東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シリーズ第7戦・第8戦ミシュランチャレンジを、富士スピードウェイ(静岡県)にて2015年8月8日(土)、9日(日)に開催いたします。

PCCJ 2015シーズン(全10戦)はここまで6戦を終えた。オーバーオールでは、#15元嶋佑弥が開幕6連勝で、ランキングトップを快走。元嶋に続くのが、同2位の#78近藤翼、同3位の#12久保凛太郎。近藤と久保は全戦で表彰台に登壇してきたが、いずれもスタートで先行した元嶋を捉えきれず、先頭でチェッカーフラッグを受けるのを後ろから見届けてきた。今回こそはと必勝を期して臨んでくるに違いない。また、彼ら若手との争いに情熱を注ぐ同4位の#19永井宏明、同6位で2014年ジェントルマンクラス王者の#7星野敏らも、引き続き表彰台を狙ってくるだろう。元嶋の連勝はどこまで続くのか、誰が止めるのか?見逃せない戦いが続く。

ジェントルマンクラスは、#9武井真司が開幕から4連勝を飾りオーバーオールでも5位につけている。だが、前回の富士大会では第5戦がスピン、第6戦がマシントラブルで、ポイントを取りこぼした。ランキングはトップのままだが、タイトル争いは俄然、緊迫の度合を強めてきた印象。武井を追う2位以下は実力者が僅差でひしめきあう。2013年ジェントルマンクラス王者でクラス2位の#2田島剛、第6戦で初優勝をあげた同3位の#37久保田克昭、同じく第6戦で初表彰台となった同4位の#77浜崎大、今季表彰台3回で同5位の#25内山清士、第5戦で初優勝を決めた同6位#24剛覇矢人らが調子を上げてきており、富士では武井への挑戦権を懸けた熱い戦いになるだろう。

この富士では両クラスとも残り4戦を見据えた戦い方が求められる。前回のラウンドから約2カ月ぶりのレース。各ドライバーとも、後半戦に向けたモチベーションを再び高めて臨んでくる。各ドライバーに聞いた「シーズン後半戦への意気込み」とその裏に隠れる“テンションと思惑”が本番でどう対峙することになるのかも楽しみだ。

<Drivers’ Comments>
#2田島剛選手/G
「ポイントの開きはありますが、最終戦まで変わらずにチャレンジします。タイトルを狙っていきたいです。」

#7星野敏選手
「スタートを上手くなって、表彰台を狙える位置にいきたいですね。」

#9 武井真司選手/G
「第5、6戦での反省点を改善し、初心にもどり、また優勝を目指して頑張ります。」

#10 齋藤真紀雄選手/G
「上位陣についていける走りができるように練習して挑みます。頑張ります。」

#11 塚本奈々美選手
「ドライバーにもクルマにも負担のかかる季節になるので、チームでしっかり準備をして、チャンスを逃さずポジションを上げていきたいです。」

#12 久保凛太郎選手
「予選でポールポジションを獲って、てっぺんに登りたい。そろそろ元嶋選手を止めたいですね。チームのために勝ちにいきます。」

#15 元嶋佑弥選手
「欲を出さずに、取りこぼしなく、しっかりとチャンピオンを目指したいです。」

#19 永井宏明選手
「後半戦、全力を尽くし、悔いのないように、一戦一戦チャレンジします!」

#24 剛覇矢人選手/G
「ジェントルマンクラスでポールポジションを獲りたい。ミスをしないように頑張ります。」

#25 内山清士選手/G
「前半戦は空回りの連続でした。その反省を踏まえ、落ち着いてレースに取り組み、完走を目指したいと思います。」

#37 久保田克昭選手/G
「できる限り練習をして、もう少しタイムを上げたいです!」

#51 ポール イップ選手/G
「後半戦はさらに自身のドライビング技術を進化させ、初表彰台獲得を目指します。」

#52春山次男選手/G
「夏の暑さに負けず、タイヤのコンディションも自分のコンディションも考えながら、無事に完走できるように頑張ります。」

#77 浜崎大選手/G
「後半戦も(クルマを)壊さないように少しずつ頑張ります。ていねいに走ります。富士では暑くなると予想されますが、1分44秒台を目指して頑張ります。」

#78 近藤翼選手
「4連勝あるのみ!」

#98ゴトウ イカリ選手/G
「ようやく、レース感、速く走るツボが少しずつ見えてきました。それを結果に結びつけていきたいです。」

この富士大会は、第3-4戦同様にSUPER GTとの併催で行なわれる。富士(全長4.563km)は約1.5kmのメインストレートを持ち、最高速は270km/hオーバーという超高速コース。1コーナーのブレーキング勝負はオーバーテイクチャンスでもあり、オーバーランを招くリスクもある難しいポイント。そしてコース後半はライン取りがカギとなるテクニカルセクション。今季3回目の富士大会とあって、ライバルを上回る速さをどこで稼ぐかがポイントとなるだろう。

富士大会のスケジュールは、専有走行が8月7日(金)9:25-9:50、11:20-11:45の2セッション。予選は8月8日(土)11:10-11:40。第7戦の決勝レース(15周)は同日16:00から、第8戦決勝レース(15周)は8月9日(日)12:50からの予定となっている。

<ポイントランキング(PCCJ2015シリーズ第6戦終了時点)>
■オーバーオール
Pos./ No./ Driver/ Pts.
1/15/元嶋佑弥/120 2/78/近藤 翼/106
3/12/久保凛太郎/98
4/19/永井宏明/76
5/9/武井真司/57
6/7/星野 敏/53
7/2/田島 剛/41
8/37/久保田克昭/37
9/25/内山清士/34
10/77/浜崎 大/34
11/11/塚本奈々美/34
12/24/剛覇矢人/32
13/98/ゴトウ イカリ/29
14/51/ポール イップ/28
15/10/齋藤真紀雄/21
16/52/春山次男/9

■ジェントルマンクラス
Pos./ No./Driver/Pts.
1/9/武井真司/94
2/2/田島 剛/78
3/37/久保田克昭/73
4/77/浜崎 大/72
5/25/内山清士/71
6/24/剛覇矢人/69
7/51/ポール イップ/65
8/98/ゴトウ イカリ/64
9/10/齋藤真紀雄/58
10/52/春山次男/45