トヨタ▲広々とした車内と取り回しの良さを併せもつ軽ワゴン。軽自動車の中で現在最も人気の高いカテゴリーだ

軽ワゴンを人気ランキング形式で紹介!

コンパクトなボディで運転がしやすく、それでいて燃費性能が良いモデルも多い軽自動車。その中でも特に人気のカテゴリーが「軽ワゴン」と呼ばれるものだ。

この記事では、軽ワゴンとはどんなモデルなのかを詳しく解説するとともに、新旧の人気軽ワゴンをランキング形式で紹介しよう!

 
 

軽ワゴンとはどんな車?

軽ワゴンとは、軽自動車の中でも背が高い車のこと。

サイズ制限のある軽自動車の中で、全長と全幅は多くの車が目いっぱい広げてきたが、全高に関しては商用車以外あまり注目されてこなかった。かつてはあまり背を高くすると、走行が不安定になったからだ。

しかし、技術の進歩で1993年に登場した初代スズキ ワゴンRから少しずつ背の高い軽自動車が登場するようになった。

現在は全高1600mm前後の「トールワゴン(ハイト軽ワゴン)」と、全高1800mm前後の「スーパーハイトワゴン」の2種類に分けることができる。

日産 デイズ(現行型)▲トールワゴン(ハイト軽ワゴン)は、燃費の良さと車内の広さのバランスの良さを兼ね備えている
ホンダ N-BOX(現行型)▲スーパーハイトワゴンは、全高の高さを生かした広い室内空間が特徴。スライドドアを備えたモデルも多い
 

軽ワゴンの特徴・魅力

まず、背は高いとはいえ全長や全幅は他の軽自動車と同じだから、取り回しやすい。狭い道もスイスイ走れる。

それでいて背が高いことを生かすために、たいていはリアウインドウがほぼ垂直になる、ボックススタイルが採用されている。そのため室内が広々としている点が大きな魅力だ。
 

ホンダ N-BOX(現行型)▲コンパクトな外観からは想像できないほど広い車内を備える軽ワゴン

もちろん軽自動車だから燃費が良いものが多く、税金(軽自動車税)も安いので、ランニングコストを抑えられる。

こうしたメリットから軽ワゴンは人気が高く、そのため自動車メーカーも次々と新型車を投入している。選ぶ側からすれば、それだけ選択肢が多いということでもある。「たくさんあるから好きなモデルを選びやすい」というのも、軽ワゴンの魅力のひとつだろう。
 

 

軽ワゴンの選び方・ポイント

軽ワゴンを選ぶときのポイントは、3つある。以下、詳しく解説していこう。

1.燃費を取るか広さを取るか
先述のとおり全高が高く広々とした車内が魅力の軽ワゴンだが、当然ながら背が高くなるほど重量が増えるため、燃費面ではスーパーハイトワゴンよりもトールワゴンの方が有利になるケースが多い。

それを踏まえて、主に1人で買い物や通勤で使うことが多いならトールワゴン、家族や仲間などと大人数でよく乗るならスーパーハイトワゴンの方がオススメと言える。

また、1人でもキャンプ道具や釣り道具、アウトドアスポーツのギアなどをたくさん積みたいのであれば、空間がより広いスーパーハイトワゴンの方が便利だろう。

ただし、中にはハイブリッドシステムを備えたモデルもあるので、スーパーハイトワゴンの方が燃費は悪いとは一概には言えない。気になる車が見つかったら、必ず燃費もチェックしよう。

このように普段乗る人数や、何をどれだけ載せたいかをしっかり考えてから選ぶようにしよう。
 

ホンダ N-WGN(現行型)▲トールワゴンの方がやや全高が低く軽量なものが多いため、燃費面でも有利になることが多い

2.安全・快適機能
安全機能の有無にも注意したいところ。最近は軽自動車であっても衝突被害軽減ブレーキを含む先進安全運転支援機能が充実している。

また、高速道路をよく使うのであれば、先行車の速度に応じて自動的に追従してくれる、全車速対応のアダプティブクルーズコントロール機能も備えた最新の先進安全運転支援機能が装備されていると便利だ。
 

ホンダ N-BOX(現行型)▲現行型の軽自動車を中心に、アダプティブクルーズコントロール機能を備えたモデルも増えている

3.同じ車種でもデザインバリエーションがある
特にトールワゴンとスーパーハイトワゴンは、標準モデルの他に、スポーティな外観をまとったカスタムモデルが用意されていたり、SUVテイストの外装をまとったものなど、同じ車種でもデザインが異なるモデルをラインナップしていることが多い。

