ダイハツ タント▲本記事では、現在ダイハツから販売されている軽自動車を一覧で解説、さらにカーセンサー人気ランキングも合わせて紹介します!

ダイハツ軽自動車、いま新車で買える車種は? 中古で人気のモデルは?

日本独自の規格の中で成長し、今や日本を走る車の3台に1台を占める「軽自動車」。その中でもダイハツは、2006~2021年度の16期連続で軽自動車販売台数1位を獲得しており、長年にわたり支持され続けている。

ただ、「そんな人気のダイハツ軽自動車が欲しい!」と思っても、新車で買える現行モデルは全11モデル(※2023年2月時点でのカーセンサーカタログ)。正直どれを選んだらよいか迷う方もいるだろう。

そこで今回、車種の「個性」に着目、全11モデルを4つのタイプに分類した。

【1】スライドドア
小さい子供がいるファミリーにオススメ! 車内広々、快適装備「スライドドア」付きモデル
【2】低燃費
維持費を抑えたい人にオススメ! 低燃費でお財布に優しいモデル
【3】デザインフル
外装内装やコンセプトにこだわりたい人にオススメ! 素敵デザインモデル
【4】商用
ビジネスシーンで使いたい人にオススメ! バン・トラックモデル

ではこれから、4つのタイプ別にダイハツの軽自動車を解説しよう! 記事の最後には「人気ランキング」も掲載しているので、こちらもぜひ参考にしてほしい。

 
 

スライドドアモデル
 

1|ダイハツ タント(4代目・現行型)
助手席側に大開口を作れるミラクルオープンドアがさらに進化

●生産期間:2019年7月~生産中
●中古車平均価格:154万円
●新車時価格:122万~202.4万円
 

タント(現行型)▲助手席の半ドア時の閉め直しの必要がない助手席イージークローザーや、電動スライドドアのドラロックを事前予約できるタッチ&ゴーロック機能、車に近づくだけで電動スライドドアが開くウェルカムオープン機能など、いずれも軽自動車初の機能が用意された(写真はタントカスタム)

ダイハツで最も売れている軽自動車が、軽ハイトワゴンのタントだ。2019年7月に登場した4代目は、助手席側にピラー(柱)のない大きな開口部を作れる「ミラクルオープンドア」を継承。

この機能をさらに生かすため運転席に540mmのロングスライドシートを採用。これによりミラクルオープンドアを使って運転席から楽に乗降できる他、運転席に座ったままでも、大開口から後席に乗せたチャイルドシートの子供の世話をすることができる。

また、先進安全運転支援機能「スマートアシスト」の新世代バージョンを採用。加えて、全車速追従機能付きACCなどが備わる「スマートアシストプラス」も用意されている。

デザインバリエーションはノーマルと、高級感を高めたカスタムがあり、どちらもノンターボ/ターボ、2WD/4WDが選べる。トランスミッションは全車CVT。

2020年12月にはスマートアシストに夜間の歩行者検知機能などが、2021年9月には一部グレードに電動パーキングブレーキやコーナリングトレースアシスト機能が追加された。
 

タント(現行型)▲インテリアのカラーは、タントがグレー基調(写真)、タントカスタムはブラック基調になる。細いAピラー(フロントガラスを支える柱)や、高さを抑えた横長の液晶メーターディスプレイが採用されたことで、前方視界は良好
タント(現行型)▲2022年10月に追加されたタントファンクロス(写真)は、アウトドアシーンに映えるモデル。見た目だけでなく、汚れた荷物や濡れたギアをポンと放り込めるラゲージや、撥水シート、夜でも荷物が積みやすいラゲージランプが備えられるなど、使い勝手も工夫されている

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約3830台で、価格帯は約70万~260万円、平均価格は約154万円。

デビューしてまだ3年ちょっとのため、平均走行距離は約1万kmとまだまだ少ない。走行距離1万km未満でも「タント」は支払総額約100万円から、「タントカスタム」は約130万円から狙える。「タントファンクロス」も約160台流通している。
 

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ダイハツ タント(4代目・現行型)×全国
 

2|ダイハツ ムーヴキャンパス(2代目・現行型)
個性的なキャラクターと両側スライドドアが魅力の軽ワゴン

●生産期間:2022年7月~生産中
●中古車平均価格:173万円
●新車時価格:146.3万~192万円
 

ムーヴキャンパス(現行型)▲先代の“かわいらしさ”を継承したデザインの「ストライプス」(写真)と、シックなカラーをまとう「セオリー」が用意された。一部グレードには電動パーキングブレーキが備わる。両側パワースライドドアは上記タントで採用されたタッチ&ゴーロック機能やウェルカムオープン機能が用意されている

