▲スマートアシストⅢ 搭載車「タント」 ▲スマートアシストⅢ 搭載車「タント」
▲小型ステレオカメラ ▲小型ステレオカメラ



ダイハツ工業(株)(以下、ダイハツ)は、ダイハツ独自の衝突回避支援システム「スマートアシスト」を改良し、「スマートアシストⅢ」を開発した。一部改良した軽乗用車「タント」、軽福祉車両「タント スローパー」「タント ウェルカムシート」に搭載し、11月30日(水)から全国一斉に発売する。(タント一部改良の内容については同日発行の別リリースをご参照)

スマートアシストは、交通事故低減に向け、日常の生活においてクルマを使う中で求められる 安全・安心を提供するため、2012年に軽自動車で初めて※2ダイハツが搭載した衝突回避支援 システムである。現在は軽を中心としたスモールカー9車種に搭載しており※3、2016年7月 には搭載車種の累計販売台数が100万台を突破するなど、スモールカーに最適な機能と、6万 円※4というお求めやすい価格設定で多くのお客様からご支持をいただいている。

今回新たに開発したスマートアシストⅢは、世界最小※1の「小型ステレオカメラ」を採用し、 衝突回避支援ブレーキ機能が歩行者にも対応、作動速度域の拡大を実現したことで、従来よりも さらに安全性を向上した。ステレオカメラを小型化したことで、将来的にはタントのようなモア スペース系のみならず、より小型な軽自動車での搭載が可能となる。また、ダイハツ初のオート ハイビームも搭載し、夜間の安心・安全性能を向上した。さらに、機能は充実化しながら、価格 は据え置きとし、従来どおりスモールカーを必要とされているお客様に身近な機能とした。

※1:左右カメラ間隔80mmでステレオカメラとしては世界最小(2016年11月30日現在。ダイハツ調べ)
※2:2012年12月時点。ダイハツ調べ
※3:「ムーヴ」「タント」「キャスト」「ウェイク」「ムーヴ キャンバス」「ハイゼット キャディー」「ブーン」「トール」は スマートアシストⅡ、「ミラ イース」はスマートアシストを搭載
※4:スマートアシストⅡの場合、税抜

<スマートアシストⅢ機能概要>
☆スマートアシストⅢ機能一覧

▼機能
・対象車両 作動車速域

▼衝突回避支援ブレーキ機能 (対車両・対歩行者)
・対車両
約4~80km/h
衝突回避:速度差約4~30km/h
被害軽減:速度差約30~80km/h
・対歩行者
約4~50km/h
衝突回避:速度差約4~30km/h
被害軽減:速度差約30~50km/h

▼被害軽減 ブレーキアシスト
・対車両
約30~80km/h
(速度差約30~80km/h)
・対歩行者
約30~50km/h
(速度差約30~50km/h)

▼衝突警報機能 (対車両・対歩行者)
・対車両
約4~100km/h
(速度差約4~100km/h)
・対歩行者
約4~50km/h
(速度差約4~50km/h)

▼誤発進抑制制御機能
・前方
約0~10km/h
・後方
約0~10km/h

▼先行車発進お知らせ機能:-
▼車線逸脱警報機能:約60km/h 以上
▼オートハイビーム:約25km/h 以上

1.主な進化内容
◇衝突回避支援ブレーキ機能

<歩行者対応 衝突回避支援ブレーキ機能追加>
・世界最小サイズの小型ステレオカメラをフロントガラス上部に設置したことで、ステレオ カメラが前方の車両や歩行者との距離を検知。従来の対車両のみならず、歩行者に対して も速度が約4~50km/hの場合に衝突回避支援ブレーキを作動

<作動速度域向上>
・作動速度が従来の約4~50km/hから約4~80km/hへ向上(対歩行者の場合は約 4~50km/h)、衝突回避の相対速度も約4~20km/hから約4~30km/hへ向 上したことで安心・安全性が向上

<被害軽減ブレーキアシスト追加>
・車両が衝突危険を認識した際、運転者のブレーキの踏み込みがあった場合には、強力なブ レーキアシストを作動することで衝突回避、もしくは被害軽減を実現

2.新たな機能の追加
◇ダイハツ初となるオートハイビーム

・対向車のヘッドランプなど前方の明るさを検知し、ヘッドランプのハイ/ロービームを自動 切り替え。夜間でも対向車を気にせず運転に集中でき、安全性をさらに向上