McLaren Honda(マクラーレン・ホンダ)は、2015年のFIA※フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)に、フェルナンド・アロンソ選手(33歳、スペイン出身)、ジェンソン・バトン選手(34歳、英国出身)が参戦することを発表しました。また、テスト兼リザーブドライバーには、ケビン・マグヌッセン選手(22歳、デンマーク出身)を起用します。

■フェルナンド・アロンソ選手のコメント

「幼少の頃から憧れや親しみを持ち、また長いF1の歴史の中で、人々の記憶にその名を刻んできたMcLaren Hondaの一員として、F1に参戦することを大変誇りに思います。自らの大きな歓喜と強い決意の気持ちを、パフォーマンスで示し、期待に応えたいと思います。1年以上前から、熱心なオファーをいただいていました。ウォーキング(英国)とさくら(栃木県さくら市)、それぞれの大変充実した施設も訪問し、McLaren Hondaの新たなプロジェクト、そして彼らの熱意に共感し、今回の決断に至りました。私が持っているすべての力を注ぎ、新たな伝説を築いていきたいです」

■ジェンソン・バトン選手のコメント

「新生McLaren Hondaの一員として迎えていただき、大変うれしく思うとともに、チームへ加わることに今からわくわくしています。2008年まで、Hondaの仲間として戦っていましたが、彼らを今でも本当に尊敬しています。私の力を100%発揮し、チームに貢献します。フェルナンドのような速くて豊富な経験を持つドライバーとチームメイトになれ、これからがますます楽しみです」

■McLaren ロン・デニス CEOのコメント

「McLaren Hondaの新たな時代の幕開けを迎え、喜びでいっぱいです。McLarenを代表して、『勝利への決意と執念は、Hondaの仲間たちの気持ちと全く同じである』と断言します。ドライバーラインアップは、McLarenの強い信念のもと、決定しました。世界チャンピオンの経験を持つフェルナンドとジェンソンという2人のドライバーは、現在のF1チームの中で、最も偉大なコンビです。また、若きケビンについては、ポテンシャルを秘めた将来有望なドライバーであり、チームへのさらなる貢献に期待しています」

■株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者 新井 康久のコメント

「フェルナンド・アロンソ選手とジェンソン・バトン選手という、F1界を代表し、卓越したスキルを備えた2人のドライバーと参戦でき、大変興奮するとともに、ワールドチャンピオンがチームメイトとなることに、身が引き締まる思いです。また、若く才能にあふれたケビン・マグヌッセン選手のこれからの活躍にも期待したいと思います。先日行ったアブダビでのテスト以降、McLarenのスタッフとはより結束を固くし、さくらでの開発はさらに加速しています。経験豊かなドライバーとともにパワーユニットの完成度を高めてまいります。素晴らしいシーズンとなるように、よいスタートを切りたいです」

2015年ドライバーラインアップ

(左から)新井 康久、ジェンソン・バトン選手、ケビン・マグヌッセン選手、フェルナンド・アロンソ選手、ロン・デニス CEO

※ FIAとは、Federation Internationale de l'Automobile(国際自動車連盟)の略称

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