トヨタ ヴェルファイア(3代目・現行型)▲街でよく見かける人気車のミニバン。その定義や特徴について改めて振り返ってみよう。画像はトヨタ ヴェルファイア(3代目・現行型)

ミニバンへの素朴な疑問を解決。メリット・デメリットや選び方も紹介

今やファミリーカーの定番となったミニバン。子育て世帯だけでなく、単身でも検討している人は多いだろう。しかし、ふと「ミニバンってどんな車?」「どんな種類があるの?」と疑問に思う人もいるだろう。

そこで今回は、ミニバンの定義から種類やメリット・デメリットなどを解説。併せて今オススメの車種や、最新の人気ランキングも紹介する。
 

 
 

ミニバンとは

ミニバンとは「3列シートを備えて乗車定員が6~8人」で「ボディが箱型」な車のこと。実際には厳密な定義は定められていないため、2列5名乗りでもミニバンとされる車種もある。

ファミリーユースを意識して開発される傾向にあり、スライドドアや低床フロアなど、小さな子供やお年寄りに向けた快適装備を採用する車種が多い。ボディサイズも多様だが、ミドルサイズ以上の車種がラインナップの中心となっている。

ちなみに、大きな車種が多いのに「ミニ」と称されるのは、アメリカのフルサイズバンと比較して小さいことが理由。フルサイズは「全長5m超×全幅2m超×排気量5L超」という大柄で、それよりも小さなバンに対する通称が定着したのが由来といわれている。
 

ホンダ フリード(3代目・現行型)▲3列シート車の2列5人乗り仕様は、ベース車と同様にミニバンとして扱われることが多い。画像はホンダ フリード(3代目・現行型)
 

ミニバンの種類

ミニバンは、ボディサイズによって種類分けされることが多い。SSからLLまでの5段階で分けることもあるが、「コンパクト」「ミドルサイズ」「ラージサイズ」の3分類が主流。実際日常使いにおいてSSとS、LとLLの差が少ないため、ミニバン選びにおいては3分類の方がわかりやすいだろう。

各サイズの区分は明確ではないが、おおむね以下のとおり。それぞれ特徴も異なるので、覚えておきたい。
 

コンパクト ・全長4.4m以下。国産車は4.2m前後が主流
・5~7人乗りを設定
・運転しやすくて低燃費な車種が多い
ミドルサイズ ・全長4.7m以下で全幅1.7m前後
・7~8人乗りを設定
・使い勝手を重視した車種が多い
ラージサイズ ・全長4.8m以上で全幅1.75m以上
・7~8人乗りを設定
・内装も装備も豪華な車種が多い
コンパクト ・全長4.4m以下。国産車は4.2m前後が主流
・5~7人乗りを設定
・運転しやすくて低燃費な車種が多い
ミドルサイズ ・全長4.7m以下で全幅1.7m前後
・7~8人乗りを設定
・使い勝手を重視した車種が多い
ラージサイズ ・全長4.8m以上で全幅1.75m以上
・7~8人乗りを設定
・内装も装備も豪華な車種が多い
 

ミニバンのメリット

ファミリーカーとしてのイメージが強いミニバン。そのメリットとしては以下の4つが挙げられる。

メリット1:多人数乗車ができる
ミニバン最大のメリットは多人数乗車ができること。ラージサイズはもちろん、コンパクトミニバンでも最大7名の乗車可能だ。

3列目シートを備えている車は少ないため、6名以上が乗るなら必然的にミニバンが候補となる。
 

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型)▲ミニバンは家族でのロングドライブなどにもってこい。画像はフォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型)

メリット2:室内が広くて荷物も積める
ミニバンはボディが箱型で背が高いため、他のボディタイプと比べて室内が広い。特に2列目の居住性が高く、快適なドライブを楽しめる。

荷室は3列目を格納すれば大容量。背の高い荷物や長尺ものも積みやすい。
 

ホンダ ステップワゴン(6代目・現行型)▲ミドルサイズ以上なら2列目まで格納すれば、荷室容量が1500Lを超える車種も少なくない。画像はホンダ ステップワゴン(6代目・現行型)

メリット3:シートアレンジが多彩
ミニバンはシートレイアウトが豊富で、アレンジの数も多彩。スライド機構やウォークスルーと組み合わさることで、室内を臨機応変に使える。

例えば、2列目を広げてリビングのようにくつろいだり、シートを前後させて小さな子供をお世話しやすい配置としたりとすることが可能だ。
 

シトロエン ベルランゴロング(初代・現行型)▲シート片側のみを格納することも可能。例えば、家族3名ならゴージャスなキャンプスタイルが実現できる。画像はシトロエン ベルランゴロング(初代・現行型)

メリット4:車内に乗り降りしやすい
ミニバンのほとんどがスライドドアを採用しており、駐車スペースが狭くても乗り降りが容易だ。

加えて、フロアが低かったり、乗降グリップを備えていたりと、小さな子供やお年寄りでも乗り降りしやすくなっている。
 

トヨタ ノア(4代目・現行型)のユニバーサルステップ▲ミニバンの中には乗降性を高める電動ステップを採用する車種もある。画像はトヨタ ノア(4代目・現行型)のユニバーサルステップ
 

ミニバンのデメリット

魅力たっぷりなミニバンだが、デメリットもある。購入後に「こんなはずでは!」と後悔しないためにも、次の3つを覚えておこう。

デメリット1:スポーティな走行には向かない
ミニバンはスポーツ走行には不向きだ。背が高くてボディが重い傾向にあるため、他のボディタイプよりもコーナリングや加速で劣勢となる。

もちろん、走りに優れた車種もあるが、基本的には足回りのセッティングも乗り心地重視。刺激的な走りを求めている人は、必ず試乗として納得がいくか確かめよう。
 

メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型)▲走りを優先するなら輸入ミニバンを検討するのも一興だ。画像はメルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型)

デメリット2:すれ違いや駐車がしにくい
ミニバンはボディが大きい傾向にあるため、道が狭いと苦労することがある。すれ違いでは気を使うし、車種と場所によっては通り抜けられないことも。

背も高いため、コンパクトミニバンでも機械式立体駐車に止められない。特に、自宅の駐車場やよく行く場所への道が狭いなら、慎重に見極めよう。
 

トヨタ ヴォクシー(4代目・現行型)▲ファミリーカーとして使うなら、パートナーがストレスなく運転できるかも大切だ。画像はトヨタ ヴォクシー(4代目・現行型)

デメリット3:ランニングコストが高くなりやすい
ミニバンはボデイが重いため、他ボディタイプよりも燃費性能で不利。燃料費がかさみがちなだけでなく、自動車税や自動車重量税も高くなりやすい。