気になる車を見つけたら、他にどんなデザインがあるのか、確認するようにしたい。
 

スズキ スペーシア(現行型)▲こちらはスズキ スペーシア。ノーマルの見た目(写真左)に加え、スポーティな装いのカスタム(写真右)もある
 

軽ワゴンの現行型車種人気ランキングTOP10

それでは現行型の軽ワゴン人気ランキングを見ていこう。現行型だから最新のデザインをまとっている他、世代を重ねてきたことで、使い勝手も改良されているのが魅力。

さらに、今回取り上げた人気の現行型は、衝突被害軽減ブレーキが標準装備されているので、安全性能が高い。また、車種によっては全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール機能など、高速道路での運転が楽になる機能も備えていることも現行型を選ぶ大きなメリットだ。
 

 

第1位|ホンダ N-BOX(2代目・現行型)
幾度も「日本で最も売れた車」となった日本を代表する1台

●生産期間:2017年9月~
●新車時価格:131.5万~228.8万円
●中古車平均価格:約140万円
●中古車流通台数:約1万2880台
 

ホンダ N-BOX(現行型)▲写真は標準モデルのG・EX
ホンダ N-BOX(現行型)▲写真はカスタムモデルのカスタムG・EXターボ

軽自動車だけでなく普通車も含む年間販売台数で何度も1位を獲得している、スーパーハイトワゴンの歴代ホンダ N-BOX。2022年(1~12月)に最も売れた車もまた、現行型N-BOXだ。

旧型でも広くて使い勝手の良かった室内は、現行型でさらに進化。例えば、全車の助手席に570mmのロングスライド機能が一部グレードに採用された。これによって、助手席を後ろにスライドさせれば後席のチャイルドシートの子供をケアしながらドライブでき、前にスライドさせれば助手席側スライドドアから乗って運転席に座れるなど、車内を自由に移動できる。

また、電動スライドドアはロック状態でも、キーを持ってドアハンドルを軽く引くだけで開いてくれる機能が用意された。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションも標準モデルとカスタムモデルの2種類がある。
 

ホンダ N-BOX(現行型)▲写真はカスタムモデルのカスタムG・Lターボ

原稿執筆時点の価格帯は約40万~290万円。平均走行距離は約2.2万km。走行距離3万km未満の2017年式・標準モデルが支払総額約80万円で狙える。
 

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ホンダ N-BOX(現行型)×全国
 

第2位|スズキ ハスラー(2代目・現行型)
「遊べる軽」が正常進化し、マイルドハイブリッドも搭載された

●生産期間:2019年12月~
●新車時価格:128万~183.4万円
●中古車平均価格:約151万円
●中古車流通台数:約1860台
 

スズキ ハスラー(現行型)▲写真はハイブリッドXターボ

街にも映えるSUVスタイルで人気となった初代ハスラー。同社のワゴンRと同じくトールワゴンに分類される。

現行型は初代のキープコンセプトだが、新世代プラットフォームが採用されるなど、中身は大きく進化。

初代と似ているがよく見ると細かなデザインが異なり、アウトドアで便利な機能もしっかり進化している。

例えば、ラゲージ床や後席の背もたれ背後だけでなく、ラゲージ床下のアンダーボックスにも汚れや水分が拭き取りやすい素材に。汚れたキャンプ道具などを、より気軽に放り込んでおけるようになった。

また、旧型同様4WD車は、ぬかるみなどからの発進をスムーズにするグリップコントロールや、急な下り坂を一定速度で降りていけるヒルディセントコントロールを装備。

パワートレインはターボ/ノンターボの2種類。いずれも小型モーターがアシストするマイルドハイブリッドシステムが採用されているのが旧型との大きな違いだ。
 

スズキハスラー(現行型)▲写真はハイブリッドXターボ

原稿執筆時点の価格帯は約79万~270万円。平均走行距離は約0.7万km。走行距離1万km未満の2021年式・標準モデルが支払総額約130万円で狙える。
 

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スズキ ハスラー(現行型)×全国
 

第3位|スズキ スペーシア(2代目・現行型)
スーパーハイトワゴンで、唯一マイルドハイブリッドシステムを搭載

●生産期間:2017年12月~
●新車時価格:127.4万~200.6万円
●中古車平均価格:約143万円
●中古車流通台数:約5310台
 

スズキスペーシア(現行型)▲写真は標準モデルのハイブリッドX
スズキスペーシア(現行型)▲写真はカスタムモデルのカスタムハイブリッドXSターボ

スーパーハイトワゴンで、唯一マイルドハイブリッドシステムを搭載するのがスペーシアだ。エンジンはターボ/ノンターボの2種類あるが、すべて小型モーターが組み合わされ、JC08モード燃費30.0km/L(一部グレード)というクラストップの低燃費を誇る。

