輸入オープンカーおすすめ5選|手頃に150万で狙えるおしゃれモデルたち!
カテゴリー: 特選車
タグ: メルセデス・ベンツ / BMW / フォルクスワーゲン / ボルボ / プジョー / オープンカー / SLKクラス / ニュービートルカブリオレ / Z4 / 207CC / C70 / 伊達軍曹
2022/12/11
輸入オープンカーの中にも手頃な価格のものはたくさんある
いきなりですが、「オープンカー」というのはとってもステキな乗り物です。
真夏の昼間以外は乗っていて本当に気持ちいいですし、夕方や夜に乗るのもオツなものです。
で、せっかくオープンカーに乗るなら「オシャレに乗りこなしたい」と思うわけで、そうなるとどうしても注目すべきは「輸入車のオープンカー」ということになります。
「……でも輸入車のオープンカーって高いんでしょ?」と思うかもしれませんが、決してそうとは限りません。もちろん高いモノもありますが、けっこうお安い予算でイケる「オシャレな輸入オープンカー」だって数多く存在しているのです。
ということで今回は「総額150万円以下で狙えるオシャレな輸入オープンカー5選」をピックアップしてみることにしましょう!
オススメ1:BMW Z4(初代)
ドイツのBMWが2003年から2009年にかけて販売していた2人乗りのスポーティなオープンカーです。「車両の前の方が長く、後ろの方が短い」伝統的なスポーツカーフォルムがきわめて美しく、またBMWならでの気持ちよく回るエンジンとよく曲がる足回りも、オープンカーとしてのZ4を大いに盛り上げてくれます。
トップ(屋根)はソフトトップ(いわゆる幌)ですので、そこもトラディショナルというかレトロでいい感じ。トップの開閉は、2006年3月までの世代は手動式と電動式の2種類がありましたが、2006年4月以降は全グレードが電動開閉式になっています。
2022年12月上旬現在、中古車の流通量は約110台で、そのうち約80台を総額150万円以下で狙うことができます。
走行10万kmを超えている物件などは総額50万円ぐらいで見つけることもできますが、中古車として好バランスなのは総額80万~130万円付近のゾーンにある物件でしょう。「Z4ロードスター3.0i」という3L直6エンジン搭載グレードは全年式の幌が電動開閉式ですが、流通の中心である「Z4ロードスター2.5i」は、2006年式の途中までが手動式で、2006年4月以降の後期型から電動開閉式に変わっています。
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BMW Z4(初代) × 全国オススメ2:メルセデス・ベンツ SLKクラス(2代目)
「天下のメルセデス・ベンツ」のオープンカーも、一部のモデルは総額150万円以下で楽勝です。
代表的なオススメは「SLKクラス」という2シーターオープンカーの2代目モデル。前出の初代BMW Z4はトラディショナルな幌を採用するオープンカーですが、こちら2代目メルセデス・ベンツ SLKクラスは、鉄製の屋根がボタン一発で開いたり閉まったりする電動式の「ヴァリオルーフ」という屋根を採用。
ちなみにこういった方式のオープンカーは、「カブリオレ(オープンカー)ではあるが、クーペ的でもある」ということで「クーペ・カブリオレ」と呼ばれています。
こちらのデザインはBMW Z4よりもややアグレッシブなニュアンスですので、好みは分かれるかもしれませんが、好きな人はお好きでしょう。
中古車の流通量は前述日現在で約50台、そのうち約40台が総額150万円以下です。エンジンは3.5Lおよび3LのV6と、1.8Lエンジンにスーパチャージャーという過給器を付けたものの3種類がありますが、総額150万円以下のゾーンの中でそれらがバランス良く混在しています。
基本的にはどの種類のエンジンを選んでもOKかと思いますが、年式的に新しく、なおかつ税金も安く済むのは1.8L+スーパチャージャーの「SLK200コンプレッサー」です。
中古車は走行3万km台の物件も総額150万円以下で普通に流通しており、なかにはオプション装備だったホワイトレザーのシートが装着されているかなりオシャレな1台もあったりします。
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メルセデス・ベンツ SLKクラス(2代目) × 全国オススメ3:フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ(初代)
1960年代に世界を席巻した「フォルクスワーゲン ビートル」というカワイイ車。まぁ正式な車名は「フォルクスワーゲン タイプ1」という味もそっけもないものなのですが、その元祖ビートルのフォルムとエッセンスを現代の世に蘇らせたのが「ニュービートル」で、それのオープンカー版が「ニュービートル カブリオレ」です。日本では2003年から2010年まで販売されました。
ここまでにご紹介したBMW Z4とメルセデス・ベンツ SLKは2人しか乗れないオープンカーですが、こちらニュービートルは4名の乗車が可能。後席の広さ自体もまずまずです。
