日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は、同社と横浜市が共同で実施している「チョイモビ ヨコハマ」が、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」(10月1日発表)に選出されたと発表しました。

チョイモビ ヨコハマ


「チョイモビ ヨコハマ」は、日産の超小型電気自動車(EV)「日産ニューモビリティコンセプト」を活用したワンウェイ型大規模カーシェアリングの実証実験で、「低炭素交通の推進」、「都市生活・移動のクオリティアップ」、「観光の振興」を目的に横浜市と共同で実施しています。昨年10月から1年間の期間限定で実施していましたが、さらに1年間延長することが、既に決定しています。自治体と企業が一体となった稀に見る取り組みであること、日本で初めての大規模なワンウェイ型のカーシェアリングを採用し新しい移動手段の提供をしてきたこと、新しい車両カテゴリーとして注目される超小型モビリティ(EV)を採用したこと、などにより、昨年10月の導入当初から注目を集めてきました。合わせて利用者からは、今までにない新たな交通手段として、横浜での生活が楽しくなったとの声をいただいています。

今回の受賞は、「任意のステーションで乗り捨て可能にした事で生活者や観光者のアクティビティを圧倒的に引き上げ、新たなモビリティを提供していると共に新しい観光のあり方を提示している点で、注目に値し評価できる。環境、渋滞問題等の解決の一つの糸口として今後さらなる拡張性も見込める。」という点が高く評価され、「公共用のサービス・システム」の枠で受賞に至りました。

なお今回、同取り組みのほか、今年発売した新型モデルの「ティアナ」と「スカイライン」、及び、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する「おもいやりライト運動」も併せてグッドデザイン賞を受賞しました。それぞれの受賞理由は以下の通りです。

「ティアナ」
中国が主要市場であるティアナと北米向けのアルティマを統合し、グローバルセダンとして生まれ変わったことを機に、ティアナが元来備えていた上質感や快適性を広く仕立ての良い室内、アルティマの持ち味である若々しさや躍動感をダイナミックなスタイリングで表現し、両者を絶妙に融合している。華美にならずシンプルであるところにティアナらしさを感じる。世界的にミニバンやSUVの人気が高まる中、セダンはスポーティかつパーソナルな自動車にシフトしつつあり、新型はその立ち位置に対応したと言うことができる。

「スカイライン」
海外ではプレミアムブランドのインフィニティで販売される車種ならではの上質感と、スカイラインが半世紀以上継承してきたスポーティイメージが1台に結実している。目力を感じるヘッドランプ、前傾姿勢を強調したサイドビューなど、エクステリアは精悍。インテリアは質感の高い仕立てと余裕のある空間を身につけている。ステアリングシャフトを使わず電気信号で操舵する「ダイレクトアダブティブステアリング」を世界初採用し、ハイブリッドシステムは加速性能と燃費性能を高次元で両立するなど、最先端技術の積極的な投入もスカイラインらしい。

「おもいやりライト運動」
日産自動車が推進する運動でありながら、市民やパートナーなど80以上の団体を巻き込んで、交通事故の削減に取り組んでいるのは意味がある。

*グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度です。家電やクルマなどの工業製品から、住宅や建築物、各種のサービスやソフトウェア、パブリックリレーションや地域づくりなどのコミュニケーション、ビジネスモデルや研究開発など、有形無形を問わず、人によって生み出されるあらゆるものや活動を対象としています。

<関連URL>
「チョイモビ」 http://www.choi-mobi.com/
「ティアナ」WEBカタログ http://www.nissan.co.jp/TEANA/
「スカイライン」WEBカタログ http://www.nissan.co.jp/SKYLINE/
「おもいやりライト運動」 http://www.omoiyari-light.com/