車内が広いのはもちろんラゲージの使い勝手も良く、後席はラゲージ側から左右別々にスライドできるので、荷物に合わせてラゲージを広げられる。さらに、リアシートをワンモーションで床下へ収納すれば27インチの自転車も搭載できる。

ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデルの2種類に加えて、2018年12月にはSUVテイストのデザインやアウトドアで便利な機能を備えた「スペーシア ギア」も加えられた。
 

スズキ スペーシア(現行型)▲写真はSUVテイストのスペーシア ギア

なお、先進安全運転支援機能は当初センサーを用いたシステムだったが、2020年8月からデュアルカメラを用いるタイプに切り替わっている。

スズキスペーシア(現行型)▲写真はカスタムハイブリッドXSターボ

原稿執筆時点の価格帯は約46万~296万円。平均走行距離は約1.7万km。走行距離2万km未満の2018年式・標準モデルが支払総額約90万円で狙える。
 

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スズキ スペーシア(現行型)×全国
 

第4位|ダイハツ タント(4代目・現行型)
大開口「ミラクルオープンドア」の使い勝手がさらに良くなった

●生産期間:2019年7月~
●新車時価格:122万~202.4万円
●中古車平均価格:約157万円
●中古車流通台数:約4970台
 

ダイハツタント(現行型)▲写真は標準モデルのX
ダイハツタント(現行型)▲写真はカスタムモデルのカスタムRS

スーパーハイトワゴンのタントは、助手席側のピラー(前席と後席の間にある柱)がない。そのため助手席ドアとスライドドアを開けると左右1490mmもの大開口が生まれる。旧々型から採用されている、この「ミラクルオープンドア」なら、助手席側から簡単にベビーカーごと子供を乗せることができる。

現行型ではさらに運転席を大きく後ろにスライドさせ、助手席を前方に押しやれば、運転席から簡単に助手席側の“大開口”へ移動できるようになった。

また、助手席ドアは一般的なヒンジドアだが、力の弱い子供でもきちんと閉められるように、イージークローザー(高級車に多い。軽自動車では初)が採用されている。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデル、さらに2022年10月に追加されたSUVテイストの「ファンクロス」の3種類がある。
 

スズキ スペーシア(現行型)▲写真はSUVテイストのファンクロス
ダイハツタント(現行型)▲写真はカスタムモデルのカスタムRS

原稿執筆時点の価格帯は約56万~270万円。平均走行距離は約0.8万km。走行距離1万km未満の2020年式・標準モデルが支払総額約100万円で狙える。
 

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ダイハツ タント(現行型)×全国
 

第5位|ダイハツ タフト(初代・現行型)
ライバルを追走する、街でもアウトドアでも映えるSUV

●生産期間:2020年6月~
●新車時価格:132万~180.4万円
●中古車平均価格:約144万円
●中古車流通台数:約2330台
 

ダイハツタフト(現行型)▲写真はGターボ

街でもアウトドアでも映えるSUVテイストのトールワゴン(ハイト軽ワゴン)、タフト。ライバルのハスラーより10mm高い190mmというロードクリアランスを備え、もちろん汚れたり濡れたグッズを放り込んでおけるように、汚れをサッと拭き取れるラゲージも装備している。

ラゲージはボードで上下2段に分けて使うことができ、バッグや帽子などをひっかけておけるフックが備わる。後席シートを倒せば段差のない、フラットな空間に拡大できる。

さらに、片輪がぬかるみで空転しても、もう一方に駆動力を加えることで脱出できるグリップサポート制御や、外の世界との一体感を味わいやすい大きなガラスルーフ(スカイフィールトップ)が全車に標準装備されるなど、アウトドアを満喫できる1台だ。

エンジンはターボとノンターボの2種類。
 

ダイハツタフト(現行型)▲写真はGターボ

原稿執筆時点の価格帯は約95万~263万円。平均走行距離は約0.4万km。2020年式・ノンターボ車・届出済未使用車が支払総額約120万円で狙える。
 

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第6位|日産 ルークス(2代目・現行型)
“技術の日産”らしい先進技術たっぷりのスーパーハイトワゴン

●生産期間:2020年3月~
●新車時価格:141.6万~245.4万円
●中古車平均価格:約147万円
●中古車流通台数:約2270台
 

日産ルークス(現行型)▲写真は標準モデルのX
日産ルークス(現行型)▲写真はカスタムモデルのハイウェイスターGターボプロパイロットエディション

2020年2月に車名から「デイズ」を取って生まれ変わった、スーパーハイトワゴンのルークス。スライドドアの開口幅は650mmとクラストップレベルだから乗降しやすい。さらに、ドア下に足をかざすと自動で開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」が左右両側に用意された。子供を両手で抱えているときなどに便利だ。