その傾向は、ミドルサイズ以上のミニバンでは顕著。車重が増すことでタイヤの消耗も早くなるなど、メンテナンス代もかかりやすい。経済性が最優先の人は年間のトータルコストを計算し、きちんと比較検討することが重要だ。
 

ホンダ ステップワゴン(6代目・現行型)▲ミニバンはコスパで考えると優秀な車種が多い。画像は日産 エルグランド(3代目・現行型)
 

ミニバンが向いている人

ミニバンには一長一短があるからこそ、人によって向き不向きがある。例えば、子育て世帯や5名以上でドライブする家族ならミニバンはもってこい。室内が広くて快適だし、チャイルド・ジュニアシートの取り付けやベビーカーの収納もスムーズに行える。

アウトドア・レジャーを楽しむ人にも向いている。箱型で大容量な荷室はギアを積むのに最適だし、車中泊にも対応可能。また、送迎などで2列目によく乗せる人にも適している。

逆に、ファミリーであっても乗車人数が4名以下だったり、そこまでの広さが必要でなかったり、子供が成長していたりする場合はミニバンに固執しなくて良いだろう。
 

三菱 デリカD:5(初代・現行型)▲ミニバンはアウトドアユースにもピッタリ。ミニバンを愛車とするキャンパーやサーファーも少なくない。画像は三菱 デリカD:5(初代・現行型)
 

ミニバンを選ぶ際のポイント

ミニバンを選ぶ際は、まず自分のライフスタイルから具体的な条件を逆算する。そうして導き出した条件に加えて、以下の4つに注目すれば自分に合った1台を見つけられるはずだ。

ポイント1:乗車人数
3列シートを備えるミニバンだが、乗車人数は5~8名とまちまち。同じ車種でもシートの違いによって乗車人数が異なる。また、乗車人数は多ければ多いほど良いというわけではない。少ない仕様の方が1人当たりのスペースが大きく快適な傾向にあるからだ。

そのため、乗車人数は必要最低限とするのが基本。例えば、子育て世帯なら家族の人数だけでなく、他の人を乗せる可能性がないか考慮したい。そのうえで、荷物を積むことやチャイルド・ジュニアシートの使用も考え、普段の乗車人数+1で検討するのが妥当だ。
 

日産 セレナ(6代目・現行型)▲コンパクトミニバンの3列目は現実的には補助席扱いとなるため、6名以上が乗車するならミドルサイズ以上を検討するのがベター。画像は日産 セレナ(6代目・現行型)

ポイント2:ボディサイズ
ボディサイズは、ミニバンの使い勝手を左右する。室内の広さや快適性、積載性に直結するだけでなく、走行性能とも関係する。ボディが大きいと搭載するエンジンやモーターも大型となりやすい。走りがパワフルになるので、高速道路などでも安心して運転できる。

一方で、ボディが大きいと小回りが利きにくくなるし、狭い道では扱いにくい。燃料費を含めてランニングコストも高くなる。そのため、自分にちょうど良いサイズを選ぶことが重要。長所や短所に目を向けるよりも、全体的なバランスで判断するのがベターだ。
 

BMW 2シリーズ グランツアラー(初代)▲まずはどのサイズのミニバンが合っているか決め、その後ニーズに合わせてスペックや装備など詳細を比較するとスムーズだ。画像はBMW 2シリーズ グランツアラー(初代)

ポイント3:シートの仕様
ミニバンはシートの種類が多彩だ。最近の車種なら、2列目が左右独立式のキャプテンシートと、3名掛けのベンチシートの両方を設定。前者は快適性に優れ、後者は乗車定員とアレンジのしやすさで有利だ。

ただ、そうは言っても基本的にはキャプテンシートがオススメ。8名でフル乗車する場合や、2列目の片側を倒すほど荷物を積みたい場合を除ければ、シートのつくりが良くて装備も豊富なキャプテンシートの方が使いやすいだろう。
 

ホンダ オデッセイ(5代目・現行型)▲シートの格納方式の格納方式にも注目。特に3列目は、跳ね上げ式と床下収納式で荷室の使い勝手が変わってくるので要チェックだ。画像は、ホンダ オデッセイ(5代目・現行型)

ポイント4:快適・安全装備
快適性や安全性を重視するなら、装備類にこだわりたい。最近では電動スライドドアやオットマン、パーソナルテーブルなどが標準化されているが、サイズや数、配置の違いで使い勝手は異なる。ドリンクホルダーひとつとっても、物の取りやすさが違うため、よく使う装備は実車確認が必須だ。

先進安全装備も要確認。搭載する機能はもちろん、車種によってはセンサーの検知範囲や作動条件が異なる。グレードや年式によっても装備に差があるので、中古車を検討している人は販売店のスタッフなどに詳細を確認すると良いだろう。
 

トヨタ アルファード(4代目・現行型)▲先進安全装備の中でも駐車支援システムは差がつきやすいので、気になる方は注目すると良いだろう。画像はトヨタ アルファード(4代目・現行型)
 

コンパクトミニバンのオススメ2選

ここからは「間違いなし」のミニバンをオススメ。まずはコンパクトミニバンから、大人気の2車種を紹介する。
 

 

1.トヨタ シエンタ(3代目・現行型)

トヨタ シエンタ(3代目・現行型)▲窓ガラスの下端を結んだ「ベルトライン」を水平にすることで、運転席からの死角が少ない。両側窓ガラスの角度が垂直に近く、室内が広く感じられる

ミニバンの使いやすさと、コンパクトカー並みの運転しやすさをあわせもつシエンタ。現行型となる3代目には5人乗り仕様と7人乗り仕様があり、それぞれにガソリン車とハイブリッド車が設定されている。ハイブリッド車は「E-Four」と呼ばれる4WDも選べる。

ボディサイズは5ナンバー枠に収まり、7人乗り仕様ではバランスよく3列シートが配置。使用頻度の高いセカンドシートの足元にゆとりが与えられ、実用性が高くなっている。しかもフロアの高さが330mm(4WDは350mm)に抑えられており、パワースライドドアの開口幅が1200mm。乗り降りも容易だ。

ドライバー目線で見ると、視界が広くて運転しやすい。また、ボディの四隅を丸くしたシェイプは取り回しが良い。運転時のストレスが少ないのも特長だ。こういった点からコンパクトカーや軽自動車からの乗り替え、初めてのマイカーとしても最適解になりえる。
 

トヨタ シエンタ(3代目・現行型)▲内装は四角と丸をモチーフに統一した、親しみやすいデザインになっている。それぞれの収納スペースには入るモノをわかりやすくピクトグラムで表現

