ボルボ XC90 T8 ツインエンジンAWDインスクリプションは電動化が似合う1台だ
カテゴリー: ボルボの試乗レポート
タグ: ボルボ / SUV / 4WD / XC90 / EDGEが効いている
2016/05/31
▲3列シート7人乗りながら、PHEVを実現。圧倒的な内装質感、ボルボならではの安全性能の高さを考え合わせれば、1000万円超であってもお買い得と言えるモデルだ。個人的にもSUVマインドが高まっており最も気になる1台。問題は1.9m超の全幅か電動化が似つかわしい。XC90の大本命
これまでやりたくてもできなかったこと。新型XC90はボルボのエンジニア陣をその呪縛から解き放ち、それらを一気に具現化したものだ。このモデルから導入された新型プラットフォームSPAは、ホイールベースやオーバーハングなどに制限がないことからエクステリアデザインの自由度を高めている。またインテリアは、圧倒的にクリーンでモダンだ。物理的なボタンやスイッチ類を極力廃し、タブレットのような操作感をもつセンターディスプレイに主たる機能を集約。無垢を思わせるウッドパネルや上質なレザー、そしてT8にはオレフェス社のクリスタルガラス製シフトノブを採用する。その一方で右ハンドル仕様であってもペダル類のオフセットはほぼ皆無、しかもアクセルペダルはドライバビリティ重視のオルガン式である。運転の基本性能にまでしっかりと手が入れられた。
さらに新プラットフォームの効能のひとつに電動化対応がある。最上級グレードとなるT8は、前輪を駆動するのはT6と同様の最高出力320psの2Lターボ&スーパーチャージャーエンジン、後輪は87psの電気モーターという組み合わせのプラグインハイブリッドモデルだ。ドライブシャフトをなくし、車体の真ん中に重量のかさばるバッテリーを配置して重量配分の最適化を図りながら7人乗りのスペースを確保している。
通常時は「ハイブリッドモード」で走る。余力があればEV走行で、モーターへの負荷が増せばエンジンが始動。その制御はとてもスムーズで切り替えを意識することもない。積極的にEV走行したい場合は「ピュアモード」を、思い切りトラクションが欲しい際には「パワーモード」を選択することも可能だ。
T6比で約240kgの重量増だが、満充電時航続距離約35kmというEV走行時はその重さを感じることもなく、むしろしっとりとした乗り心地が好ましい。フラッグシップモデルとして電動化が似つかわしい、XC90の大本命といえるモデルだ。
▲歩行者・サイクリスト検知機能付きフルオートブレーキなど安全装備も充実。右折時に直進車との接触を回避・軽減するインターセクション・サポートも備わる
▲メーター部の12.3インチディスプレイとタッチスクリーンのセンターディスプレイを用い、直感的操作が可能な独自システム(センサス)を採用
▲エンジンとモーターの組み合わせによりJC08モード燃費を15.3km/Lに。EVモードでも35.4km走行可能【SPECIFICATIONS】
■グレード:XC90 T8 TWIN ENGINE AWD INSCRIPTION ■乗車定員:7名
■エンジン種類:直4DOHCターボ+スーパーチャージャー+モーター ■総排気量:1968cc
■最高出力:320/5700+87[ps/rpm]
■最大トルク:400/2200-5400+240[n・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT
■全長×全幅×全高:4950×1960×1775(mm) ■ホイールベース:2985mm
■車両価格:1009万円
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