アクティブスタビリティアシスト|自動車なんでも用語集

アクティブスタビリティアシスト(あくてぃぶ・すたびりてぃ・あしすと)/[走り]

アクティブスタビリティアシストは、日産が開発した車両制御システム。

ブレーキやステアリング、エンジンを統合制御することで車両の横滑りを防止する、ビークル・ダイナミクス・コントロール(VDC)のシステムを応用したもの。車両の挙動をさらに安定させ、滑らかに制御することで、ドライバーが安心して運転を楽しめることを目指したシステムだ。

その特徴は、以下の3機能を統合していることだ。一つは山道や高速道路のカーブで、ドライバーのハンドル操作、アクセルやブレーキ操作に基づいた走行状況に応じて、4輪それぞれのブレーキ制御やエンジントルクを調整することで、滑らかかつ安定感のあるコーナリングを実現するコーナリングスタビリティアシスト機能。次にブレーキング時、カーブの度合いに応じて各車輪の制動力の配分を制御する、左右制動力配分機能。最後に走行状態に応じて、ドライバーのブレーキ踏力に対する制動力を補正する、ブレーキ利き感向上機能の3機能となる。

2009年秋発売の日産フーガに採用。