同じファミリー層でも、3列シートが必須ではなく、キャンプなどへ行くのにたくさん荷物を積みたいのであれば、2列シートの5人乗り仕様が選択肢になる。

カーセンサー掲載台数は約740台(2025年2月15日現在)。ハイブリッド車が500台と多め。7人乗りが約480台を占める。4WD車のE-Fourは40台以下と少ないものの選択肢はある。

平均車両価格は約280万円、平均走行距離は1万3000km。ガソリン車が総額190万円、ハイブリッド車が総額230万円前後から狙うことができる。
 

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トヨタ シエンタ(3代目・現行型) × 全国

【3代目シエンタの注目データ】
ボディサイズ:全長4260mm×全幅1695mm×全高1695~1715mm
室内寸法:室内長2030~2545mm×室内幅1530mm×室内高1300mm
燃費(WLTCモード):18.0~28.8km/L
乗車定員:4~7名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1490cc
エンジン最高出力:91~120ps
エンジン最大トルク:120~145N・m
モーター最高出力:前80ps/後3ps
モーター最大トルク:前141N・m/後44N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:195万~323.5万円
中古車の車両価格帯:160.5万~360.9万円
※データは福祉車両も含む(以下略)
 

 

2.ホンダ フリード(3代目・現行型)

ホンダ フリード(3代目・現行型)▲シンプルなデザインでベーシックな「エアー」(右)に加え、SUVテイストを盛り込んだ力強いデザインの「クロスター」(左)がある

現行型となる3代目フリードのシートレイアウトは、2列シートの5名仕様、3列シートの6名仕様と7名仕様の3種類がある。いずれのシートレイアウトも、運転席と助手席の間がウォークスルーになっているため、後部座席への(からの)移動がスムーズなのは全車共通だ。

6名仕様については2列目がキャプテンシート&ウォークスルーになっているため、3列目シートへのアクセスも容易。また、3列目シートについては、跳ね上げ時の固定位置を工夫することで、荷室への張り出し量が最小限に抑えられている。その結果、たたんだ際のシート間に生まれる荷室幅が2代目よりも約160mm広い。

いずれのシートレイアウトでもガソリン車もしくはハイブリッド車が選べる。どちらのパワーユニットにも4WDがある。積雪地域などにお住まいでは4WDが必須、かつガソリン車を求める方はフリードが有力候補になる。
 

ホンダ フリード(3代目・現行型)▲床下の燃料タンクを薄くするといった工夫で、1列目から3列目まで床面をフラットにしているのでウォークスルーも実用的だ

カーセンサー掲載台数は約570台で。ガソリン車が410台と多数派。グレード別ではエアー系が最多で、クロスター系は約160台だ。4WDも3代目シエンタ同様に40台以下となっている。

車両平均価格は約270万円、平均走行距離は約200km。ガソリン車なら総額240万円前後から、ハイブリッド車なら総額280万円前後から狙える。

 

▼検索条件

ホンダ フリード(3代目・現行型) × 全国

【3代目フリードの注目データ】
ボディサイズ:全長4310mm×全幅1695~1720mm×全高1755~1780mm
室内寸法:室内長1935~2645mm×室内幅1470mm×室内高1190~1280mm
燃費(WLTCモード):14.4~26.0km/L
乗車定員:4~7名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1496cc
エンジン最高出力:106~118ps
エンジン最大トルク:127~142N・m
モーター最高出力:123ps
モーター最大トルク:253N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:250.8万~360.3万円
中古車の車両価格帯:219.8万~442.8万円
 

 

ミドルサイズミニバンのオススメ7選

次にミドルサイズミニバンから7車種をピックアップ。ミニバンにおけるメーカーの中核モデルが勢揃いだ。
 

 

1.トヨタ ノア(4代目・現行型)

トヨタ ノア(4代目・現行型)▲上級グレードのS-ZやS-Gはエアロスタイル。存在感の強いフロントグリルの造形は、昨今のミニバントレンドのど真ん中をいくものだ

4代目ノアはミニバンの王道的なモデルで、室内の広さはまさに面目躍如。特に車内高は約1.4mあるので、小学生中学年でも立ったまま車内で着替えることができる(小学校4年生の平均身長は約1.4m)。子育て世帯には魅力的だ。

シートレイアウトも秀逸だ。ノアの3列シート配置には7人乗りと8人乗りがある。大きな違いはセカンドシート。7人乗りのセカンドシートはキャプテンシートで、オットマンやシートヒーター、折りたたみ式大型サイドテーブルなどを備える。8人乗りのセカンドシートは3人掛けベンチシートタイプ。6対4の左右分割式だ。

いずれもセカンドシートの前後スライド量が長大で、7人乗りは745mm、8人乗りは705mmを確保。快適かつ使い勝手の良いものとなっている。エンジンのバリエーションはハイブリッドとガソリンの2種類。どちらのパワーユニットでも7人乗りと8人乗りがある他、4WDの組み合わせもある。
 

トヨタ ノア(4代目・現行型)▲車内幅の拡大が、2列目と3列目のウォークスルーにゆとりを与えている。車内の移動もスムーズだ

カーセンサー掲載台数は約850台。ハイブリッド車が約470台と多くなっている。7人乗りが主流で、8人乗りは100台ほどだ。

平均車両価格は390万円で、平均走行距離は約1万6000kmだ。総額270万円前後、ハイブリッド車なら総額310万円前後から見つけられる。

なお、ノアを選ぶときはオプション装備の有無にも気を配りたい。例えば、格納式で段差が200mmに抑えられる「ユニバーサルステップ」やハンズフリーデュアルパワースライドドアなどが採用されている。ノアの中古車選びは、同時にオプション装備選びでもあると心得よう。
 

▼検索条件

トヨタ ノア(4代目・現行型) × 全国

【4代目ノアの注目データ】
ボディサイズ:全長4695mm×全幅1730mm×全高1895~1925mm
室内寸法:室内長2805mm×室内幅1470mm×室内高1405mm
燃費(WLTCモード):14.1~23.6km/L
乗車定員:6~8名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1797~1986cc
エンジン最高出力:98~170ps
エンジン最大トルク:142~202N・m
モーター最高出力:前95ps/後41ps
モーターエンジン最大トルク:前185N・m /後84N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:267万~389万円
中古車の車両価格帯:256万~569万円
 

 

2.トヨタ ヴォクシー(4代目・現行型)

トヨタ ヴォクシー(4代目・現行型)▲ヴォクシーはヘッドライトを薄型アッパー部と立体的なロア部の2層構造として、存在感の強い独自のスタイルになっている

ヴォクシーとノアは兄弟車。4代目ノアが上質さを追求した王道だとすれば、そこに先鋭性と独創性を加えたのが4代目ヴォクシーだ。

両車とも基本性能や構成される装備は同じ。違うのはデザインであり、ライフスタイルに与えるテイストが異なる。言い換えれば、ヴォクシーはデザインやそこから醸される雰囲気に共感した方が選びたくなるミニバンだ。