現在人気の主流である軽ハイトワゴンより全高が少し低く、かわいらしいフォルムが人気のムーヴキャンパス。サイズとしては軽ワゴンのムーヴとほぼ同じだけど、両側スライドドアを備えていることと、女性をメインターゲットとしているのがムーヴとは異なる点だ。

2022年7月に登場した2代目は、先代のイメージをそのまま継承するとともに、従来より幅広い年齢層や男性層にも受け入れられるよう、先代にはなかったターボ車が設定された。デザインも従来系の「ストライプス」に加えて、大人っぽい「セオリー」も用意されている。

また機能面では、Apple CarPlayに対応したディスプレイオーディオや同社初の大画面10インチナビが用意された。同社の先進安全運転支援機能「スマートアシスト」も最新バージョンが採用されている。

「ストライプス」「セオリー」ともノンターボ/ターボ、2WD/4WDが選べ、トランスミッションは全車CVTとなる。
 

ムーヴキャンパス(現行型)▲温かい飲み物を保温する軽自動車初「ホッとカップホルダー」や、運転席&助手席シートヒーター、ワイヤレス充電機能が用意された。先代でも採用されていた後席シート下の収納ボックス(置きラクボックス)はより使い勝手が良くなっている

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約890台で、価格帯は約130万~250万円、平均価格は約173万円。

デビューしたばかりなので、平均走行距離は約530kmと少なく、ほとんどが登録済未使用車だ。ノンターボ車なら支払総額約150万円から、ターボ車は約180万円から狙える。
 

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ダイハツ ムーヴキャンバス(2代目・現行型)×全国
 

低燃費モデル
 

1|ダイハツ ミライース(2代目・現行型)
車としての“素”を磨くことで、低価格&低燃費を実現

●生産期間:2017年5月~生産中
●中古車平均価格:80.7万円
●新車時価格:84.2万~137.3万円
 

ミライース(現行型)▲ビジネス用途向けのグレード「Bグレード」には後席を倒した際に段差のないラゲージにできるビジネスデッキボードが標準で備わる。表皮がビニール製なので汚れもサッと拭き取れる

ハイブリッドなどのコストの高い機器を用いずにエンジン性能を磨き、車両を軽量化するなどして、低燃費と低価格を両立させたのがミライースだ。2017年5月に登場した2代目は34.2~35.2 km/L(2WD)という低燃費と、84万2000円からという低価格を実現した。

低価格といっても、もちろん4人が快適に移動できるよう、シートや足回りが同車のために専用開発されている。また、先進安全運転支援機能の「スマートアシストIII」やLEDヘッドライトなど先進機能の設定もあり、バックドアには軽自動車では初となる電磁式バックドア(スイッチを押すとロックが解除される機能)が採用されるなど、使い勝手もいい。

全車エンジンはノンターボで、CVTが組み合わされ、2WD/4WDが選べる。
 

ミライース(現行型)▲全車に白色LEDの自発光式デジタルメーターが採用されている。キーレスエントリーやフロントのパワーウインドウも標準装備

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約2900台で、価格帯は約30万~150万円。

平均走行距離は約1.7万kmとまだまだこれからの中古車が多く、走行距離5万km未満でも支払総額約50万円から狙える。
 

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ダイハツ ミライース(2代目・現行型)×全国
 

デザインフルモデル
 

1|ダイハツ タフト(初代・現行型)
アウトドアから日常での使い勝手が追求された軽SUV

●生産期間:2020年6月~生産中
●中古車平均価格:148.7万円
●新車時価格:132万~180.4万円
 

タフト(現行型)▲写真のノーマルの他、メッキ加飾されたフロントグリなどデザインテイストの異なる3つの「スタイルパック」が用意されている。最低地上高が190mm取られているので、未舗装路の石や障害物などを超えやすい

2020年6月に登場したタフトは、アウトドアから日常での使い勝手が追求された軽SUVだ。

後席からラゲージにかけては「フレキシブルスペース」として、後席を倒すとフラットな空間が作れるようになっている。もちろん後席背もたれ後ろとラゲージ床は樹脂製になっているので、汚れた物や濡れた物も気兼ねなく積むことができる。

