▲初めての輸入車、それはBMW。

最初の輸入車はいわゆる「入門モデル」じゃない方がいい?

11月12日は「洋服の日」。1872(明治5)年のこの日に出された「礼服には洋服を採用す」という太政官布告に基づく記念日で、この布告は当時主流ではなかった洋服の使用を促進するためのものでした。だからというわけではありませんが、「そろそろ和服(国産車)から洋服(輸入車)に……」となんとなく考えていた人は、これを機会に思いきって「初めての輸入車」を買っちゃうのはどうでしょうか?

「初めての輸入車」というと、多くのメディアでは「まずは比較的安価なヨーロピアンコンパクトに乗ってみましょう」とする場合が多いように思えます。それはそれで間違いではないと思いますが、本当はもっと濃いめの、国産車とはいろいろな部分が大きく異なる「ガイシャ感」の強いモデルに、まずは乗ってみた方が良いのではないかとも思います。その方が自分の人生に与えるインパクトみたいなものが大きくなり、結果として振れ幅の大きい、豊かな人生が送れるのではないかと思うからです。

「ガイシャ感の強いモデル」といっても星の数ほどの候補が考えられますが、最初のガイシャらしいガイシャとして最適なモデルのひとつと思われるのがBMW 3シリーズです。

世代により若干の差はありますが、歴代3シリーズのステアリングは、それまで国産車しか運転したことがない人にとっては重めに感じられると思います。もちろんパワーアシストは付いていますが、何かこうズッシリくるんですね。

走り始めてからも、そのズッシリ感は(若干軽くはなりますが)そう大きくは変わりません。「こんなんで山道とかをスイスイ走れるんだろうか……?」と不安に思うかもしれません。でも大丈夫です。いざ山坂道や高速道路の山岳セクションに差し掛かると、なぜかスイスイと走れてしまうのです。そこがBMWマジックといいますか、輸入車の面白いところのひとつです。
 

▲ステアリング操作時に感じる重みだけでなく、手触りやデザインにいたるすべてが国産車以上に「重厚!」と感じられるBMW 3シリーズ。写真は2012年式旧型3シリーズ前期モデルの内装 ▲ステアリング操作時に感じる重みだけでなく、手触りやデザインにいたるすべてが国産車以上に「重厚!」と感じられるBMW 3シリーズ。写真は2012年式旧型3シリーズ前期モデルの内装

旧型でもOKなら「総額100万円以下」で狙える

ステアリングのタッチだけではありません。ドアの開閉感覚や車内のスイッチ類1つの操作感に至るまで、すべてが妙に重厚です。ついでにいえば、感覚的な話にはなりますが内装デザインもいちいち重厚です。詳しくはわかりませんが、ドイツという国の歴史や文化、もっと言ってしまえば過去から続くヨーロッパ文明の1つ1つの断片と積み重ねが、おそらくはその重厚感を作っているのでしょう。

せっかく輸入車に乗るのですから、そういった「違い」みたいなものを積極的に味わう方がある意味オトクなはず。そしてもちろん、そういった文化ウンヌンをいったん脇に置いたとしても、BMW 3シリーズというのはそもそも「素晴らしい実用自動車」です。だからこそ、オススメなんです。

そのように素晴らしいBMW 3シリーズですから、車としての値段は決して安くはありません。今販売されている現行型を新車で買うとなると、最も安価なグレードでも車両価格は約427万円、売れ筋の320i Mスポーツになると約528万円。……なかなかのお値段です。

しかし我々には「中古車」という強い味方がいます。旧型でも良しと考えるのであれば、いかに世界のBMW 3シリーズといえど「支払総額100万円以下」でもイケてしまうのです。

「でも新型と比べると旧型は性能的に劣るんじゃないの?」という懸念もあるでしょう。それはもちろんそのとおりです。単純に加速力や走行安定性、あるいは装備の内容やレベルを比べるならば、明らかに(というか言うまでもなく)現行モデルの方が上でしょう。
 

▲こちらが2005年4月から2011年12月まで販売された旧型BMW3シリーズ(型式名E90) ▲こちらが2005年4月から2011年12月まで販売された旧型BMW3シリーズ(型式名E90)

3シリーズの「駆け抜ける歓び」は永久に(?)不滅です!

しかし旧型になったとしても、もしもしっかりと整備されてきたBMW3シリーズであるならば、その「Freude am Fahren(駆け抜ける歓び)」はいまだ十分に現役バリバリです。サーキットで用意ドン! をするなら敵いませんが、普通に市街地や郊外の国道、あるいは高速道路などを快走する限りにおいて旧型は、まさか支払総額100万円以下で買える車とは思えない異次元の充実感と満足感を、あなたに与えてくれるでしょう。

とはいえ高額なモデルが100万円以下まで値落ちしてきた中古車ですから、メンテナンス面での不安もゼロではないでしょう。整備に必要な交換パーツの料金も国産車と比べれば高額な場合が多いのも事実です。

それゆえ旧型のBMW3シリーズを狙う場合は、ぜひ「カーセンサーアフター保証」に注目してください。業界最高水準の保証内容と言っても過言でないこの保証を付帯しておけば、何かあった際も安心したままでいられます。

ということで総額100万円以下の旧型BMW3シリーズ、もしも輸入車に興味を持っているならば、この「洋服の日」をきっかけにぜひ真剣に検討してみてください。

▼検索条件

BMW 3シリーズ(旧型)×総額100万円以下×CSA保証対象車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円を超える場合があります