スバル初のグローバルBEV(電気自動車)ソルテラが登場!
2022/04/26
前後モーターとAWD技術が搭載されたスバル初のBEV
スバルが4月14日に新型BEV(電気自動車)であるソルテラの価格を発表した。受注は5月12日に始まり、初年度は月販150台が計画されている。現金一括やクレジットなどの購入プランが用意される。
設定グレードと税込み価格は下記のとおり。
・ET-SS(FWD) 594万円
・ET-SS(AWD) 638万円
・ET-HS(AWD) 682万円
外観のコンセプトは、「都会・自然の中で存在感を主張するBOLDER SUV」で、スバル共通のデザインテーマ「ダイナミック&ソリッド」を、さらに大胆(BOLDER)に表現。ダイナミックな造形と航続距離の伸長が両立され、機能と先進性が融合している。
フロントマスクには、スバルの象徴でもあるヘキサゴンをモチーフにした造形が織り込まれて精悍な表情に仕上がっている。
サイドは、SUVらしい逞しさを感じさせる大型ホイールアーチと、前傾した低重心のスポーティなシルエットで構成されている。
リアは車輪の存在を強調した力強いスタンスで、特徴的なコンビランプや空力に配慮した造形がBEVらしさを表現。
ボディカラーにはモノトーン6色とツートン5色が用意されている。
スバルが培ってきた技術と知見をベースに、モーターならではの高い応答性と精度が生かされたAWDシステムを構築。エンジン車のAWDよりも緻密な駆動力配分が可能で、つねに四輪が路面を捉えて安心感のある走りがもたらされる。
BEVでも高い走破性を実現するため、2モードに切り替えられてヒルディセント・コントロールも含むX-MODEが採用されている。また、車速が一定(約2~10km/h)に維持されてステアリング操作に集中できるグリップコントロールを新採用。ペダル操作の難しい凹凸路や悪路、滑りやすい路面でドライバーをサポートする。
eスバル・グローバル・プラットフォームには、大型リチウムイオン電池が搭載されている。この電池には水冷式温度調整システムが備わっており、環境に左右されず安定した性能を発揮する。航続距離は487~567km(WLTCモード測定値)。
内装のコンセプトは「運転の愉しさと、くつろぎの開放空間の融合」。低く設計されたインパネ、モジュール化されたコックピット、大型インフォテイメント画面が特徴に挙げられる。また、長いホイールベースを生かした広いキャビンには開放感を高めるパノラマムーンルーフがオプション設定されている。
ステアリングホイールの上から見るトップマウントメーターは、ドライバーの視線移動量を減らし、優れた視認性と先進性を確保。
フロント左右席の間隔は十分に確保され、ヒーターやベンチレーション機能、乗降時に便利な運転席オートスライドアウェイ機能が備わっている。本革シートにはタンレザーを採用。
オーディオには、ハーマンカードン製が用意されている。フロント6個&リア4個のスピーカーとウーハーに加え、圧縮音源をオリジナルに近づけて再生するClari-Fi、消費電力の低減に貢献するGreenEdgeなどの最新技術も織り込まれている。
荷室には、9.5インチのゴルフバッグが4個載せられる。上下に位置を変えられるフロアボードを下段に設定すればラゲージ容量は464L(ET-SSグレードは475L)に増やせる。
衝突安全においては、BEV専用ボディによって世界トップレベルの衝突安全性能が確保されている。電池を保護する策としてボディの高強度化だけでなく、衝撃検知時に電源をカットするフェイルセーフ機能も採用されている。
アドバンストパークは、超音波センサーとカメラで車両の周囲を検知してステアリングやシフト、アクセル、ブレーキが制御され、並列バック駐車、並列前向き駐車、並列前向き出庫、並列バック出庫、縦列駐車、縦列出庫の6パターンで駐車と出庫を支援する。
また、スマホの専用アプリで遠隔操作も行えるため、狭い場所での乗り降りや荷物の積み降ろしの際に重宝する。