具体的には、ヴォクシーはエアロスタイルが全車標準。わかりやすいところでは、フロントバンパーの下部が、一体型スポイラーのように前へ突き出した形状になっている。フロントマスクもヴォクシー専用デザインとなっている。

ヴォクシーはノアよりも新車価格が高く、それは中古車価格にも反映されているが、このような差別化に感情が動くならヴォクシーを選ぶ根拠になるだろう。
 

トヨタ ヴォクシー(4代目・現行型)▲ヴォクシーもノア同様にキャプテンシートの7人乗りとベンチシートの8人乗りがある。人気なのは7人乗りだ

ヴォクシーとノアでカーセンサー掲載物件を比べると、掲載台数が豊富なことも利点。カーセンサー掲載台数は約1840台が、ノアに比べるとほぼ倍の選択肢がある。選択肢が多いということは自分好みのオプション装備で構成された中古車も探しやすい。

パワートレイン別ではハイブリッド車が約960台と半数ほど。物件のほとんどが7人乗りとなっている。

平均車両価格は約400万円で、平均走行距離は約1万6000kmだ。ガソリン車なら総額300万円前後、ハイブリッド車なら総額340万円前後から見つけることができる。
 

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トヨタ ヴォクシー(4代目・現行型) × 全国

【4代目ヴォクシーの注目データ】
ボディサイズ:全長4695mm×全幅1730mm×全高1895~1925mm
室内寸法:室内長2805mm×室内幅1470mm×室内高1405mm
燃費(WLTCモード):14.1~23.0km/L
乗車定員:7~8名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1797~1986cc
エンジン最高出力:98~170ps
エンジン最大トルク:142~202N・m
モーター最高出力:前95ps/後41ps
モーター最大トルク:前185N・m/後84N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:309万~396万円
中古車の車両価格帯:268.9万~574万円
 

 

3.日産 セレナ(6代目・現行型)

日産 セレナ(6代目・現行型)▲全車ともにランプ類はLEDを採用する。e-POWER ルキシオンとハイウェイスターについては力強いエクステリアデザインとなる

2024年に約8万台の販売を記録した6代目セレナ。国内のミドルサイズミニバン販売台数で首位に輝いている。その人気の理由は、ミニバンならではの居住性と利便性、さらに最先端技術による快適さだ。

居住性においては、なんといってもクラスNo.1となる室内の広さ(2024年10月現在)。3列目にはスライド機構も備わる。利便性では、全座席に小物収納が用意されているのに加え、車内Wi-Fiも設定。ハンズフリーオートスライドドアやデュアルバックドアなどの操作性も向上している。

最先端技術としては、パワーユニットのe-POWERがある。ナビと連携したエネルギーマネジメント技術により、ガソリンエンジンの作動頻度を低減。車内の静粛性を高め、サスペンションやシートを工夫して車酔いも軽減してくれる。

最上位グレードの「e-POWER ルキシオン」には、運転支援技術のプロパイロット2.0を搭載。駐車支援システムのプロパイロットパーキングとプロパイロットリモートパーキングも便利だ。
 

日産 セレナ(6代目・現行型)▲運転席からの視界を広くし、快適な運転環境を実現。一部グレードには飲み物をこぼしてしもふき取りやすいファブリックが標準装備されている

6代目セレナのカーセンサー掲載台数は約1320台で、そのうちハイブリッド車は約570台だ。4WD車は約110台掲載されているが、e-4ORCEは販売されたのが2024年11月のため、掲載台数は10台ほどと少なめだ。

グレード別にエアロパーツを備えたハイウェイスター系が約1180台と最多。e-POWER ルキシオンは90台前後と少なめだ。

平均車両価格は約365万円で、平均走行距離は約6000kmだ。総額210万円から見つけることができる。ガソリン車なら総額280万円前後、ハイブリッド車なら総額330万円前後から検討できる。
 

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日産 セレナ(6代目・現行型) × 全国

【6代目セレナの注目データ】
ボディサイズ:全長4690~4810mm×全幅1695~1725mm×全高1870~1895mm
室内寸法:室内長3135~3145mm×室内幅1545mm×室内高1400mm
乗車定員:7~8名
燃費(WLTCモード):11.6~20.6km/L
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1433~1997cc
エンジン最高出力:98~150ps
エンジン最大トルク:123~200N・m
モーター最高出力:前163ps /後82ps
モーター最大トルク:前315N・m /後195N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯: 271.9万~503.6万円
中古車の車両価格帯:208万~560万円
 

 

4.ホンダ ステップワゴン(6代目・現行型)

ホンダ ステップワゴン(6代目・現行型)▲ハイブリッド車とガソリン車があり、それぞれに7人乗りと8人乗りがある。4WDとの組み合わせがあるのはガソリン車だ

現行型の6代目ステップワゴンには「エアー」と「スパーダ」がある。シンプルでクリーンな印象のエアーに対し、前後バンパーの造形やテールゲートスポイラーの装備で力強い印象なのがスパーダだ。

インテリアでは、エアーは温かみのある明るいトーン、スパーダはスタイリッシュなダークトーンという違いこそあるものの、基本的な装備や機能は同じ。ホンダ史上最大級といわれる室内空間を有し、2列目のキャプテンシートには前後に加えて、左右方向のスライド機能を採用。多彩なアレンジが可能だ。

使い勝手の面では、触れるだけで開閉可能な静電タッチセンサー式パワースライドドアを全車に標準装備。PM2.5センサー付き空調システム「Clean Air」により、車内の空気を効率よく清浄してくれるのも頼もしい。

パワートレインは、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用する。3つの走行モード(EVモード/ハイブリッドモード/エンジンモード)を自動的に切り替え、効率的な走行をサポートする。さらに、減速度を4段階で調整できる減速セレクターも搭載。走行シーンやドライバーの運転スタイルに合わせることが可能だ。
 

ホンダ ステップワゴン(6代目・現行型)▲ステップワゴンの3列目シートは、着座位置を高くするとともに、シートクッションの厚みを増すことで座り心地をよくしている

カーセンサー掲載台数は約560台で、半数以上がハイブリッド車となっている。全体の8割以上をスパーダが占める。

平均車両価格は約385万円で、平均走行距離は約1万2000km。ガソリン車が総額270万円前後、ハイブリッド車が総額330万円前後から視野に入る。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目・現行型) × 全国