エンジンは2Lの直列4気筒ですが、そういったメカニズム的なことよりも、ニュービートルの場合は「このデザインと存在感」がすべてであると言っていいでしょう。デザイン優先(元祖ビートルのフォルムにできるだけ近づけたデザイン)であるため、サイズの割に車内や荷室はやや狭かったりもするのですが、そこも気にならないほどデザインが気に入ったのであれば、コレしかありません。ほんと、素晴らしいデザインです。
2022年12月上旬現在、中古車の流通量は約60台で、そのうち約30台の支払総額が150万円以下。安いものは総額50万円ぐらいから探せますが、総額80万~110万円あたりのゾーンに好バランスな物件が多いようです。このぐらいの価格帯になると、必ずではありませんが、幌張り替え済みの物件を見つけることができます。
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フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ(初代) × 全国オススメ4:ボルボ C70(2代目)
北欧ならではのおしゃれテイストが炸裂しているスウェーデンのボルボでも、総額150万円以下のオープンカーを見つけることができます。具体的には「C70」というモデルの2代目で、日本では2006年から2012年まで販売されていました。
屋根は布製の幌ではなくスチール製の3分割開閉式リトラクタブルハードトップで、乗車定員はしっかり4名。そして後席はオープンカーとしては広い部類に入るため、大人4人がしっかり座ることも可能です。
インテリアに採用されている「フリーフローティング・センタースタック」というボルボ車特有の形状は、どこか北欧製の家具を思わせるニュアンスで、そしていかにもボルボをらしく、ドアの内部から飛び出す頭部側面衝突吸収カーテンエアバッグを装備するなど、安全対策も万全です。
中古車は前述日現在で約30台が流通しており、そのうち約20台が総額150万円以下。2010年4月に外観をけっこう大きく変更するマイナーチェンジを行っているのですが、総額150万円以下で狙える2代目C70のほとんどはマイチェン前の前期型です。とはいえ、ちょっと個性的な顔つきになった後期型より前期型の顔の方がクリーンでシュッとしているようにも思えます。
総額80万~140万円付近のゾーンで、比較的低走行な2.4L自然吸気エンジン搭載グレードを見つけることが可能。ターボ付きの「T5」というグレードは希少です。
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ボルボ C70(2代目) × 全国オススメ5:プジョー 207CC(初代)
フランスのプジョーが生産していた、コンパクトですが非常におしゃれなクーペ・カブリオレ(鉄製の屋根が開いたり閉まったりするタイプ)であるプジョー 207CCも、余裕で総額150万円以下。ちなみにプジョー 207CCは2007年から2012年にかけて販売された小型オープンカーで、全長は「トヨタ ヤリス」よりほんの少し長い程度。
そのため、いちおう2人が乗れることになっている後席はかなり狭いのですが、「緊急用シート」または「手荷物置き場」と考えれば、何かと便利ではあります。
エンジンはBMWと共同で開発した1.6Lの直4自然吸気が中心ですが、「GT」というグレードだけはターボ付きエンジンを搭載しています。
とはいえ207CC GTの中古車はかなり希少で、なおかつトランスミッションがATではなく5MTですので、実質的には1.6L直4自然吸気の一択になると言っていいでしょう。
中古車の流通量は2022年12月上旬現在で約30台。そしてそのすべてが総額150万円以下です。
価格レンジは総額50万~140万円ぐらいといったところですが、総額100万~120万円付近に好バランスな中古車が多いように思えます。2010年2月にマイナーチェンジが行われ、ややマイルドな顔つきへのデザイン変更が行われたのですが、どちらのデザインを好むかは人それぞれでしょう。
とはいえ「年式的に新しいから」という意味で、基本的には2010年式以降の後期型がオススメとなります(中古車のコンディションというのは年式や走行距離だけで測れるものでもないため、あくまで“基本的には”ですが)。
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プジョー 207CC(初代)× 全国以上のとおり「総額150万円以下」であっても、大きなものから小さなものまで様々な輸入オープンカーが選べるということが、ある程度おわかりいただけたかと思います。
繰り返しになりますが、オープンカーというのは本当に素晴らしい乗り物ですので(特に冬場のオープン走行は最高です)、ぜひこの機会に、具体的に何台かの物件を軽くチェックしてみることをオススメいたします!
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。