【ホンダ ザッツの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどまとめ
カテゴリー: 特選車
タグ: ホンダ / 軽自動車 / クルマを選び始めた人向け / シンプル / かわいい / ザッツ / 人気中古モデル徹底ガイド / ぴえいる
2021/09/16
ホンダ ザッツの中古車は今
2002年2月に登場したザッツは、「さりげなく使える日常的な身の回りのモノ」をコンセプトに開発された箱型の軽自動車だ。
直線と丸みを組み合わせた独特のフォルムが特徴だったが、押し出し感のあるモデルを求める時代の波に勝てず、2007年6月に1代限りで販売が終了した。
現在の中古車流通台数は約110台と同年代の軽自動車と比べれば少ないが、平均価格は16.1万円でライバルモデル同様にかなりお手頃な価格になっている。
ここからはホンダ ザッツの特徴や中古車相場について紹介する。
▼検索条件
ホンダ ザッツ × 全国ザッツ(初代)の特徴と中古車相場
■ザッツ(初代) DATA
生産期間:2002年2月~2007年6月
中古車流通量:約110台
中古車価格帯:10万~70万円
■ザッツの特徴
2001年10月の東京モーターショーでコンセプトカー「w・i・c」としてお披露目されたザッツ。翌2002年2月に正式にデビューした。
一見トールワゴンに見えるが、全高はベースとなったライフに比べて+15mm高い程度で、当時の人気モデル、スズキ ワゴンR(2代目)よりも約20~70mm低い。
「モノ感」のあるデザインは、同年10月に登場し後に大ヒットする日産 キューブ(2代目)にも通じるところがあった。
しかし、当時はムーヴの「カスタム」やワゴンRの「RR」をはじめ、押し出し感のある車が人気になってきた時代。そのため販売は低迷してしまった。
しかし、今見れば「モノ感」のある軽自動車はむしろ新鮮に見える。
また、ライバルモデルが当時4速ATだったのに対し、3速ATだったことも不振の一因と言えるだろう。
搭載されたエンジンは660ccのNA(自然吸気)とターボの2種類。2WD(FF)と4WDが用意された。
ライフに対して室内長で+25mm、室内幅+15mm、室内高+5mmと室内空間が広げられたが、後席の膝元は決して広くはなく、見た目と合わせて「都心のコンクリート打ち放しのワンルーム」といったところ。
4人が乗って移動する車というよりは、パーソナル感が重視されたモデルだ。
販売巻き返しのため、特別仕様車が2度投入された。
【2002年10月 特別仕様車を追加】
・「アイテム」:プライバシーガラスや電動格納ドアミラーを備えながら価格を下げたモデル
【2004年10月 特別仕様車を追加】
・「スペシャルエディション」:オーディオレスとして価格を大幅に下げたモデル
2006年3月にはマイナーチェンジが行われたが、同年2月に登場した後継モデルとなるゼストがデビューしたことで、ターボ車が廃止されている。
■ザッツの中古車相場
販売終了から10年以上経っているため、約9割の物件が走行距離5万km以上となっている。
そのため総額15万円以下の最安値帯には、走行距離10万km前後の物件が多い。実車でコンディションを見て、購入を判断するようにしよう。
ほとんどがNA車で、ターボ車は全体の2割に満たない。とはいえ、ターボ車とNA車との価格差はほとんどないので、年式や走行距離、キズの有無などが同じなら出足の良いターボ車がオススメだ。
走行距離5万km以下の中古車は全体の約1割だが、それでも総額30万円以内で十分狙える。
4WD車はほとんどないが、その希少価値ゆえ2WDよりはやや価格が高めになっている。
▼検索条件
ホンダ ザッツ(初代) × 全国※記事内の情報は2021年9月10日時点のものです。
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。