保証対象であれば、まずは販売店に連絡して指示をあおぐこと

最初に、保証対象かどうかにかかわらず、車が壊れた場合の全体的な修理依頼手続きを説明しましょう。

1.販売店へ連絡を入れる

まずは車にトラブルが起きて困っていると販売店へ電話をしましょう。具体的にどこが調子悪いのかがわかる場合はその説明を、わからなくても「どの辺りからこんな症状(振動や異音)が出ている」となるべく詳しく話すようにしましょう。

2.車を販売店へ入庫

とりあえず安全に走ることができるのであれば自走して販売店へ車を持ち込みます。もし走行不能な状態ならレッカー等で運んでほしい旨を販売店に伝えます。この場合、レッカー代はどちらが負担するのかを事前に確認しましょう。JAFやその他のロードサービスで販売店まで無料で運べるのであれば、それを利用するのも手です。

3.修理

販売店の工場、または工場を所有していない販売店の場合は、その販売店の指定工場で修理をします。

というわけで答えが遅くなりましたが、バッテリーが壊れた場合はまず、「1.販売店へ連絡を入れる」。バッテリーがだめになれば自走は不可能。そこで重要なのは「どうやって持ち込むか」の指示を販売店からあおぐことです。特に持ち込む費用をどちらが負担するかがポイント。保証書に販売店が用意すると書かれていた場合、電話もせずに、勝手にレッカーを呼んで後で料金を請求しても、その料金が支払われません。


また販売店が遠方にある場合、近所の修理工場に持ち込みたい人もいるでしょう。しかし「3.修理」にあるように、保証対象の修理は販売店またはその指定工場で行います。それ以外では保証を受けることができません。

ただし新車時からのメーカー保証が残っているような高年式の中古車の場合は、近くのディーラーで修理を受けられる場合もあります。故障部位がメーカー保証の対象かどうかは、販売店と近くのディーラーの両方に確認してみましょう。

なお、トラブルの個所が保証対象であっても、最初の電話の段階では販売店から「保証で直せるかは車を見てみないとわからない」という回答が返ってくる可能性もあります。これは、保証対象部位のトラブルでも、条件により、保証修理が可能かどうかの判断が分かれる可能性があるためです。
また保証期間中でも保証書がなければダメなケースが多いので、購入時にもらった保証書は大切に保管しておいてください。