流センターを構え、約78,600人の従業員を擁しています。
ヴァレオはパリ証券取引所に上場しており、CAC40指数に採用されています。
ヴァレオの日本における歩みは、1985年12月の日本法人設立から始まりました。現在、(株)ヴァレオジャパン、ヴァレオユニシアトランスミッション(株)(合弁会社)からなる日本のヴァレオグループ2社は、日本国内に9カ所の生産拠点、3カ所の研究開発センターを構え、約2,800人の従業員を擁しています。また、ヴァレオは自動車用ランプ事業において市光工業(株)と事業提携し、日本における独立系アフターマーケット製品の販売においてPIAA(株)とビジネスパートナーシップを締結しています。