ホンダ シビック▲11代目にあたる新型シビックは、親しみやすさと存在感を追求し、乗る人みんなが爽快になれる車をめざした

車との一体感で乗る人すべてが爽快になる

ホンダは、9月3日に新型シビックを国内で発売することを発表した。この新型シビックは6月24日に世界初公開された車だ。

設定グレードと税込み価格は下記のとおりである。

LXグレード(CVTおよび6速MT) 319.0万円
EXグレード(CVTおよび6速MT) 353.98万円

シビックは、1972年に発売されて以来、世界で累計約2700万台が販売されてきたグローバルカーである。

11代目にあたる新型は、ホンダが車づくりの基本として掲げている「人中心」の考え方を深く掘り下げることで、親しみやすさと存在感を追求し、乗る人全員が爽快になることをめざした。

パッケージングは、広いガラスエリアとゆとりある室内を確保しながら、すべての席が爽快な空間となるよう、低い水平基調のベルトラインと、広い視野角で開放的な空間を実現。

ホイールベースが延長されたことで、前後席の距離は35mm広がって後席の居住性が向上した。荷室容量も拡大されて、クラストップレベルの452Lを確保。

エクステリアは、流れるようなプロポーションを創出。ボディサイドはボンネットフードからリアエンドまでを水平につなぐことで伸びやかなクーペイメージを強調し、力強くて軽快な走りを予感させるデザインにした。

インテリアは、不要なデザイン要素を排除し、操作しやすくて触感にもこだわったスイッチ類を配置。
 

ホンダ シビック▲ボンネットフードとリアエンドを結ぶ水平基調のライン、クーペ風のシルエットが軽快な走りを予感させる

車との一体感が味わえる軽快感をめざし、直進および旋回時の安定性、静粛性、乗り心地などを高次元で成立させている。

進化した1.5L直噴VTECターボエンジンは、アクセルペダルを踏み込んだ瞬間から力強く加速する応答性と、高回転域までパワーが増大するリニアな出力特性を実現。

組み合わされるトランスミッションには、CVTと6速MTが設定されている。CVTは加速フィールとエンジンサウンドが一体となった心地よさを追求。6速MTはシフトレバーのショートストローク化と高剛性化により、スポーティかつダイレクト感のあるシフトフィールをめざした。
 

ホンダ シビック▲ダイレクト感ある変速フィールが味わえる6速MT

「直感操作・瞬間認知」を追求して、コックピットには10.2インチのフルグラフィックメーターを採用。左半分には、オーディオなどのインフォテイメント情報を。右半分には、ホンダセンシングやナビなどの運転支援情報が表示される。

メーターパネル内の配置をステアリングスイッチの位置と揃えることで、直感的に操作できるよう、作り込まれた。
 

ホンダ シビック▲フルグラフィックメーターの左右に表示される内容はステアリングスイッチの位置に呼応していて直感的に操作できる

予防安全装備は全グレード標準装備! ホンダ初の機能も搭載

全車に車載通信モジュールのホンダコネクトが標準装備されており、コネクテッドサービスのホンダ・トータルケアプレミアムも利用できる(別途、申し込みが必要)。

このホンダコネクトのディスプレイ画面は、インパネ中央の見やすい位置に配されており、アプリや情報表示のゾーニングが明確化されていて目的の機能が素早く選べるよう、使い勝手にも配慮している。

安全運転支援システムのホンダセンシングは、全車に標準装備。広い範囲で対象物を検知するフロントワイドビューカメラや非金属も検知する前後ソナーセンサーで構成されている。

また、シビックとして初めてトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)が採用されている。0~約65km/hの速度域で先行車との車間を保ちながら走行車線もキープするよう、アクセル&ブレーキ、ステアリング操作をアシストして渋滞時の疲労軽減に貢献する。
 

ホンダ シビック▲シビック初採用となる渋滞運転支援機能は車速や前走車との車間だけでなく、車線内を走るようステアリングもアシスト

ホンダ初のアダプティブドライビングビームは、ハイビーム照射中に先行車や対向車を検知すると照射範囲を制御。前方車両や歩行者に眩しさを与えないように配慮しながら視認性を確保する。
 

ホンダ シビック▲先行車や対向車を眩惑しないようにハイビームの照射範囲が制御されるアダプティブドライビングビームはホンダ初採用のアイテム

ホンダセンシングの機能は下記のとおりである。

●トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
●衝突軽減ブレーキ<CMBS>
●誤発進抑制機能
●後方誤発進抑制機能
●近距離衝突軽減ブレーキ
●歩行者事故低減ステアリング
●路外逸脱抑制機能
●渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール<ACC>
●車線維持支援システム<LKAS>
●先行車発進お知らせ機能
●標識認識機能
●アダプティブドライビングビーム
●オートハイビーム

EXグレードに設定されているBOSEプレミアムサウンドシステムは、室内環境に適した専用オーディオで、BOSEと共同開発されたものだ。

BOSE独自のサラウンドアップミックス技術である、センターポイントが採用され、サブウーファーを含む12個のスピーカーが備わる。迫力のある重低音からクリアな高音まで再生され、コンサートホールにいるような臨場感が味わえる。
 

ホンダ シビック▲サブウーファーを含めて12個のスピーカーで構成されるプレミアムサウンドシステムはシビックの室内環境に合わせてBOSEと共同開発されたユニットだ

ボディカラーは以下のとおりである。

プラチナホワイト・パール(3.85万円高)
クリスタルブラック・パール
ソニックグレー・パール(3.85万円高)
プレミアムクリスタルレッド・メタリック(6.05万円高)
プレミアムクリスタルブルー・メタリック(6.05万円高)
 

文/マガジンX編集部、写真/ホンダ