後席は左右別々に最大320mmのスライドが可能。助手席側の後席を前にスライドさせれば、運転席からチャイルドシートに乗せた子供をケアすることもできる。また、ラゲージには最大スーツケース(48L)を4つ収納することができる。

その他にデイズ同様、軽自動車には珍しい「SOSコール」がハイウェイスター全車に標準装備された。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデル(ハイウェイスター系)の2種類がある。
 

日産ルークス(現行型)▲写真の内装色はプレミアムグラデーションインテリア

原稿執筆時点の価格帯は約70万~268万円。平均走行距離は約1万km。走行距離1万km未満の2020年式・標準モデルが支払総額約100万円で狙える。
 

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日産 ルークス(現行型)×全国
 

第7位|スズキ ワゴンR(6代目・現行型)
トールワゴントップとなる33.4km/Lという低燃費を誇る先駆者

●生産期間:2017年2月~
●新車時価格:107.9万~181.3万円
●中古車平均価格:約96万円
●中古車流通台数:約3840台
 

スズキ ワゴンR(現行型)▲写真は標準モデルのハイブリッドFX
スズキ ワゴンR(現行型)▲写真はスポーティモデルのハイブリッドFZ
スズキ ワゴンR(現行型)▲写真はカスタムモデルのスティングレーハイブリッドT

1993年デビューというロングセラーであり、トールワゴンのパイオニアであるワゴンR。6代目となる現行型は、パワートレインにマイルドハイブリッドシステムを採用し、デビュー時でトールワゴン(ハイト軽ワゴン)のトップとなるJC08モード燃費33.4km/Lという低燃費を実現した。

同社にはスーパーハイトワゴンのスペーシアがあるが、室内長と室内幅はワゴンRの方が大きい。つまり、頭上の空間はスペーシアには及ばないが車内は意外と広々としているのだ。

エンジンはターボ/ノンターボの2種類。いずれも小型モーターがアシストするマイルドハイブリッドシステム搭載車が用意されている。また、ボディバリエーションは幅広い支持層に応えるべく、標準モデル/スポーティモデル/カスタムモデル(スティングレー)の3モデル用意された。

なお、先進安全運転支援機能は当初センサーを用いたシステムだったが、2022年8月からデュアルカメラを用いるタイプに切り替わっている。
 

スズキ ワゴンR(現行型)▲写真は標準モデルのハイブリッドFX

原稿執筆時点の価格帯は約22万~187万円。平均走行距離は約2.1万km。走行距離3万km未満の2017年式・標準モデルが支払総額約60万円で狙える。
 

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スズキ ワゴンR(6代目・現行型)×全国
 

第8位|ホンダ N-WGN(2代目・現行型)
低床で使いやすい車内空間が魅力のハイトワゴン

●生産期間:2019年8月~
●新車時価格:120.4万~188.2万円
●中古車平均価格:約131万円
●中古車流通台数:約1890台
 

ホンダN-WGN(現行型)▲写真は標準モデルのL
ホンダN-WGN(現行型)▲写真はカスタムモデルのカスタムLターボ

同社の軽自動車・Nシリーズの中で、トールワゴンのカテゴリーを受け持つのがN-WGNだ。プラットフォーム(車の土台)を共有するスーパーハイトのN-BOXと同様、低床で広い車内空間を実現している。

ラゲージも当然床が低いのだが、ラゲージボードをあえてショッピングカートに多い約730mmとし、荷物をカートから移し替えやすくしている。もちろんラゲージボード下にも荷物を収納できる他、リアシートを倒すとちょうどラゲージボードと同じ高さになるので、ほぼ段差のないフラットな空間を作ることができる。

また、同社の軽自動車として初めてテレスコピック&チルトステアリングが標準装備された。これにより、様々な体格のドライバーが最適な運転姿勢が確保できる。

エンジンはターボ/ノンターボの2種類。ボディバリエーションも標準モデルとカスタムモデルの2種類がある。
 

ホンダN-WGN(現行型)▲写真は標準モデルのL

原稿執筆時点の価格帯は約63万~188万円。平均走行距離は約1.2万km。走行距離2万km未満の2020年式・標準モデルが支払総額約90万円で狙える。
 

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第9位|ダイハツ ムーヴ(6代目・現行型)
軽自動車としての基本性能を大幅に向上させたロングセラー

●生産期間:2014年12月~
●新車時価格:111.2万~180.4万円
●中古車平均価格:約95万円
●中古車流通台数:約3500台
 

ダイハツムーヴ(現行型)▲写真は標準モデルのXターボSA
ダイハツムーヴ(現行型)▲写真はカスタムモデルのカスタムRSハイパーSA

現行型で6代目になるロングセラーで、同社の代表車のひとつが、トールワゴン(ハイト軽ワゴン)のムーヴだ。現行型は乗り心地や静粛性など軽自動車としての基本性能を大幅に向上させるべく、ボディや足回り、シートなど様々なパーツが新開発された。

