フルモデルチェンジ後がオススメです

新車購入の場合、年度末が車の買い替え時といわれます。では中古車の場合は、いつが買い時なのでしょうか? 基本的に中古車は、需要と供給のバランスで価格が決まります。したがって需要が下がる時期(車を買わない時期)や供給が過多になる時期が狙い目となります。

では、具体的にはどういった時期かというと、一番大きなチャンスはフルモデルチェンジの時期。これは新型車への乗り替えをする人が増えるため、旧型になった車が数多く中古車市場へ流通するからです。中古車が増えても、たいていは新車への買い替えと同じだけ、旧型の中古車を買おうとする人も増えることはほとんどありません。したがって中古車価格が下げ傾向になるのです。

また上記のフルモデルチェンジ後や、特に決算期を終えた4~5月になると新車ディーラーで使われた展示車両や試乗車が中古車として一気に流通し始めます。新車同様の“おろしたて中古車”を狙っている人には、オススメの時期です。

そのほか需要が下がる時期とは、例えば夏休みや冬休み中があります。それらの休暇で使いたいという人が夏休みや冬休み前に増えるため、車を購入する人が増えますが、長期休暇に入ってからはこれらの需要が下がります。したがって長期休暇中に入ってからは価格が下がる傾向にあります。ただし、最近は車購入に慎重になっている人が多いため、そういった季節要因ではさほど下がらなくなってきています。