また、ラゲージに備わるフレキシブルボードは、後席使用時にラゲージスペースを上下に空間を隔てるので、荷物を効率的に積みやすい。

先進安全運転支援機能の「スマートアシスト」は全車に標準装備され、一部グレードには全車速追従機能付きACCも備わる。その他、大きなガラスルーフ(スカイフィールトップ)が標準装備されるのも同車の大きな特徴だ。

ノンターボ/ターボがあり、トランスミッションにはCVTが組み合わされている。また、全グレードで2WD/4WDが選べる。
 

タフト(現行型)▲同社初となる電動パーキングブレーキが採用されている。全車オーディオレスが標準で、スマートフォンのアプリを連動できるディスプレイオーディオが用意されている

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約2400台で、価格帯は約100万~230万円、平均価格は約150万円。

平均走行距離は約0.3万kmと少なめ。走行距離1万km未満でも、ノンターボ車なら支払総額約120万円から、ターボ車は約150万円から狙える。
 

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ダイハツ タフト(初代・現行型)×全国
 

2|ダイハツ キャスト(初代・現行型)
自分好みの1台に仕上げることができる軽ワゴン

●生産期間:2015年9月~生産中
●中古車平均価格:111.6万円
●新車時価格:122万~180.4万円
 

キャスト(現行型)▲写真はアクティバ。最低地上高が他モデルより30mm高い180mmとなる。4WD車は滑りやすい路面などで重宝するグリップサポート制御機能や、滑りやすい下り坂で一定速度を維持してくれるDAC制御機能が標準装備
キャスト(現行型)▲写真はスタイル。メッキ加飾が効果的に用いられ、街に映えるデザインにまとめられている
キャスト(現行型)▲写真はスポーツ。その名のとおりスポーティな見た目だけじゃなく、専用サスペンションやパドルシフト付きMOMO製革巻ステアリングが与えられている

2015年9月に登場したキャスト。SUVテイストの「アクティバ」、シックなデザインの「スタイル」、スポーツ走行もこなせる「スポーツ」と3つのバリエーションが用意されたのが大きな特徴だ。

なお、2020年8月のタイミングで、アクティバとスポーツはラインアップから外れ、スタイルのみとなった。

内外装を彩るオプションパーツが豊富なため、自分好みの1台を作りやすい。デビュー時はメーカーオススメのコーディネート「ワードローブ8」も設定されていた。

また、デビュー時の先進安全運転支援機能は「スマートアシストII」で、搭載グレードの名称には「SAII」が入る。2017年10月には、「スマートアシストIII」へ進化している。

ノンターボが中心だが、ターボ搭載グレードも用意されていた。全車CVTで2WD/4WDが選べる。

キャスト(現行型)▲インテリアの形状は3タイプで同じものの、それぞれのキャラクターに合ったカラーコーディネートやシート地が用意された。写真はアクティバ

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約2480台で、価格帯は約20万~170万円、平均価格は約112万円。

平均走行距離は約3.1万kmだ。走行距離3万km未満で、スタイルやアクティバは支払総額約90万円から、アクティバは約130万円から狙える。
 

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ダイハツ キャスト(初代・現行型)×全国
 

3|ダイハツ ムーヴ(6代目・現行型)
4ドアの軽ワゴンを代表するロングセラーモデル

●生産期間:2014年12月~生産中
●中古車平均価格:100.5万円
●新車時価格:111.2万~180.4万円
 

ムーヴ(現行型)▲ムーヴカスタムのみデビュー時からLEDヘッドライトが標準装備。また、より上質感&高級感を際立たせた「ハイパー」グレードが設定された(写真)。2017年8月のマイナーチェンジでは、ムーヴカスタムのLEDヘッドライトは新開発されたタイプに変更され、クリアタイプのリアコンビネーションランプなどが採用されている
ムーヴ(現行型)▲ムーブ(写真)/ムーヴカスタムとも当時クラストップの室内長など、広い室内が魅力のひとつ。リアシートは左右分割リクライニング&スライド機能が用意された。また、坂道発進を安心して行えるヒルホールド機能が備わる

4ドアの軽ワゴンを代表するムーヴ。2014年12月に登場した現行型で6代目となるロングセラーモデルだ。ボディバリエーションは、迫力あるフロントマスクを備えるムーヴカスタムと、安心感のあるデザインのムーヴの2モデルから選ぶことができる。

乗り心地の向上など、同社を代表するモデルとしての基本性能が徹底的に磨かれたのはもちろん、軽自動車初のTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイの採用や、軽自動車初の後方誤発進抑制機能、アイドリングストップ時でも冷房時に冷たい風を維持するスマートクール、ボイスコントロールナビゲーションなど数々の機能や装備が用意された。