エンジンはターボ/ノンターボの2種類あり、ターボのJC08モード燃費27.4km/Lは当時クラストップの低燃費だ。また、トランスミッション(CVT)の制御を変えることでアクセルレスポンスを高める機能(Dアシスト)が採用されている。

ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデルの2種類。

なお、先進安全運転支援機能「スマートアシスト」は高年式になるほど「スマートアシストII」や「スマートアシストIII」に進化しているので、中古車を選ぶ際は注意しよう。
 

ダイハツムーヴ(現行型)▲写真は標準モデルのXターボSA

原稿執筆時点の価格帯は約1万~193万円。平均走行距離は約3.2万km。走行距離3万km未満の2015年式・標準モデルが支払総額約60万円で狙える。
 

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ダイハツ ムーヴ(現行型)×全国
 

第10位|日産 デイズ(2代目・現行型)
クラストップレベルの広い車内やラゲージを備えたトールワゴン

●生産期間:2019年3月~
●新車時価格:127.3万~191.5万円
●中古車平均価格:約117万円
●中古車流通台数:約2730台
 

 日産デイズ(現行型) ▲写真は標準モデルのX
 日産デイズ(現行型) ▲写真はカスタムモデルのハイウェイスターXプロパイロットエディション

日産のトールワゴン車、デイズ。トールワゴンという制限内で最大限の広さを目指しただけあり、前席の乗員の肩まわり(ショルダールーム)や足元の広さはクラストップレベルで、大人2人が並んで座っても圧迫感が少ない。

またラゲージも広く、2Lペットボトル6本入りの段ボールケースを3箱収納できる。2WD車はラゲージ下に大容量の収納ボックスが備わり、フタ代わりのボードを開けばA型ベビーカーも積み込める。

その他、軽自動車には珍しい「SOSコール」がハイウェイスター全車に標準装備されたのも特徴のひとつだ。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデルのハイウェイスター系の2種類がある。
 

 日産デイズ(現行型)▲写真は標準モデルのX

原稿執筆時点の価格帯は約45万~198万円。平均走行距離は約1.6万km。走行距離1万km未満の2019年式・標準モデルが支払総額約80万円で狙える。
 

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日産 デイズ(現行型)×全国
 

軽ワゴンの旧型車種人気ランキングTOP10

続いて旧型の軽ワゴン人気ランキングを見ていこう。現行型と比べても車内の広さがほとんど変わらないモデルもあるなど、まだまだ魅力的なモデルも多い。また、年式がやや古いものが多く、安くお得に買えるというメリットもある。

ただし、最新先進安全運転支援機能は年式やメーカーによって差があるので、選ぶ際には注意しよう。
 

 

第1位|ホンダ N-BOX(初代)
使い勝手の良さや車内の広さで、たびたび販売台数1位を獲得

●生産期間:2011年12月~2017年8月
●新車時価格:119.8万~201.5万円
●中古車平均価格:約70万円
●中古車流通台数:約6890台
 

ホンダN-BOX(初代・旧型)▲写真は標準モデルのG
ホンダN-BOX(初代・旧型)▲写真はカスタムモデルのカスタムG

同社の低床化技術により、当時の「軽乗用車最大級の広さ」を誇った初代N-BOX。たびたび年間販売台数1位を記録するなど大ヒットした、スーパーハイトワゴンだ。

後席を倒すと床へダイブするように収納されるため、フラットな荷室を作れる。26インチのマウンテンバイクを2台収納することも可能だ。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデルの2種類がある。

2013年12月のマイナーチェンジで、衝突被害軽減ブレーキ(シティブレーキアクティブシステム)を含む「あんしんパッケージ」がグレードにより標準装備またはオプションで用意された。ルーフとボディカラーが異なる2トーンカラースタイルが設定されたのもこのときだ。
 

ホンダN-BOX(初代・旧型))▲写真はカスタムモデルのカスタムG

原稿執筆時点の価格帯は約10万~181万円。平均走行距離は約7.1万km。走行距離5万km未満の2012年式・標準モデルが支払総額約50万円で狙える。
 

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ホンダ N-BOX(初代)×全国
 

第2位|ダイハツ タント(2代目)
大開口「ミラクルオープンドア」を初めて採用したモデル

●生産期間:2007年12月~2013年9月
●新車時価格:108.2万~175.1万円
●中古車平均価格:約31万円
●中古車流通台数:約3760台
 

ダイハツタント(2代目・旧々型)▲写真は標準モデルのXリミテッドスペシャル
ダイハツタント(2代目・旧々型)▲写真はカスタムモデルのカスタムRS

「ミラクルオープンドア」を初めて採用したタントが、この2代目(旧々型)だ。助手席ドアとスライドドアを開けると大開口が広がり、誰もが乗り降りしやすいミラクルオープンドアは4代目(現行型)でも同車の魅力のひとつになっている。

