Hondaが1981年に商品化した地図型自動車用ナビゲーションシステム「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」が、第8回電気技術顕彰「でんきの礎」を受賞することが決定しました。
授与式は、本日3月25日16時50分より、東京都市大学 世田谷キャンパスで行われます。

この電気技術顕彰「でんきの礎」は、一般社団法人電気学会が、「社会生活に大きく貢献した電気技術」の功績を称え、技術史的価値、社会的価値、あるいは学術的・教育的価値のいずれかを有する約25年以上経過した電気技術の業績を顕彰するものです。

この度の受賞は、「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータは、デジタル地図やGPSがない時代に、地図上に自車の現在位置を表示し、ナビゲーションを行うことを世界で初めて商品化されたものであり、現在のカーナビの原形となっていること。また、ここで用いられた技術が広く活用され、現在問題となっている環境・資源問題や予防・安全領域にも大きな貢献を果たし、社会的にも大きなインパクトを与えていること」が高く評価されたものです。

<ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ概要>
1981年に発売された世界初の地図型ナビゲーションシステム。クルマの移動方向を検知する「ガスレートジャイロ」を実用化した方向センサーを、世界で初めて※一般自動車に採用し、走行距離センサーなどとの組み合わせにより、移動方向と移動量を検出して現在位置を計算。透過型の地図シートがセットされたブラウン管に現在位置と自車の方位、走行軌跡を表示することで、ドライバーが進むべき経路の選択を容易にできるようにしました。

※ Honda調べ

ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ

平成27年電気学会全国大会 特別講演・授与式 開催概要 ※一般無料開放
・日時: 3月25日(水) 14:00〜17:45
・会場: 東京都市大学 世田谷キャンパス 2号館1階 21C教室
東京都世田谷区玉堤1-28-1
・次第: 14:00〜16:50 講演および特別講演
16:50〜17:45 第8回電気技術顕彰「でんきの礎」等 授与式
・一般社団法人電気学会ホームページ http://www.iee.jp/