日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は今年の「フェルディナンド・ポルシェ博士賞」をイタリアのモーターサイクルアクセサリーメーカーのダイネーゼで研究開発部長を務めるルイジ・ロンコ氏とイタリアのモーターサイクルブランド、ドゥカティの車両プロジェクト管理部長であるフェデリコ・サッビオーニ氏に授与したと発表しました。彼らは、事故の際にモーターサイクリストを怪我の危険から効果的に守るための革新的なエアバッグシステムを共同開発したことにより、この賞を受賞しました。

本日、賞金50,000ユーロが正式にウィーン工科大学のザビーネ・ザイドラー学長、ポルシェAGの監査役会長、Dr. ヴォルフガング・ポルシェ、同社監査役Dr. ハンス・ミヒェル・ピエヒの3人よって手渡されました。

受賞者への祝辞の中で、ポルシェAG取締役社長のマティアス・ミューラーは、「この革新的な開発はモーターサイクリストの安全性を飛躍的に高めます。エアバッグシステムが大切な命を守るのです。これはすべてのモーターサイクリストにとって理にかなった投資です」と述べています。また、受賞者を称賛するスピーチでは、ウィーン工科大学のパワートレインおよび自動車技術研究所所長のベルンハルト・ゲリンガー教授がダイネーゼとドゥカティが開発したこの新しいエアバッグシステムを褒め称えました。

今回で19回目の授与となる「フェルディナンド・ポルシェ博士賞」は、自動車工学の分野における画期的な研究開発に対して最も高額な報奨金を授与する賞の一つとなっています。また、この賞は1977年にフェルディナンド・ポルシェ博士の娘、ルイーズ・ピエヒによって創設され、1981年から2年ごとに賞が授与されています。ポルシェ ホールディング、ポルシェAGがそれぞれ賞金総額の半分を提供しています。