マツダ株式会社(以下、マツダ)は、タイのパワートレイン生産拠点「Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.」(以下、MPMT)において、本日、エンジンの量産開始を祝う式典を実施したことを発表しました。

新量産開始記念式典には、MPMTの川上 英範(かわかみ ひでのり)社長兼CEOはじめとする従業員や、マツダの菖蒲田 清孝(しょうぶだ きよたか)常務執行役員、藤川 和久(ふじかわ かずひさ)常務執行役員など、約400名が出席し、タイにおけるエンジンの量産開始を盛大に祝いました。

MPMT外観



MPMTのエンジン工場は、低燃費・低公害の小型車に優遇税制が適用されるタイのエコカー優遇制度(第2期)*に対応して建設したもので、日本の本社工場(広島市南区)、中国の「長安フォードマツダエンジン有限公司」、メキシコの「マツダデメヒコビークルオペレーション」に続いて、4拠点目となる「SKYACTIVエンジン」の生産拠点です。年間生産能力は約3万基で、現在生産している「SKYACTIV-D1.5」は、同国にある車両生産拠点「オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.」に出荷され、タイ市場向けの「Mazda2」に搭載されます。

マツダの菖蒲田常務執行役員は、「タイは、マツダにとって海外初となる車両、エンジン、トランスミッションの一貫生産を行う最重要拠点です。日本と同レベルの高品質なものづくりを実現し、マツダらしい走る歓びにあふれた商品をタイムリーにお客さまにお届けすることで、マツダブランドのさらなる向上に努めるとともに、より一層タイの自動車産業の発展に貢献してまいります」と述べました。

今後もマツダは、高品質なクルマづくりを含め、様々な接点を通じて、お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります。

* 低燃費・低公害の小型車(ガソリンエンジン 1.3L、ディーゼルエンジン1.5Lまで)に優遇税制が適用されるタイ王国の制度。欧州の排気ガス規制「EURO5」に適合、燃料4.3リットルで走行距離100km以上の燃費、CO2排出量100g/km以下、などが適用条件となっている。認定を受けた車両には、法人所得税、設備輸入関税などの優遇税制がある。