【6代目ステップワゴンの注目データ】
ボディサイズ:全長4800~4830mm×全幅1750mm×全高1840~1855mm
室内寸法:室内長2845mm×室内幅1525~1545mm×室内高1395~1425mm
燃費(WLTCモード):12.9~20.0km/L
乗車定員:7~8名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1496~1993cc
エンジン最高出力:145~150ps
エンジン最大トルク:175~203N・m
モーター最高出力:184ps
モーター最大トルク:315N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:299.9万~406.7万円
中古車の車両価格帯:249.9万円~534.9万円
 

 

5.フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型)

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型)▲フロントガラス脇のAピラーから後端のDピラーまでひとつながりになったような広いウインドウデザインが優雅

現行型となる2代目ゴルフトゥーランは、2016年1月から継続販売されているロングセラーだ。ボディサイズは全長4535~4540mmと現行の国産ミニバンより小ぶり。特に全高が1640~1670mmと、背が低いのも特徴だ。安定感のあるフォルムは、見た目そのままドッシリとした走行安定性につながっている。

7人乗りの3列シートは多彩なアレンジが可能。2列目3列目のフラッフォールド機能により荷室を最大1857Lまで拡大できる。また、3列目シートへの乗り降りを容易にするイージーエントリー機能も採用している。

ゴルフトゥーランにはガソリン車とディーゼル車がある。ガソリンエンジンは2021年4月のマイナーチェンジを境に、それまでの1.4Lから1.5Lへと排気量が拡大。2Lのディーゼルエンジンは2018年1月以降の設定で、当初は6速DSGとの組み合わせだったが、2021年4月以降は7速に多段化されている。
 

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型)▲電動パノラマスライディングルーフはオプション設定。装着されている中古車は希少だが、車内の開放感が広がる装備だ

カーセンサー掲載台数は約140台。このうち8割弱がガソリン車となる。オススメなのは低回転から力強いディーゼル車なので、気になる物件があったら早めのチェックが吉だ。

平均車両価格は約241万円で、平均走行距離は約4万kmだ。走行距離5万km以内の物件がガソリン車なら総額140万円前後、ディーゼル車が総額250万円前後から見つけられる。

中古車選びで気にしたいのは先進安全装備だ。当初は「アダプティブクルーズコントロール」「プリクラッシュブレーキシステム」などを搭載し、マイナーチェンジなどで随時改良を受けてきた。2022年8月以降は、同一車線内全車速運転支援システム「トラベルアシスト」と緊急時停車支援システム「エマージェンシーアシスト」が全車に標準装備。安全性を優先するなら要チェックだ。
 

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フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型) × 全国

【2代目ゴルフトゥーランの注目データ】
ボディサイズ:全長4535~4540mm×全幅1830mm×全高1640~1670mm
室内寸法:メーカー非公表
燃費(WLTCモード):14.7~16.3km/L
乗車定員:7名
パワーユニット:ガソリンターボ/ディーゼルターボ
排気量:1394~1968cc
エンジン最高出力:150ps
エンジン最大トルク:250~340N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:284.7万~533.1万円
中古車の車両価格帯:98万~518万円
 

 

6.シトロエン ベルランゴロング(初代・現行型)

シトロエン ベルランゴロング(初代・現行型)▲ボディがスクエアで、アイポイントも高めなので、車両感覚がつかみやすいのも長所だ

初代ベルランゴロングは、ベルランゴの全長とホイールベースを拡張した3列7人乗り車だ。ボディサイズは全長4770mmとベルランゴより365mm長く、全高1870mmも20mm高い。

室内は、その分ゆとりが増大。3列目シートに前後スライド機能を採用した他、3列目シートを取り外して2列目シートを折りたためば、最大2693L容量のラゲージスペースを活用できるようになっている。

パワートレインは1種類のみ。1.5Lのディーゼルターボに、電子制御8速オートマチックトランスミッションを組み合わせだ。もちろん、先進安全装備も充実。縦列・並列駐車の際にステアリング操作を担ってくれるパークアシスト機能も搭載し、ボディが大きくても安心して止められるだろう。
 

シトロエン ベルランゴロング(初代・現行型)▲スライドドアや独立3座リアシートを採用し、優れた乗降性と利便性を備えている

2023年デビューとまだ歴史が浅いこともあり、カーセンサー掲載台数は約30台と限定的。グレードは2023年1月~12月まで設定されていた「シャイン」系と、以降の「マックス」系があるが、物件数はだいたい半々だ。

平均車両価格は約409万円で、平均走行距離は約4800km。物件の大半が 総額400万円台前半となっているが、総額360万円前後から狙うことができる。
 

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シトロエン ベルランゴロング(初代・現行型) × 全国

【初代ベルランゴロングの注目データ】
ボディサイズ:全長4770mm×全幅1850mm×全高1850~1870mm
室内寸法:メーカー非公表
燃費(WLTCモード):18.1km/L
乗車定員:7名
パワーユニット:ディーゼルターボ
排気量:1498cc
エンジン最高出力:130ps
エンジン最大トルク:300N・m
駆動方式:FF
新車の車両価格帯:443.3万~457万円
中古車の車両価格帯:329.8万~458万円
 

 

7.BMW 2シリーズ グランツアラー(初代)

BMW 2シリーズ グランツアラー(初代)▲BMWのアイコンとなっているダブルキドニーグリルと力強いエアインテークを採用。LEDヘッドライトやL字型テールランプを装備する

初代2シリーズグランツアラーは、コンパクトなボディに最大7名の乗車を可能とした、BMWのミニバン。広い車内で家族を満足させつつ、スポーティなドライビングフィールを求めるドライバーにオススメだ。

ボディはゴルフトゥーラン同様に「コンパクトとミドルサイズの中間」という絶妙なサイズ感。それでいて、きちん3列シートを備えている。3列目目を格納すると荷室容量が560Lに拡大。2列目も倒すと1820Lと大容量となるのも見事だ。

パワートレインのバリエーションも豊富だ。ガソリンとディーゼルのターボエンジンが設定されており、ガソリン車は1.5Lや2.0L、ディーゼル車は1.5L。220d グレードではxドライブと呼ばれる4WDシステム搭載車もある。

絶版車だが、運転支援システムもきちんと搭載。アクティブクルーズコントロール、トラフィックジャムアシスト、衝突警告・歩行者検知ブレーキなどを装備している。加えて、リアルタイム・トラフィック・インフォメーション(RTTI)なども設定されている。
 

BMW 2シリーズ グランツアラー(初代)▲インテリアはドライバーが主人公のデザイン。2列目のシートに4:2:4分割式を採用しているのも便利だ

特徴的なのは、装備や仕様の異なるバリエーションが豊富なこと。専用エクステリアとスポーツシートを備えた「スポーツ」、クロームメッキや上質なインテリアを採用した「ラグジュアリー」、エアロスタイルやMスポーツ専用サスペンションを装備した「Mスポーツ」などがある。中古車を選ぶときは仕様の違いをチェックしておきたい。

