BMW 2シリーズアクティブツアラー▲2014年に登場した2シリーズ アクティブツアラーはBMW初のFF方式を採用。今回のモデルチェンジで発売された2代目にもガソリン車とディーゼル車が用意されている

モダンな内装デザインとコネクティッド技術を採用

ビー・エム・ダブリュー株式会社は新型BMW 2シリーズ アクティブツアラーを6月14日に全国の正規ディーラーで発売した。

設定グレードと税込み価格は下記のとおりである。全車、右ハンドルのみ。

【ガソリン車】
・218i アクティブツアラー 418万円
・218i アクティブツアラー エクスクルーシブ  447万円
・218i アクティブツアラー Mスポーツ 447万円

【クリーンディーゼル車】
・218d アクティブツアラー 447万円
・218d アクティブツアラー エクスクルーシブ  476万円
・218d アクティブツアラー Mスポーツ 476万円

フロントマスクでは、八角形をモチーフにした伝統のキドニーグリルが拡大され、ボディ左右へつながるようにデザインされたアダプティブLEDヘッドランプがスポーティな印象を演出。

サイドでは、ドアハンドルが外板パネルと一体のフラッシュサーフェス仕様で空力特性の向上に貢献している。そしてワイド感あるリアでは、テールパイプがボディ下方に隠されてスタイリッシュに仕上がっている。
 

BMW 2シリーズアクティブツアラー▲フラッシュサーフェス化されたドアハンドル。後方から見えないテールパイプによって、外観は洗練された印象に仕上がっている。ボディサイズは4385mm×1825mm×1580mm

内装には、BMWコンパクト・クラス初のカーブド・ディスプレイが採用されている。メーターパネルとインフォテイメント画面が一体化&大型化され、運転席側に傾けることで視認性アップ。

シフトレバーは廃止され、操作系はセンターアームレストに集約されてモダンな印象に仕上がっている。また、センターコンソールはワイヤレス充電に対応している。
 

BMW 2シリーズアクティブツアラー
BMW 2シリーズアクティブツアラー▲メーターパネルとタッチ操作可能なインフォテイメント画面が一体デザインで配置されたカーブド・ディスプレイが印象的なコックピット。シフトレバーは省かれてセンターアームレストに操作スイッチが配置されている

後席は4:2:4に分割されており、最大130mmスライドさせてラゲージスペースを広げられる。また、スライド位置を変えずにシートバックを起こすことでラゲッジ容量を90L拡大することも可能だ。
 

BMW 2シリーズアクティブツアラー
BMW 2シリーズアクティブツアラー▲130mmのスライドとリクライニングが可能なリアシートは4:2:4に分割されていて自在にアレンジできる。前倒しすれば、いっそう広いラゲージスペースを得られる

ガソリン車には156ps/230N・mを発揮する1.5L直3ターボが、クリーンディーゼル車には150ps/360N・mを発生する2L直4ターボが搭載されている。トランスミッションはどちらも7速DCT。

この他、下記の機能も用意されている。

【ドライビング・アシスト】
運転支援デバイスとして、高性能カメラとレーダー、高性能プロセッサーで構成されたドライビング・アシストが標準装備されている。このシステムにはストップ&ゴー機能付きアクティブ・クルーズコントロール、車線変更警告&車線逸脱警告、衝突回避&被害軽減ブレーキ、クロストラフィック警告、ペダル踏み間違い急発進抑制機能が含まれている。

標準装備のパーキング・アシスタントには35km/h以下で前進してきたルートを最大50m記憶し、同じルートを正確に後退できるリバースアシスト機能も含まれている。狭い道でのすれ違いに困ったとき、安全かつ正確に元のルートを戻ることができる。

【BMWコネクテッド・ドライブ】
車載通信モジュールでドライバー、車、情報をネットワークでつなぐ総合テレマティクス・サービス。2021年夏には操作性と利便性を高める狙いで新機能が追加され、スマホ向けアプリ「My BMW」も導入されて車、ユーザー、情報をシームレスにつなげるサービスに生まれ変わった。

デジタルキー・プラスも標準化されており、対応のスマホやスマートウォッチを身につけていれば車両に近づくだけでロックを解錠してエンジン始動が行える。

【BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント】
自然な会話に近い言葉で車両操作と情報へのアクセスが可能なインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、ドライバーの指示や質問を理解して適切な機能とサービスを起動する他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習していく。また、システムに好きな名前をつけることができるため、起動コマンドは「OK、BMW」に限らず、「2シリーズ」のように呼びかける言葉を任意に設定できる。車両の操作やナビの目的地設定が行え、Apple CarPlayにも対応している。

【Amazon Alexa】
AlexaはAmazonが提供する音声サービスで、話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生、対応するスマートホームデバイスの操作などが可能だ。スマホ向けアプリ「My BMW」を使って車両をAlexaと連携させれば、様々なサービスと機能を利用できる。

【BMWサービス・インクルーシブ・プラス】
3年間の主要メンテナンス無償提供、タイヤおよびキーの破損と紛失の際の費用サポートなどが含まれるBMWサービス・インクルーシブ・プラスは全車に付帯されている。
 

文/マガジンX編集部、写真/BMW