ノンターボ/ターボがあり、トランスミッションは全車CVT。全グレードで2WD/4WDが選べる。

先進安全運転支援機能は、デビュー時が「スマートアシスト」だが、翌2015年4月には「スマートアシストII」に、2017年8月のマイナーチェンジで「スマートアシストIII」に進化している。
 

ムーヴ(現行型)▲デビュー時からステアリング上のスイッチでアクセルレスポンスを高めるDアシスト機能が採用された。全車オーディオレスが標準。2017年8月のマイナーチェンジで、ムーヴカスタムには自車と周辺を俯瞰で見られるパノラマモニターが採用されている

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約3100台で、価格帯は約20万~180万円、平均価格は約101万円。

平均走行距離は約3.2万kmで、走行距離3万km未満で、ムーヴは支払総額約70万円から、ムーヴカスタムは約90万円から狙える。
 

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ダイハツ ムーヴ(6代目・現行型)×全国
 

4|ダイハツ ミラトコット(初代・現行型)
女性発案で誕生したジェンダーレスで楽しめる軽セダン

●生産期間:2018年6月~生産中
●中古車平均価格:110.5万円
●新車時価格:107.5万~145.2万円
 

ミラ トコット(現行型)▲スクエアなボディと水平基調のインパネにより、ボンネットフードの先端が見やすく車両感覚がつかみやすい。最小回転半径は4.4mだから小回りも利く。キャンバス地のような質感のルーフトップも用意されている

男性目線の女性仕様ではなく、若手女性社員によるプロジェクトチームから生まれた車が、2018年6月に登場した現行型ミラ トコットだ。

結果、素の良さを引き出すシンプルなデザインとなり、ターゲットの若い女性だけでなく、男性も含めて幅広い層に受け入れられるモデルとなった。

先進安全運転支援機能は「スマートアシストIII」が搭載され、LEDヘッドランプは全車標準、自車と周辺を俯瞰で見られるパノラマモニターとコーナーセンサーをダブルで設定(軽自動車初)、前後席カーテンシールドエアバッグを全グレードに標準装備(軽自動車初)という具合に、「安心」にこだわって作られている。

シンプルな内外装だが、USB電源ソケットは2口が用意され、お尻だけでなく腰回りも温めてくれる前席シートヒーターが設定されるなど、使い勝手も考えられている。

またシンプルゆえ、ちょっとした装備で自分らしさを出しやすく、多様なパッケージオプションやオプション用品が用意されている。

全車ノンターボ×CVTの組み合わせ。全グレードで2WD/4WDが選べる。
 

ミラ トコット(現行型)▲陶器のような白を表現したインパネ。全車オーディオレスが標準。上級グレードには身長に合わせたシートポジションを取りやすい運転席シートリフターやチルトステアリング、運転席と助手席にバニティミラーが備わる

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約530台で、価格帯は約40万~160万円、平均価格は約110万円。

平均走行距離は約1.2万kmで、走行距離1万km未満で支払総額約110万円から狙える。
 

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ダイハツ ミラトコット(初代・現行型)×全国
 

5|ダイハツ コペン(2代目・現行型)
貴重な2シーターの軽スポーツオープンカー

●生産期間:2014年6月~生産中
●中古車平均価格:160.9万円
●新車時価格:179.8万~243.7万円
 

コペン(現行型)▲軽量&強固なフレームが採用され、そこに13個の樹脂製外板パーツが装着される。外板パーツはボルトで固定されているだけなので、購入後でも好みに合わせたデザインやカラーに変更できる。ルーフは電動開閉式で、約20秒でフルオープンとなる。写真は「ローブ」
コペン(現行型)▲写真は「エクスプレイ」。タフ&アグレッシブがデザインコンセプト。内装はブラック基調となる
コペン(現行型)▲写真は「セロ」。フレンドリー&ダイナミックエボリューションがデザインコンセプト。インテリアはローブ同様ベージュ基調

2014年6月に登場したコペンは、現状唯一の2シーター軽スポーツオープンカーだ。トヨタが手を加えたコペンGRスポーツもある。外板パーツを“着せ替え”できる(現在は「ローブ」と「セロ」で交換可能)ことも、この車の特徴の1つだ。

エンジンは専用チューニングされた660ccターボ。これに5速MTかパドルシフト付きCVTが組み合わされる。もちろん足回りも操縦安定性と乗り心地の良さが追求された専用チューニングが施され、エグゾーストサウンドにもオープンのスポーツカーに乗ることが楽しくなるようなサウンドが追求された。