カーセンサー掲載台数は約160台。パワートレイン別では2Lディーゼル車が約80台で最多だ。バリエーションではラグジュアリーが約100台と多く、人気のMスポーツは約20台が掲載されている。

平均車両価格は140万円で、平均走行距離は5万2000kmだ。総額70万円から見つけることができる。走行距離5万km以内の物件がガソリン車なら約110万円、ディーゼル車なら総額140万円前後から狙える。
 

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BMW 2シリーズ グランツアラー(初代) × 全国

【初代2シリーズ グランツアラーの注目データ】
ボディサイズ:全長4565~4585mm×全幅1800mm×全高1640~1645mm
室内寸法:メーカー非公表
燃費(WLTCモード):13.5~16.7km/L
乗車定員:7名
パワーユニット:ガソリンターボ/ディーゼルターボ
排気量:1498~1998cc
エンジン最高出力:136~192ps
エンジン最大トルク:220~350N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:358万~541万円
中古車の車両価格帯:68万~343万円
 

 

ラージサイズミニバンのオススメ6選

最後にラージサイズミニバンから6車種をセレクト。憧れの車からタフ・ギアまで個性豊かな車種を選出した。
 

 

1.トヨタ アルファード(4代目・現行型)

トヨタ アルファード(4代目・現行型)▲フロントグリルは逆傾斜のデザインを採用。サイドのボディラインにダイナミックな抑揚が与えられている

アルファードを一言で表すなら、ミニバンの「王者」だ。VIPの送迎や待ち時間の待機スペースなど、かつての高級セダンが担っていた立ち位置に君臨。その快適さは当然、ファミリーユースにもうってつけだ。

現行型となる4代目は2023年に登場。室内には巨大なボディに見合うゆとりがあり、どの席に座っても開放感抜群だ。インテリアには「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」を採用。照明、エアコン吹き出し口、各種スイッチを天井中央に集約して、後席でも直感的に操作できるようになっている。

乗り心地にも定評がある。高剛性なTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、サスペンションにはフロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウィッシュボーン式を使用。快適性と走行安定性を両立している。また、低騒音タイヤの採用や吸音材の追加、エンジンや風切り音の抑制によって、静粛性も高い。

パワーユニットは2.5Lのガソリンエンジンとハイブリッド。2025年1月以降は、2.5Lのブラグインハイブリッドも追加されている。
 

トヨタ アルファード(4代目・現行型)▲エグゼクティブラウンジシート。オットマンとアームレストにまでヒーターが拡大されている他、空調や照明など後席の機能をディスプレイで操作できる「リアマルチオペレーションパネル」なども装備されている

カーセンサー掲載台数は約600台。そのうち約8割が「Z」グレードで、上級の「エグゼクティブラウンジ」が約100台を占める。後から設定されたプラグインハイブリッド車や、4名乗りの特別架装車「スペーシャスラウンジ」はまだ未掲載だ。

車両平均価格は約806万円で、平均走行距離は約8000km。ガソリン車が総額660万円前後、ハイブリッド車が総額720万円前後から狙える。
 

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トヨタ アルファード(4代目・現行型) × 全国

【4代目アルファードの注目データ】
ボディサイズ:全長4995mm×全幅1850mm×全高1935~1945mm
室内寸法: 室内長3005mm×室内幅1660mm×室内高1360mm
燃費(WLTCモード):10.3~18.9km/L
乗車定員:4~8名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド/プラグインハイブリッド
排気量:2487~2493cc
エンジン最高出力:177~190ps
エンジン最大トルク:219~236N・m
モーター最高出力:前182ps/後54ps
モーター最大トルク:前270N・m/後121N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:510万~1480万円
中古車の車両価格帯:658万~1650万円
 

 

2.トヨタ ヴェルファイア(3代目・現行型)

トヨタ ヴェルファイア(3代目・現行型)▲外装は黒が基調で、漆黒メッキ加飾を採用。フロントグリルやエアインテークにはシャープな造形を施すことで、スポーティさを強調している

アルファードの兄弟車でもあるヴェルファイア。現行型となる3代目はミニバンでありながら「運転する楽しさ」を追求している。専用の「フロントパフォーマンスブレース」を追加することで、ボディ剛性を高め、俊敏なハンドリングを実現。サスペンションにも専用チューニングが施されており、レスポンスに優れた操縦性を可能にしている。

パワーユニットは2.5Lのハイブリッドやプラグインハイブリッドが採用されているが、注目なのは、ヴェルファイア専用の2.4Lガソリンターボ。最高出力282psを発揮するのに加え、ショートストローク化したアクセルペダルを採用することで、少ない踏み込みでもダイレクト感のある加速を楽しめる。エンジンノイズを抑制しながらもスポーティなサウンドチューニングを施しているのも特徴だ。

もちろん、内装や装備は4代目アルファードと同様に豪華。先進安全装備の内容も同じで、「トヨタセーフティセンス」に加えて、スマートフォンから遠隔操作で駐車可能な「アドバンスト パーク」なども採用している。
 

トヨタ ヴェルファイア(3代目・現行型)▲高級感ある内装。シートやドアパネルには専用のステッチが施され、細部にわたってヴェルファイアならではの個性が表現されている

カーセンサー掲載台数は約310台で、そのうち約250台がハイブリッド車。ガソリンターボ車は搭載グレードが限定的なこともあり、60台ほどだ。

車両平均価格は約864万円で、平均走行距離は7000km。ハイブリッド車は総額750万円前後から狙え、ガソリンターボ車は総額850万円前後から検討できる。

車両平均価格が4代目アルファードに比べてやや高いのは、アルファードに設定される「Z」のようなスタンダードなグレードが存在しないことが一因だろう。
 

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トヨタ ヴェルファイア(3代目・現行型) × 全国

【3代目ヴェルファイアの注目データ】
ボディサイズ:全長4995mm×全幅1850mm×全高1945mm
室内寸法: 室内長3005mm×室内幅1660mm×室内高1360mm
燃費(WLTCモード):10.2~17.7km/L
乗車定員:6~7名
パワーユニット:ガソリンターボ/ハイブリッド/プラグインハイブリッド
排気量:2393~~2493cc
エンジン最高出力:177~279ps
エンジン最大トルク:219~430N・m
モーター最高出力:前182ps/後54ps
モーター最大トルク:前270N・m/後121N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:655万~1085万円
中古車の車両価格帯:743万~1333万円
 