併せて、2代目では当時の軽自動車最大の車内空間を実現。助手席は最大280mmもスライドするので、車内の移動も楽に行える。また、助手席に座ったまま後席のチャイルドシートの子供をケアすることもできる。

また、後席天井にタオルなどを収納できる大型のオーバーヘッドコンソールを一部グレードに標準装備するなど「パパ・ママの使い勝手」を重視した工夫がいっぱいだ。

エンジンはターボとノンターボの2種類あるが、メインはノンターボ。同エンジンはたびたび燃費の向上が図られた。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデルの2種類がある。
 

ダイハツタント(2代目・旧々型)▲写真はX

原稿執筆時点の価格帯は約10万~110万円。平均走行距離は約8.8万km。走行距離5万km未満の2008年式・標準モデルが支払総額約30万円で狙える。
 

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ダイハツ タント(2代目)×全国
 

第3位|スズキ ワゴンR(4代目)
歴代の長所をたっぷり採り入れた、当時の「日本で最も売れた車」

●生産期間:2008年9月~2012年8月
●新車時価格:90.8万~167.2万円
●中古車平均価格:約28万円
●中古車流通台数:約2870台
 

スズキワゴンR(4代目・旧々型)▲写真は標準モデルのFTリミテッド
スズキワゴンR(4代目・旧々型)▲写真はカスタムモデルのスティングレーX

限られたサイズの中でも車内空間の広さを追求したトールワゴン(ハイト軽ワゴン)の4代目。車の骨格であるプラットフォームを一新したことで、3代目と比べ車内空間が拡大し、同時に乗り心地や静粛性、走行性能も向上している。

使い勝手の面では3代目と大きな差はないのだが、磨きがかけられたことでこの4代目も3代目同様「日本で最も売れた車(2010年と2011年)」に輝いた。

3代目同様、後席シートは簡単に床下へ収納でき、ラゲージスペースとフラットになるため、大きな荷物を載せやすい。左右別々に分割可倒できるので、乗員数や荷物の量にも合わせることができる。その他、見晴らしのいい運転席の着座位置など、歴代の長所が積極的に採用された。

エンジンはターボとノンターボの2種類あるが、メインはノンターボ。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデル(スティングレー)の2種類だ。
 

スズキワゴンR(4代目・旧々型)▲写真はFTリミテッド

原稿執筆時点の価格帯は約10万~300万円。平均走行距離は約8.1万km。走行距離5万km未満の2012年式・標準モデルが支払総額約25万円で狙える。
 

▼検索条件

スズキ ワゴンR(4代目)×全国
 

第4位|スズキ ハスラー(初代)
SUVらしい見た目と、使い勝手の良さでヒットした軽クロスオーバー

●生産期間:2014年1月~2019年11月
●新車時価格:104.9万~180.5万円
●中古車平均価格:約88万円
●中古車流通台数:約3710台
 

スズキハスラー(初代・旧型)▲写真はX

「軽クロスオーバー」をうたい、トールワゴンの利便性はそのままに、SUVらしいデザインをまとってヒットした初代ハスラー。見た目だけでなく、実用面でもアウトドアでの使い勝手が考慮され、ラゲージ床面は汚れを拭き取りやすい素材が用いられている。また、一部グレードを除き、ラゲージにも電源として活用できるアクセサリーソケットが備えられた。

さらに4WD車は、雪道など滑りやすい急な下り坂を一定速度で下っていける「ヒルディセントコントロール」と、滑りやすい路面でスムーズに発進できる「グリップコントロール」が、軽自動車では初めて搭載された(一部グレードを除く)。

エンジンはターボとノンターボの2種類。衝突被害軽減ブレーキ(レーダーブレーキサポートやデュアルカメラブレーキサポート)は一部グレードに標準装備されている。
 

スズキハスラー(初代・旧型)▲写真はX

原稿執筆時点の価格帯は約20万~180万円。平均走行距離は約6万km。走行距離5万km未満の2014年式が支払総額約70万円で狙える。
 

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スズキ ハスラー(初代)×全国
 

第5位|ダイハツ タント(3代目)
初の両側スライドドアを採用した「ミラクルオープンドア」搭載車

●生産期間:2013年10月~2019年6月
●新車時価格:117万~188万円
●中古車平均価格:約88万円
●中古車流通台数:約6670台
 

ダイハツタント(3代目・旧型)▲写真は標準モデルのG
ダイハツタント(3代目・旧型)▲写真はカスタムモデルのカスタムRS SA

2代目で「ミラクルオープンドア」を備えてヒットしたスーパーハイトワゴンのタント。この3代目では運転席側のリアもスライドドア化され、より乗降性が高められた。車内もより広くなり、前席に座る左右乗員の頭の距離は当時の軽自動車トップの広さだ。