ボディバリエーションは3つあり、デビュー時は「ローブ」が、その約半年後に「エクスプレイ」、さらに2015年6月に「セロ」が発売された。

その他に上級グレードとして、ビルシュタイン製ショックアブソーバーやレカロシートが備わるなどよりスポーツマインドの高い「ローブ S」や「エクスプレイ S」「セロ S」が追加されている。

なお、先進安全運転支援機能は備わらないので注意しよう。
 

コペン(現行型)▲スムーズなインパネ上面とのコントラストでスポーティさと上質さを表現したインテリア。写真はローブ

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約780台で、価格帯は約70万~400万円、平均価格は約162万円。

平均走行距離は約3.5万kmだ。走行距離5万km未満で支払総額約120万円から狙える。
 

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ダイハツ コペン(2代目・現行型)×全国
 

商用モデル
 

1|ダイハツ アトレー(5代目・現行型)
商用だけじゃなくアウトドアシーンでも使い勝手抜群

●生産期間:2021年12月~生産中
●中古車平均価格:169.7万円
●新車時価格:156.2万~182.6万円
 

アトレー(現行型)▲一部グレードを除き、電動スライドドア&イージークローザーを標準装備。また、全車にLEDヘッドライトを標準装備する他、キーレスエントリー&プッシュボタンなど、使い勝手は乗用車(5ナンバー)と同等だ

2021年12月に、ハイゼットカーゴととともに登場したのが現行型アトレー。

アトレーは従来、アトレーワゴンという名称で、商用1BOXカーであるハイゼットカーゴの乗用車タイプ(5ナンバー)だったが、現行型では商用車(4ナンバー)となった。

基本的にハイゼットカーゴと同じ構造だが、違いはハイゼットカーゴが純粋な商用なのに対し、アトレーはキャンプなど、広大なラゲージを生かしたアウトドアでの利用が想定されたモデルだということ。

そのためアトレーのラゲージには掃除がしやすいイージーケアマットや、車中泊時に換気できるようポップアップ機能付きリアガラスなどが備わる。

パワートレインも、遠出のドライブを想定してターボ×CVTモデルのみ。2WD/4WDが選べ、4WDは電子制御式で、2WD・4WDオート・4WDロックの3モードから任意に選べる。 また、先進安全運転支援機能「スマートアシスト」が標準装備され、全車速追従機能付きACCも一部グレードを除き備えられた。
 

アトレー(現行型)▲後席を倒すとフラットなラゲージを作り出せる。ラゲージ容量は最大で1275L。最大積載量は350kg。後部の左右にはテーブルを固定できる構造になっていて、ラゲージボードを左右に渡してテーブルにすることもできる
アトレー(現行型)▲旧型ハイゼットカーゴで人気のあった小型の荷台を備えた「デッキバン」が、アトレーにも設定されるようになった

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約500台で、価格帯は約140万~380万円、平均価格は約170万円。

デビュー間もないため平均走行距離は約880kmと少なく、半数以上が登録済未使用車だ。走行距離1万km未満で支払総額約160万円から狙える。
 

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ダイハツ アトレー(5代目・現行型)×全国
 

2|ダイハツ ハイゼットカーゴ(11代目・現行型)
乗用車なみの機能が多数用意された商用1BOXカー

●生産期間:2021年12月~生産中
●中古車平均価格:120万円
●新車時価格:104.5万~160.6万円
 

ハイゼットカーゴ(現行型)▲乗用車なみのキーレスエントリー&プッシュボタンや、電動スライドドアのドラロックを事前予約できるタッチ&ゴーロック機能なども用意。これらはドライバーの作業が楽になる機能だ

2021年12月に登場したハイゼットカーゴは、現行型で11代目となる、ロングセラーの商用1BOXカー(4ナンバー)だ。現行型ではボディをスクエアにすることでクラス最大の積載スペースを実現した。

後席はシートベルトのバックルをシートと一体化するなどして、背もたれを倒すと荷室をキレイなフルフラットにできる。

また、荷室を含むボディ後部の左右上下に、荷物の取り付けや固定に便利な荷室ナットを、旧型の約2倍用意されるなど、商用1BOXカーとしての使い勝手が追求されている。

もちろん先進安全運転支援機能「スマートアシスト」も全車に標準装備されている。

ノンターボが主流だが、ターボ車も選べる。ノンターボは5速MTまたはCVT、ターボ車はCVTと組み合わされ、全グレードで2WDと4WDが設定されている。4WDは電子制御式で、2WD・4WDオート・4WDロックの3モードから任意に選べる。
 