 

3.日産 エルグランド(3代目・現行型)

日産 エルグランド(3代目・現行型)▲ライバルに比べてロー&ワイドなプロポーションが特徴

現行型となる3代目エルグランドはロー&ワイドなプロポーションが特徴。ボディは大きいが、16インチタイヤ装着車なら最小回転半径が5.4mと、ラージサイズとしては取り回しがしやすい。

パワートレインは、最高出力280psを発揮する3.5Lガソリンエンジンに加え、170psを発揮する2.5Lガソリンエンジンを用意。リアサスペンションはマルチリンクで、乗り心地と安定性を両立している。

室内も高級ミニバンにふさわしいクオリティだ。7人乗りに採用される2列目のキャプテンシートには、クッション一体型のトリプルオットマンを装備。長時間の移動でも快適な座り心地となっている。3列目は床下格納式を採用。荷室の拡張が可能だ。

ユーティリティや収納性にも優れ、ワンタッチオートスライドドアやリモコンオートバックドアを採用。ラゲージアンダーボックスも備わり、たっぷり荷物を積むことができる。

 

日産 エルグランド(3代目・現行型)▲キャプテンシートには当然オットマンとシートバックの中折れ機能を採用。3人掛けの3列目もしっかりと腰掛けられるようシート面を最適化されている

カーセンサー掲載台数は約1100台で、そのうち約8割が7人乗りだ。グレード別ではエアロスタイルの「ハイウェイスター」が約900台を占める。

デビューが2010年8月と古く、新車も比較的低価格帯の設定されていたこともあって、車両平均価格、平均走行距離は約8万km。走行距離5万km以内の物件が前期型なら総額110万円前後、2014年1月以降の中期型なら総額190万円前後、2020年10月以降の後期型なら総額320万円前後から狙える。

当然、新しい年式ほど先進安全装備が充実している。安全性にこだわるなら「360度セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」が標準化された後期型がオススメだ。
 

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日産 エルグランド(3代目・現行型) × 全国

【3代目エルグランドの注目データ】
ボディサイズ:全長4915~5020mm×全幅1850mm×全高1805~1815mm
室内寸法:室内長2905~3025mm×室内幅1580mm×室内高1275~1300mm
燃費(WLTCモード):8.4~10.0km/L
乗車定員:4~8名
パワーユニット:ガソリンエンジン
排気量:2488~3498cc
エンジン最高出力:170~300ps
エンジン最大トルク:245~361N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:307.7万~837.9万円
中古車の車両価格帯:31万~469万円
 

 

4.ホンダ オデッセイ(5代目・現行型)

ホンダ オデッセイ(5代目・現行型)▲4代目と比べて5代目は背が高くなったが、それでも現行の国産ラージサイズミニバンの中でも低め。ボディは標準仕様とスポーツ仕様の「アブソルート」の2種類が用意される

オデッセイは低い車高で人気を集めたミニバンだったが、2013年11月に登場した5代目から大きくスタイルチェンジ。スライドドアを装備しながらも超低床プラットフォームを採用することで、走りの良さと室内の広さを両立している。

7人乗りと8人乗りが設定され、前者の2列目席にはプレミアムクレードルシートを採用。背もたれを倒す動きに連動し、座面が持ち上がるので、ゆったりと座ることができる。3列目席は床下格納式で、荷室の使い勝手も良好だ。

当初のパワーユニットは2.4Lガソリンエンジンで、2016年2月に「スポーツハイブリッドi-MMD」を採用。2020年11月にはハイブリッドシステムが「e:HEV」に名称変更されている。

覚えておきたいのはモデル変遷だ。デビューから2017年10月までが前期型で、2017年11月から2020年10月までが中期型に分類。2020年11月以降が後期型となるが、2022年9月に販売終了され、2023年12月に復活を遂げた。復活後はラインナップも変更され、ハイブリッド車のみとなっている。
 

ホンダ オデッセイ(5代目・現行型)▲ホンダの最上級ミニバンだけに室内は上質。当然キャプテンシートにはオットマンやセンターテーブルなどが装備されている

カーセンサー掲載台数は約1180台で、そのうち約770台がガソリン車。気になるe:HEV搭載車は約230台だ。掲載物件のほとんどがアブソルートで、復活後のモデルは約140台となっている。

車両平均価格は約187万円で、平均走行距離は約6万5000km。走行距離5万km以内の物件がガソリン車なら総額120万円前後、ハイブリッド車なら総額210万円前後を探すことができる。
 

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ホンダ オデッセイ(5代目・現行型) × 全国

【5代目オデッセイの注目データ】
ボディサイズ:全長4830~4860mm×全幅1800~1820mm×全高1685~1725mm
室内寸法:室内長2915~2935mm×室内幅1560~1625mm×室内高1285~1325mm
燃費(WLTCモード):11.6~20.2km/L
乗車定員:7~8名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
排気量:1993~2356cc
エンジン最高出力:145~190ps
エンジン最大トルク:175~237N・m
モーター最高出力:184ps
モーター最大トルク:315N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:249万~516.5万円
中古車の車両価格帯:30.7万~585.5万円
 

 

5.三菱 デリカD:5(初代・現行型)

三菱 デリカD:5(初代・現行型)▲ラージサイズミニバンに該当するが、ボディは「ミドルサイズ以上ラージサイズ未満」とも言える絶妙なサイズ感だ。標準ボディの他に、エアロスタイルの「アーバンギア」も設定される

初代デリカD:5はSUV風のデザインに、オフローダーのような悪路走破性を備えた唯一無二のミニバンだ。障害物を乗り越えられるように最低地上高を高め、三菱謹製の4WDシステムを搭載。アウトドアにミニバンを使いたい人にとっては間違いなしの選択肢となっている。

2列目はキャプテンシートの7人乗りと、チップアップ機能が付いたベンチシートの8人乗りを設定。3列目は跳ね上げ式を採用している。3列目格納時の荷室容量は最大で7人乗りが約1003L、8人乗りが約982Lを確保。現行ラージサイズミニバンで最小のボディながら、十分以上の積載性を備えている。

エンジンはかつて2Lと2.4Lのガソリンも設定されていたが、2019年2月のビッグマイナーチェンジで2.2Lディーゼルターボに一本化。以降の後期型から先進安全運転支援機能「e-Assist」が全車に標準装備されている。走行性能や悪路走破性も向上しているので、パフォーマンスを最優先とするなら後期型がイチオシだ。
 