使い勝手の向上も図られ、例えば後席下部の出っ張りがなくなったので、A型ベビーカーをたたまずに乗せやすくなった。また、助手席のスライド量が380mmまで延ばされたのに加え、その助手席を運転席や後席からもスライドできる機能が備えられている。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデルの2種類がある。

同社の先進運転安全支援機能「スマートアシスト」は、タントとして初めてデビュー時から採用され、2015年5月には「スマートアシストII」、2016年11月に「スマートアシストIII」へと進化している。
 

ダイハツタント(3代目・旧型)▲写真は標準モデルのG

原稿執筆時点の価格帯は約10万~175万円。平均走行距離は約5.8万km。走行距離3万km未満の2014年式・標準モデルが支払総額約60万円で狙える。
 

▼検索条件

ダイハツ タント(3代目)×全国
 

第6位|日産 デイズルークス(初代)
子育て層にうれしい機能や工夫が広い車内にたっぷり詰め込まれた

●生産期間:2014年2月~2020年2月
●新車時価格:124万~221.5万円
●中古車平均価格:約91万円
●中古車流通台数:約5310台
 

日産デイズルークス(初代・絶版)▲写真はマイナーチェンジ後の標準モデルのX
日産デイズルークス(初代・絶版)▲写真はマイナーチェンジ後のカスタムモデルのハイウェイスターGターボ

当時の最大のライバル、旧型N-BOXと同じ室内高1400mmを確保するなど、広い車内空間を備えて登場した、スーパーハイトワゴンのデイズルークス。

リアシートは当時の軽自動車最長となる260mmのスライド量があり、左右分割式なので、運転席や助手席に後席のチャイルドシートに乗る子供を近づけてケアすることができる。

また、後席に座る子供がまぶしくないようにリアドアの窓にはロールシェードも用意されているなど、子育て層を意識した装備も多い。

ルームミラー内のモニターで自車を俯瞰して見ることができる機能「アラウンドビューモニター」は、一部グレードに標準装備されている。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデル(ハイウェイスター)の2種類がある。

衝突被害軽減ブレーキは2014年12月に一部グレードに、2015年4月には全車標準で装備された。
 

日産デイズルークス(初代・絶版)▲写真はマイナーチェンジ時に用意されたプレミアムグラデーションインテリア

原稿執筆時点の価格帯は約10万~168万円。平均走行距離は約4.4万km。走行距離3万km未満の2014年式・標準モデルが支払総額約60万円で狙える。
 

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第7位|日産 デイズ(初代)
“技術の日産”が企画から関わった初の軽自動車らしい使い勝手が魅力

●生産期間:2013年6月~2019年2月
●新車時価格:106.8万~201.7万円
●中古車平均価格:約60万円
●中古車流通台数:約3550台
 

日産デイズ(初代・旧型)▲写真は標準モデル
日産デイズ(初代・旧型)▲写真はカスタムモデル(ハイウェイスター)

同社が企画から関わった初の軽自動車ということもあり、“技術の日産”らしい装備が用意されたトールワゴン(ハイト軽ワゴン)が初代デイズだ。

同社のミニバンでお馴染みの、自車を俯瞰して見ることができる「アラウンドビューモニター」や、タッチパネル式オートエアコンが軽自動車として初めて採用されている。

後発ということもあり、車内空間の広さでは室内長や室内幅はライバル同等か上回る。後席はライバル同様、左右分割スライド&リクライニング機能付き。荷物の量などによってラゲージをアレンジできる。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ノンターボエンジン搭載車は当時のクラストップの低燃費(JC08モード燃費29.2km/L)だ。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデル(ハイウェイスター)の2種類がある。

衝突被害軽減ブレーキは2014年12月に一部グレードに、2015年10月には全車標準で装備された。
 

日産デイズ(初代・旧型)▲写真はハイウェイスターのエボニー内装

原稿執筆時点の価格帯は約10万~139万円。平均走行距離は約4.8万km。走行距離3万km未満の2013年式・標準モデルが支払総額約45万円で狙える。
 

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第8位|ホンダ N-WGN(初代)
ハイトワゴンのカテゴリーを担う「Nシリーズ」の第4弾