ハイゼットカーゴ(現行型)▲インテリアの基本構造はアトレーと共通。どちらも前席頭上に、クリップボードなどをサッと収納できるようなオーバーヘッドコンソールが設定されている

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約670台で、価格帯は約80万~260万円、平均価格は約120万円。

デビュー間もないため平均走行距離は約1500kmと少なく、半数以上が登録済未使用車だ。走行距離1万km未満で支払総額約90万円から狙える。
 

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ダイハツ ハイゼットカーゴ(11代目・現行型)×全国
 

3|ダイハツ ハイゼットトラック(10代目・現行型)
体格問わず乗り降りしやすい軽トラック

●生産期間:2014年9月~生産中
●中古車平均価格:110.9万円
●新車時価格:59.9万~260.7万円
 

ハイゼットトラック(現行型)▲電動格納式ドアミラーを同クラスで初採用。また、一部グレードの4WDには5MT車/CVT車とも、ぬかるみなどでタイヤが空転した際にもう一方のタイヤに駆動力を伝えて脱出がしやすくなるスーパーデフロック機能が備わる

2014年9月に登場した現行型ハイゼットトラック。

従来の軽トラックのイメージと違い、オレンジや薄いグリーン、カーキなど多彩なボディカラーなど、女性の農業者の意見を反映した装備が用意された。

また、女性や高齢者が乗りやすいようドアの開き具合や、シートのスライド量が改良され、小柄な人から大柄な人まで乗り降りしやすくなっている。

2018年5月に、軽トラックとして初となる衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシストIII t(スリーティー)」が採用された。

2021年12月のハイゼットカーゴ/アトレーの登場に合わせ、ハイゼットトラックもマイナーチェンジが行われ、パワートレインを一新。ノンターボの新エンジンに、5速MTかCVTが組み合わされる。4WDは電子制御式で、2WD・4WDオート・4WDロックの3モードから任意に選べるのはアトレーとハイゼットカーゴ同様だ。

併せて同クラスとしては初となるキーレスエントリー&プッシュボタン機能や、進化した先進安全運転支援機能「スマートアシスト」も一部グレードを除き標準装備された。

デビュー時のエンジンはノンターボのみで、2WD/4WDがあり、5速MTか4速ATが選べた。
 

ハイゼットトラック(現行型)▲シート後部に荷物を置けるスペースがあってキャビンが広い(その分荷台長が短い)ハイゼットトラックジャンボも歴代に引き続き設定されている。ジャンボは前席頭上のオーバーヘッドコンソールが標準装備となる

原稿執筆時点で中古車の掲載台数は約2540台。価格帯は約40万~470万円で平均価格は約111万円、平均走行距離は約2万kmだ。走行距離2万km未満で支払総額約70万円から狙える。
 

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ダイハツ ハイゼットトラック(10代目・現行型)×全国
 

ダイハツ軽自動車人気ランキングTOP10

最後に、カーセンサー独自のデータに基づき、新旧モデルを合わせたダイハツ軽自動車人気モデルランキングTOP10を紹介しよう。

現行型も3モデルランクインしているが、旧型モデルの人気も際立っており、時間が立っても支持され続けていることがうかがえる結果となった。こちらも合わせて車選びの参考にしてほしい。

第1位|ダイハツ タント(2代目)
 

ダイハツ タント
 

第2位|ダイハツ タント(3代目)
 

ダイハツ タント
 

第3位|ダイハツ ハイゼットカーゴ(10代目)
 

ダイハツ ハイゼットカーゴ
 

第4位|ダイハツ タント(現行型)
 

ダイハツ タント
 

第5位|ダイハツ タフト(現行型)
 

ダイハツ タフト
 

第6位|ダイハツ ハイゼットトラック(現行型)
 

ダイハツ ハイゼットトラック
 

第7位|ダイハツ ムーヴ(4代目)
 

ダイハツ ムーヴ
 

第8位|ダイハツ ミラココア(初代)
 

ダイハツ ミラココア
 

第9位|ダイハツ ムーヴキャンバス(初代)
 

ダイハツ ムーヴキャンバス
 

第10位|ダイハツ ミライース(初代)
 

ダイハツ ミライース

※記事内の情報は2023年2月22日時点のものです。
 

文/ぴえいる、写真/尾形和美、奥隅圭之、ダイハツ

ぴえいる

ライター

ぴえいる

『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。