三菱 デリカD:5(初代・現行型)▲室内は高級志向のラージサイズミニバンと比べてシンプル。ただ、後期型となると質感が高められ、ますます居心地がよくなっている

カーセンサー掲台数は約2250台で、そのうち約1490台がディーゼル車だ。前期型と後期型の割合はおおむね半々となっている。

車両平均価格は約332万円で、平均走行距離は約6万3000kmだ。走行距離5万km以内の前期型は総額200万円以下でも狙えるが、見つけやすくなるのは総額240万円前後から。同走行距離の後期型は総額340万円前後から検討できるようになる。
 

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三菱 デリカD:5(初代・現行型) × 全国

【初代デリカD:5の注目データ】
ボディサイズ:全長4730~4800mm×全幅1795mm×全高1825~1875mm
室内寸法:室内長2980mm×室内幅1505mm×室内高1310mm
燃費(WLTCモード):12.6km/L
乗車定員:7~8名
パワーユニット:ガソリンエンジン/ディーゼルターボ
排気量:1998~2359cc
エンジン最高出力:145~170ps
エンジン最大トルク:191~380N・m
駆動方式:FF/4WD
新車の車両価格帯:221.3万~473.3万円
中古車の車両価格帯:20万~699.9万円
 

 

6.メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型)

メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型)▲切れ長のライトがスポーティさを演出。2019年10月のビッグマイナーチェンジで、フロントバンパーなどが変更され、より精悍な顔つきとなっている

元々商用バンの乗用車版であったVクラスだが、現行型となる3代目は高級感あふれるモデルに仕上げられている。ボディは標準、ロング、エクストラロングの3種類を設定。ロングで全長が5.1m以上、エクストラロングでは5.3mを超える。その巨体を生かした室内は広々としており、開放感も抜群だ。

2列目キャプテンシートの7人乗りだが、面白いのはシートの仕様。2列目および3列目はシートを取り外すことができ、シーンに応じてレイアウトを変更できる。例えば、2列目を後ろに向けて対面配置にすることも可能だ。また、2列目3列目を外せば、広大な荷室として使うこともできる。

駆動方式にFR を採用している点もユニークだ。これはエンジンを前置きし、後輪を駆動される形式だ。ミニバンで一般的なFFよりも室内スペースを確保しにくくなる反面、ハンドリングが良くなる傾向にあり、メルセデス・ベンツらしい乗り味を演出するのに一役買っている。

搭載エンジンは、日本専用に開発された2.2Lディーゼルターボと2Lガソリンターボ。後者は特別限定車のみの採用となるため、実質的にはディーゼルターボ車のみの設定と言える。
 

メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型)▲内装もメルセデス・ベンツの名に恥じない豪華さ。輸入ミニバンでは数少ない両側電動スライドドア搭載車な点も好印象だ

カーセンサー掲載台数は約240台で、ほとんどがディーゼルターボ車。ボディタイプ別では「ロング」が約160台で最多で、エクストラロングは約10台と少なめ。ポップアップルーフなどを備えたキャピングカー仕様の「マルコポーロホライゾン」は20台弱が掲載されている。

車両平均価格は約618万円で、平均走行距離は約4万km。走行距離にこだわらなければ総額300万円以下でも見つかり、5万km以内の物件が総額350万円前後から探すことが可能だ。
 

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メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型) × 全国

【3代目Vクラスの注目データ】
ボディサイズ:全長4905~5385mm×全幅1928~1930mm×全高1880~1960mm
室内寸法:メーカー非公表
乗車定員:7名
燃費(WLTCモード):11.4~13.2km/L
パワーユニット:ガソリンターボ/ディーゼルターボ
排気量:1949~2142cc
エンジン最高出力:163~211ps
エンジン最大トルク:350~380N・m
駆動方式:FR
新車の車両価格帯:535万~1370万円
中古車の車両価格帯:225万~1980万円
 

 

【最新】ミニバン人気ランキングTOP10

ミニバンの人気車種TOP10を紹介。直近1年のカーセンサー独自の中古車データを分析した最新ランキングだ。ぜひミニバン選びの参考としてほしい。
 

順位 メーカー 車種 世代
1位 トヨタ アルファード 3代目
2位 日産 セレナ 5代目
3位 ホンダ フリード 2代目
4位 トヨタ ヴォクシー 3代目
5位 日産 セレナ 4代目
6位 ホンダ オデッセイ 5代目・現行型
7位 トヨタ シエンタ 2代目
8位 トヨタ ヴェルファイア 2代目
9位 三菱 デリカD:5 初代・現行型
10位 ホンダ ステップワゴン 5代目
順位 メーカー 車種 世代
1位 トヨタ アルファード 3代目
2位 日産 セレナ 5代目
3位 ホンダ フリード 2代目
4位 トヨタ ヴォクシー 3代目
5位 日産 セレナ 4代目
6位 ホンダ オデッセイ 5代目・現行型
7位 トヨタ シエンタ 2代目
8位 トヨタ ヴェルファイア 2代目
9位 三菱 デリカD:5 初代・現行型
10位 ホンダ ステップワゴン 5代目
 

【Q&A】ミニバンに関するよくある質問

Q.ワンボックスとの違いは?
A.ミニバンは2ボックス車であり、ワンボックスとは構造が異なる。ワンボックスはエンジンルームと乗車スペース・荷室が1つにまとまっているが、ミニバンはエンジンルームと乗員スペース・荷室が分かれている。また、ミニバンは乗用車だが、ワンボックスは基本的には商用車で乗り心地よりも積載性が優先されている。

Q.ミニバンは運転しにくい?
A.ミニバンはボディこそ大きいが、運転しにくくはない。箱型で車両感覚をつかみやすいし、アイポイントが高いから視界も良好だ。後輪が前輪よりも内側を通る「内輪差」が発生しやすいので慣れは必要だが、最近の車種には先進安全装備が備わっているため、安心して運転できるはずだ。

Q.ミニバンを中古車で買っても大丈夫?
A.きちんと整備されていれば、中古車でも問題なし。ただ、ミニバンではスライドドアのチェックを忘れないこと。使用頻度が高いため、開閉に不具合がないか調べておく。当然エンジンまわりやタイヤ、ブレーキなどの状態や保証の有無なども、きちんと確認しよう。
 

※記事内の情報は2025年2月15日時点のものです。
 

文/綱島剛(DOCUMENT) 写真/尾形和美、トヨタ、ホンダ、日産、三菱、フォルクスワーゲン、シトロエン、BMW、メルセデス・ベンツ
綱島 剛

自動車ライター・編集

綱島 剛

編集プロダクションを経てカーセンサー編集部に所属。「日刊カーセンサー」のデスクを経て、2016年に独立した。現在は某住宅情報誌の副編集を務めながら、ライター・編集として車や住宅、防災など生活に関わる記事を制作。最近ではキャンピングカーに注目し、情報収集にいそしんでいる。

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