走行は可能ですが、オススメはできません

ハイオク指定の車の場合、レギュラーガソリンを給油しても、同じガソリンなのですぐに壊れるということはありません。ただし、車によっては、『カリカリ』という音がエンジンから発生するノッキングという現象が起こります。これはエンジンの点火時期が早くなってしまっているのが原因です。この状態が続くと、最悪の場合エンジンに深刻なダメージを与えてしまう可能性もあります。

最近では、センサーが付いていてノッキングが起こると自動で点火時期を遅らせてくれる車が多くなっています。しかし、その分出力が落ちてしまったり、燃費が悪くなったりするので、いずれにせよ車にいいことではありません。なお、ハイオク車でセンサーが付いているかどうかはオーナーズマニュアルを確認してください。また、使用燃料の項目に「レギュラーガソリンでも走行はできるが出力が落ちます」などと書いてあれば、走行自体は可能です。

しかし、いずれにしても車にとっていいことではないので、指定された燃料を給油するようにしてください。

なお、ガソリン車に軽油、あるいはディーゼル車にガソリンを給油すると、エンジンはすぐに壊れてしまうので絶対にやめましょう。