3代目ホンダ シビックタイプRを手に入れるなら今!超高回転型NAエンジンはもはや絶滅危惧種!?
カテゴリー: 特選車
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2015/11/09
高性能NAエンジンは貴重な存在に
まだまだ東京モーターショーの熱冷めやらぬといったところですが、今回展示されていた車の中で最も印象に残ったのは何だったでしょうか? 確かではありませんが、マツダの「SKYACTIV-R」という人が一番多いような気がします。実際の会場でも何重もの輪ができるほどでしたからね。
もちろん新型プリウスなども注目されていましたが、やっぱりスポーツカーという人もたくさんいらっしゃいます。「SKYACTIV-R」に話題を奪われがちでしたが、12月7日に発売されるホンダの「シビックタイプR」も多くの注目を集めていました。
新型シビック タイプRはエンジンがいよいよターボ化され、最高出力はなんと310ps。スポーツカーの性能評価の聖地ともいえるドイツ・ニュルブルクリンク北コースで、FF量産車最速となる7分50秒63を記録するなど、とんでもない走行性能を備えた生粋のスポーツカーとなっています。その分、価格も428万円とお高いのはご愛敬ということで……。
とはいえ「タイプRといえば、高回転型のNAエンジンでしょ!」という方も少なくありません。現在のトレンドは、エコカーもスポーツカーもターボを採用するものがほとんど。それだけに高性能のNAエンジンは貴重な存在になりつつあります。
となると俄然光ってくるのが、もうすぐ旧型になる3代目シビックタイプRです。こちらは最高出力こそ新型に譲りますが、同じ2Lで225ps。1Lあたり100psを超えているので、超高性能NAエンジンといえます。今回はそんな3代目シビックタイプRをご紹介します。
総額200万円以下でカーセンサーアフター保証対象車が狙える
2007年3月に登場した3代目は、ボディタイプがハッチバックから4ドアセダンとなったものの、マイルドになることなく、とんがったスポーツカーとして登場しました。
とはいえ、今さらシビックタイプRの魅力を紹介するのも正直ヤボでしょう。そこで、現在の中古車の状況に注目しました。まず価格ですが、カーセンサー掲載物件の平均車両価格は約238万円(2015年11月5日現在)。ボリュームゾーンは160万円~260万円ですが、カーセンサーアフター保証対象車が総額200万円以下で狙えます。
これは決してオトクとはいえない状況ですが、先述のとおり、ターボ天国となった現在、スパルタンなNAエンジンを搭載した車は貴重な存在。高値を補って余りある快感を与えてくれる車であることは間違いありません。オトクではないといっても、新型時価格を考えればだいぶ手頃になりました。それらを踏まえると“買い”と言えるかもしれません。
あえて修復歴のある物件を選ぶのも手!
さて具体的に物件を見てみると、100万円台中盤~後半にかけては修復歴のあるものや10万kmオーバーといった多走行の物件が目立ちます。200万円弱となると少し状況が変わり、修復歴なしで走行距離10万km以下の物件も見つかります。例えば、フルノーマルでワンオーナー×修復歴なし×走行距離9.5万kmの物件が188万円という中古車もありました。
選び方に関しては、やはりスポーツカーである以上程度にはこだわりたいところ。カスタムしてある車両も多いので、安心を買うならノーマル車を選びたいところ。ただエアロやマフラーなど、気に入ったパーツが付いているなら、それはもちろん買い。後で購入して装着するより安く済みますからね。
修復歴に関しては、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。もちろん、ないに越したことはないですが、修復歴のある物件は安く買えます。それを狙ってあえて選ぶというのも手かもしれません。ただし、その場合はカーセンサーアフター保証が付けられるものを選びましょう。そうすれば、万が一のときに安心です。
3代目シビックタイプRは、生粋のスポーツカーでありながら、実用性の高い4ドアセダンでもあります。そういう意味では、家族のいる方でも奥さんを説得しやすいというメリットもあります。ファミリーカーとしても十分使える点をプッシュしつつ、ぜひ高回転まで吹け上がる官能のエンジンを存分に味わってください!