●生産期間:2013年11月~2019年7月
●新車時価格:109万~178.9万円
●中古車平均価格:約71万円
●中古車流通台数:約3440台
 

ホンダN-WGN(初代・旧型)▲写真は標準モデルのG・Aパッケージ
ホンダN-WGN(初代・旧型)▲写真はカスタムモデルのカスタムG・Aパッケージ

同社の新しい軽自動車「Nシリーズ」の第4弾として登場したのが、トールワゴンである初代N-WGNだ。他のNシリーズ(N-BOX、N-BOX+、N-ONE)同様、燃料タンクを前席下に収納することで車内空間を広げている。

後席にはNシリーズとして初めて200mmのロングスライド機能が備えられた。最大限前方へ出せば大人4人分のキャリーバッグが収納可能だ。また、ラゲージ床下のアンダーボックスを使えば、後席を最大限後ろに下げていても、A型ベビーカーを立ててしまうことができる。

その他、後席下に傘も収納できる大きなトレイなど、使い勝手にもこだわられている。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは標準モデルとカスタムモデルの2種類がある。

衝突被害軽減ブレーキは2015年4月に「あんしんパッケージ」としてオプションとして設定された。
 

ホンダN-WGN(初代・旧型)▲写真はカスタムモデルのカスタムG・Aパッケージ

原稿執筆時点の価格帯は約10万~160万円。平均走行距離は約5.4万km。走行距離3万km未満の2014年式・標準モデルが支払総額約60万円で狙える。
 

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第9位|スズキ ワゴンR(3代目)
初代から続くメリットをしっかり受け継いだ大ヒット車

●生産期間:2003年9月~2008年8月
●新車時価格:80.9万~166.1万円
●中古車平均価格:約18万円
●中古車流通台数:約790台
 

スズキワゴンR(3代目・旧々々型)▲写真は標準モデル
スズキワゴンR(3代目・旧々々型)▲写真はカスタムモデルのRR

同社を代表するトールワゴン(ハイト軽ワゴン)の3代目。「視界が良好になる少し高めの着座位置」「助手席下の収納ボックスなど使い勝手の良い収納」など、初代から続く同車のメリットは引き続き継承してヒット。年間販売台数で乗用車を含んでもたびたび日本ナンバー1を獲得した。

ハイト軽の特徴である「広々とした車内空間」はさらに拡大され、ヘッドスペース周辺の空間は当時のクラス最大まで広げられた。また、後席は左右独立式スライド機能を備えるが、そのスライド量が増したことや、後席背もたれを倒すとラゲージとフラットになるダブルフォールディング機能が採用されたことで、荷物に合わせてラゲージをアレンジしやすくなっている。

エンジンはマイルドターボ/スポーツターボ/直噴ターボとノンターボの計4種類。ボディバリエーションは標準モデルとローダウンモデルの「RR」という2種類。さらに、2007年2月からスポーティな「スティングレー」が加えられた。
 

スズキワゴンR(3代目・旧々々型)▲ワゴンRの内装

原稿執筆時点の価格帯は約10万~60万円。平均走行距離は約8.8万km。走行距離5万km未満の2004年式・標準モデルが支払総額約20万円で狙える。
 

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第10位|スズキ パレット(初代)
ライバルにはない両側スライドドアを採用したスーパーハイトワゴン

●生産期間:2008年1月~2013年2月
●新車時価格:111.3万~177.2万円
●中古車平均価格:約31万円
●中古車流通台数:約1900台
 

スズキパレット(初代)▲写真は標準モデルのTS/T/XS共通のエクステリア
スズキパレット(初代)▲写真はスポーティモデルのSW

スズキ初のスーパーハイトワゴンで、現在のスペーシアの祖先にあたる。デビュー当時のライバルである2代目ダイハツ タントは、大きな開口部を備える「ミラクルオープンドア」を助手席側に備える一方で、運転席側後席は通常のヒンジ式ドアだったが、パレットは両側スライドドアを採用した。ボンネット型軽乗用車、つまり商用車や商用車ベースのワゴンを除くと両側スライドドアの採用は初となる。

また、低床プラットフォーム(車の骨格)の採用で、室内高はボンネット型軽乗用車トップの1365mmでライバルを凌ぐ。併せて、リアステップ地上高やラゲージのフロア高も軽自動車で最も低いので、乗降性が良く、荷物の載せ降ろしも楽になる。

エンジンはターボとノンターボの2種類。ボディバリエーションは当初は標準モデルのみだったが、2009年9月にスポーティモデル(SW)が追加された。
 

スズキパレット(初代)▲写真はT/XS共通のインテリア

原稿執筆時点の価格帯は約10万~280万円。平均走行距離は約8.6万km。走行距離5万km未満の2010年式・標準モデルが支払総額約30万円で狙える。
 

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※記事内の情報は2023年7月24日時点のものです。
 

文/ぴえいる、写真/阿部昌也、篠原晃一、尾形和美、日産、ホンダ、スズキ、ダイハツ

ぴえいる

ライター

ぴえいる

『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。

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