トヨタ クラウン【マイナーチェンジ】
カテゴリー: トヨタの新型車
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2010/02/10
2.5Lはレギュラーガソリン仕様に、顔つきは存在感が強まった
- <img src="//d2i6c6y1xqgf7t.cloudfront.net/media/newmodel/thum-TO_1002CR_Ath.jpg" width="320" height="239" alt="トヨタ クラウン アスリート|ニューモデル速報" />
↑写真のロイヤルサルーンおよび、ハイブリッドはワイド感を強調したデザインが与えられた。右のアスリートはスポーティ感の強調が図られた
トヨタのフラッグシップセダン、クラウンにマイナーチェンジが施された。主な変更点は、燃費の向上により環境性能が高められたことと、外観の意匠を変更し、品格や精悍さを強調させたデザインが与えられたことだ。またエントリーモデルの価格を345万円に引き下げるなどラインナップの見直しも図られている。
“ロイヤル”シリーズ、“アスリート”シリーズの2.5L(FR車)はエンジン、トランスミッション、オルタネーターなどの制御が見直しが図られた。これにより燃費が従来型比、+0.4km/Lの12.4km/Lに向上。自動車取得税および自動車重量税が50%減税される。また2.5L車は、燃料がプレミアムガソリンからレギュラーガソリンに変更されていることもトピックだ。
エクステリアは、全シリーズでフロントのバンパー、グリル、フォグランプ、リヤコンビネーションランプ、ルーフアンテナなどのデザイン変更が施された。
シリーズ毎に見ていくと、まず“ロイヤル”シリーズは、水平基調のフロントバンパーにより、ワイド感を強調するデザインが採用された。“アスリート”シリーズは、フロントバンパー両サイドのロアグリルが大型化。めっき加飾が施されたリヤコンビネーションランプが採用されるなど、よりスポーティなスタイルが目指された。“ハイブリッド”のデザインは従来型“アスリート”シリーズがベースとなっていたが、このマイナーチェンジを機に、“ロイヤル”シリーズをベースとしたものに改められた。
内装では、木目調パネルの模様・仕上げが変更された。同時にインストルメントパネル下部が明るめの色調に変更され、上質感を高める工夫が施されている。また、ステアリングスイッチ・シフトレバーの周辺やアームレストの一部にシルバー加飾を採用。さらにシート表皮(ファブリック)の柄が変更されるなど、洗練された室内が目指された。
装備では、HDDナビゲーションシステムに目的地の目の前まで案内する機能を追加。他にも、有効期限の近づいた ETCカードを挿入すると有効期限を音声案内する機能や、携帯型オーディオプレーヤーの接続が可能なUSB端子をコンソールボックス内に標準装備(ナビ装着車のみ)するなど利便性の向上も配慮されている。
また、このモデルチェンジを機にグレードの見直しも行われた。まず“ロイヤル”シリーズ、“アスリート”シリーズの2.5L車には、装備を厳選した“スペシャルパッケージ”と、HDDナビゲーションシステムを標準装備した“スペシャルナビパッケージ”が設定された。また“ハイブリッド”には“Lパッケージ”“Gパッケージ”が新たに追加設定されている。
価格はエントリーグレード、“ロイヤル”の2.5L FR車、スペシャルパッケージの345万円から、“ハイブリッド” Gパッケージの620万円まで。全般的に従来型より、求めやすい価格になっている。
グレード | ロイヤルサルーン スペシャル パッケージ |
アスリート スペシャルナビ パッケージ |
ハイブリッド Gパッケージ |
駆動方式 | FR | ||
トランスミッション | 6AT | CVT | |
全長×全幅×全高(mm) | 4870×1795×1470 | ||
ホイールベース(mm) | 2850 | ||
車両重量(kg) | 1600 | 1610 | 1840 |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | V6 DOHC | V6 DOHC+モーター | |
総排気量(cc) | 2499 | 3456 | |
最高出力[kW(ps)rpm] | 149(203)/6400 | 218(296)/6400 | |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 243(24.8)/4800 | 368(37.5)/4800 | |
10・15モード燃費(km/L) | 12.4 | 15.8 | |
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/71 | プレミアム/65 | |
車両本体価格(万円) | 345.0 | 405.0 | 620.0 |
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