冬でも雨でも365日楽しい! 最高のオープンカーの選び方|Carsensor IN MY LIFE

オープンカー選びで重要なポイントは……

オープンカーは夏のイメージがあるが、空力や暖房など機能的に工夫されていて冬でも楽しめる。しかも中古車市場では需要が少ないため、中古車ならリーズナブルな価格でも手に入る。

乗る人を選ぶと思われがちだが、実は老若男女問わず楽しめるのがオープンカー。では、そんなオープンカーを選ぶ際のポイントとは? 今回は最高のオープンカーとは何かについて考えた。

マツダ ロードスター

なによりもこだわるべきは「オープン性能」!

オープンカーは風を感じられてこそ。フロントウインドウが大きくて頭上近くまで覆っていたり、畳んだ幌や屋根の一部が背後にあったりすると、開放感が損なわれていく。オープンカーを選ぶときは屋根を開けた状態で運転席に座っておこう。そのとき着目すべきは着座位置だ。具体的には、クルマを真横からみたときにドライバーの肩や腕が見えていて、顔を上げたときにフロントウィンドウが視界を遮らないクルマは開放感が高い。

BMW Z4

オープンカーのインテリアはエクステリアの一部?

オープンカーはインテリアが大事。オープンにすると外から車内が見えるため、エクステリアと同様に、インテリアのデザインがカッコよさに反映される。例えば、インパネやシートなどにボディカラーと同じ差し色があったり、幌とシートの色が同じだったりすると華やか。インテリアを含めた、トータルコーディネイトにこだわろう。

アウディ A5カブリオレ

幌がお気に入りなら雨の日も楽しい

オープン時だけでなく、幌を閉じたときのシルエットにもこだわろう。幌の形作るルーフラインはラウンドしたものや、平面でスクエアなものなど実は多彩。自分好みのカタチを手に入れれば、屋根を閉じた雨の日も楽しい。ついついショーウインドウに映る自分のクルマに見入ってしまう。

ボルボ C70カブリオレ

シートヒーターがあれば露天風呂気分!?

オープンカーは秋冬も楽しい。春夏の爽快な空の下、海岸線を流すのも良いが、実は秋冬の澄んだ空の下、高速道路などをクルージングするときの気分は最高。特に、星が降ってきそうな夜中のドライブは病みつきになる。オープン時でも意外にエアコンの暖房は効くが、シートヒーターがあれば“頭寒足熱”で露天風呂に入っているような心地よさを味わえる。

そのオープンがアナタの心を解放するか?

オープンカーはクルマ選びも開放的だ。走行性能やユーティリティに縛られず、望むままにオープン機能やスタイリングに焦点を絞ってイエスかノーを決められる。だからこそ“心からオープンになれる”クルマをピックアップした。

マツダ ロードスター

マツダ ロードスター

オープン性能が高いのには理由がある

ロードスターの美点はクーペやセダンから派生したモデルではなく、オープンがデフォルトで設計されていること。つまり、オープン走行の快適さを前提にフロントウインドウの角度や高さ、ドアに対するドライバーのポジションなどが決められているのだ。それゆえオープン性能がすこぶる高く、爽快な開放感を標準装備している。心からオープンドライブを楽しみたいなら、デフォルトがオープン状態の“ピュアオープン”。ロードスターは、この図式を鮮明にしてくれる。

旧型:2005年8月~2015年4月
車両価格帯:35万~358万円
ボリュームゾーン:70万~180万円

ボルボ C70カブリオレ

ボルボ C70カブリオレ

ボルボの魅力ぎっしりの快適オープン

実用一点張りのスクエアなフォルムから、柔らかいフォルムになったボルボ。その分岐点は、このC70 カブリオレから。エレガントでゆとりさえ感じさせるキャラクター性はカブリオレとの相性抜群で、生まれるべくして生まれたモデルとさえ言える。ルーフは優雅な電動ソフトトップで、側面衝突対応システムをカブリオレ用に改良してあるところが、いかにもボルボらしい。そして北欧の国スウェーデンらしく、シートヒーターが備わっているクルマが多いのもうれしい。

絶版:2006年12月~2012年12月
車両価格帯:124万~359万円
ボリュームゾーン:125万~180万円

BMW Z4

BMW Z4

オープンカーに最適な魅せるインテリア

前述のとおり、オープンカーにとってインテリアはエクステリアの一部。そうなるとインテリアのデザインがスタイリッシュかどうかも重要だ。その点、旧型Z4は素晴らしい選択肢のひとつとなる。BMWで一時代を築いたクリス・バングルによるデザインは、エクステリアだけでなく、インテリアも面構成の妙が利いている。もちろん、停車中に人に見られるだけでなく、ドライブ中はずっと自分の目に入るのだからデザインにこだわるのは当然だ。

旧型:2003年1月~2009年3月
車両価格帯:45万~207万円
ボリュームゾーン:70万~150万円

アウディ A5カブリオレ

アウディ A5カブリオレ

ルーフを閉じても開けても美しいフォルム

クローズド時の流麗なフォルムと、オープン時の開放的なプロポーションを兼ね備えたオープンカーは? A5カブリオレはその答えの一例となるだろう。特筆すべきは、耐候性と耐熱性に優れたキャンバス素材を採用したアコースティックソフトトップ。機能とデザイン性を両立してくれる。カラーはブラック、レッド、グレー、ブラウンの4色が用意されているから、ボディカラーとのコーディネイトを楽しめる。また、走行中でも50km/h以下であれば電動で開閉できるのもポイントだ。

現行型:2009年8月~
車両価格帯:235万~565万円
ボリュームゾーン:240万~370万円

▼検索条件

マツダ ロードスター(旧型)&ボルボ C70カブリオレ(最終型)&BMW Z4(旧型)&アウディ A5カブリオレ(現行型)&ダイハツ コペン(旧型)&ポルシェ ボクスター(旧型)&アルファロメオ アルファスパイダー(最終型)×ヒートシーター
文/ブンタ イラスト/遠藤イヅル 写真/ツダ、ボルボ、BMW、アウディ