ボルボ V40▲2013年2月に日本国内で販売開始となり、2019年には生産終了となった2代目ボルボ V40。総額100万円以内で狙える物件が増えてきたが、狙い目モデルを考えてみた

安全装備が充実した北欧生まれのプレミアムコンパクト

2013年2月に日本での発売がスタートしたシリーズ2代目のボルボ V40。

初代は5ドアコンパクトなステーションワゴンだったが、2代目はクーペフォルムのプレミアムスポーツコンパクトに生まれ変わった。

安全性へ強いこだわりをもつボルボらしく、ラインナップにおいて最も小さなモデルのV40にも、安全技術が多数投入されているのが特徴。

50km/h以下の速度域まで作動する自動ブレーキシステムの「シティ・セーフティ」は、全車に標準装備されている。

また、当初はオプションだった10種類の安全装備の「セーフティ・パッケージ」も、2013年11月の改良で標準化された。

ボルボ V40
ボルボ V40
ボルボ V40 ▲V40のインテリアは北欧モデルらしく、上質ながらもあたたかみのあるものになっている

中古車流通量が1000台を超え絶好の買い時到来

エンジンは、小排気量のガソリンターボエンジンとパワフルな2Lガソリンターボエンジン、低燃費と力強い走りを両立した2Lディーゼルエンジンの大きく3タイプ。

当初、小排気量のガソリンターボエンジンは1.6Lだったが、2015年8月以降は1.5Lに変更されている。

グレード体系は、標準タイプと上級装備を備えたSE、そしてハイパフォーマンスグレードとなるRデザインの3タイプが基本。

この他、T4スポーツやオーシャンレースエディションなど、内外装に専用装備をあしらった特別仕様車が数タイプ設定された。

中古車流通量は順調に増加しており、最近では1000台の大台を突破。

相場も下落トレンドに乗り、予算100万円で狙える物件が充実するなど、お得感ある中古車が狙いやすい状況が整ってきた。

低予算で他のモデルとはひと味違うプレミアムコンパクトカーを狙っているなら、本格的な検討タイミングに入ったと言える。

ボルボ V40 ▲総額100万円で狙えるようになってきた2代目V40。絶好の買い時が到来!

1.6Lガソリンターボ搭載のT4系がメインターゲット

予算100万円のメインターゲットとなるのは、2016年6月までの前期型。

中でも1.6Lガソリンターボエンジンを搭載した、T4の標準モデルと上級グレードのSEが中心。

ハイパフォーマンスグレードのT5 Rデザインも射程圏内に入るが、走行距離10万kmオーバーの多走行車が多くなる。

V40のおしゃれな雰囲気と高い安全性重視なら、T4系に狙いを絞ってもよいだろう。


ボルボ V40 ▲こちらはハイパフォーマンスグレードのT5 Rデザイン。専用デザインやチューニングが施されている

注目は、10種類の安全装備を揃えた「セーフティ・パッケージ」装着車。

選択肢は絞られるが、走行距離5万km以下の物件もヒットする。

SEグレードの「セーフティ・パッケージ」装着車で走行距離5万km以下なら、バリューはかなり高い。


ボルボ V40 ▲オプション設定(初期モデルのみ)となる「セーフティ・パッケージ」が装着されているモデルには、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)といった人気機能も付いている

さらなるバリューアップを狙うなら、SEグレードにオプション設定されている「レザー・パッケージ」装着車に注目。

シート表皮が本革になる他、助手席にも8ウェイのパワーシートを採用し、上質感と快適性が一段とアップしたモデルだ。

非常にレアだが、「セーフティ・パッケージ」も付いて走行距離7万km前後という、かなり魅力的な物件もヒットするぞ!


ボルボ V40 ▲レザー・パッケージ装着車なら、さらにプレミアム感が高まる
文/中野剛、写真/ボルボ

▼検索条件

ボルボ V40(2代目)×総額100万円以下×全国