「マツダ デミオ」の商品改良車を発表
2016/10/14
-特別仕様車「Tailored Brown」も同時発表-
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、「マツダ デミオ」の商品改良車および、特別仕様車「Tailored Brown(テーラード・ブラウン)」を全国のマツダの販売店を通じて11月17日より販売を予定しており、本日より予約を開始します。
マツダは、2012年発売の「CX-5」以降に導入した新世代商品群において、一貫して人間の特性・感覚を徹底的に研究し、人間にとって気持ちの良い走りを追求した「人間中心の開発哲学」を基に開発した最新の技術や装備を、モデルチェンジなどのタイミングにとらわれず各モデルに展開しています。
『デミオ』は、“車の価値はボディサイズに比例する”という既成概念を打ち破ることを目指し、2014年に当時のマツダが持つ最新の技術を全面的に採用して発売されました。今回の商品改良においても、新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブビークルダイナミクス)」*1の第一弾「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」や、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フルカラー)」、夜間視認性を高める「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」など、「人間中心の開発哲学」の考えを基に開発されたマツダの最新技術を「SKYACTIV-G 1.3」搭載車、「SKYACTIV-D 1.5」搭載車ともに、コンパクトなボディに凝縮させています。
デザインにおいては、内装の意匠を大幅に変更し、「色」の使い方と仕立ての良さに徹底的にこだわったコーディネートへと深化させました。また、先鋭的な世界観を継続的にご提案する特別仕様車の第四弾として、やわらかく上質なアート空間を表現した「Tailored Brown」を新たに設定しました。
福原 和幸(ふくはら かずゆき)国内営業担当常務執行役員は、「マツダは、『お客様の人生においてかけがえのない存在となり、お客様と特別な絆を持ったブランドになること』を目指しています。その中でマツダの商品改良戦略は、ブランド価値向上を実現する主要施策の一つと考えています。先般商品改良を実施した『マツダ アクセラ』、『マツダ アテンザ』は、前年比150%近い販売実績で好評を得ています。この度『マツダ デミオ』『マツダ CX-3』が加わったことで、マツダ登録乗用車の約80%を占める主力商品4車種を短期間に商品改良することになります。これにより国内市場における販売拡大と更なるブランド価値向上を図ってまいります。」と述べました。
1.人馬一体感をより上質に深化
「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾「G-Vectoring Control」を全車に標準装備
・ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする技術。日常走行、高速走行、緊急回避時など、様々な走行シーンで制御効果を付加し、ドライバーへ運転の安心感を提供する。降雪、降雨時などの滑りやすい路面でより高い効果を発揮し、操縦安定性を向上させる。また、乗員にかかる加速度の変化をより滑らかにつなぐことで、体の揺れが減り、乗り心地も改善。
・電動パワーステアリングの特性を見直し、切り始めのすっきり感と切り込んだところの手応えをアップさせてリニアなコントロール性を実現。
・フロントとリアのダンパーやブッシュなど、足回りの部品の特性を見直し、よりスムーズな挙動と落ち着きのある上質な乗り心地に改善。
・ディーゼルエンジンの不快な音がする周波数帯に着目し、燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御することで、ノック音の発生そのものを抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を「SKYACTIV-D 1.5」搭載車に標準装備。従来からご好評いただいていた「ナチュラル・サウンド・スムーザー」と相まって、心地よいエンジンサウンドを残しながら、不快音の抑制を実現。
「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」とメーターの視認性向上
・「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の表示画面について、上部に走行環境情報を、下部に車両情報を集約・区分。加えて、フルカラー・高輝度・高精細・高コントラスト化を実現し、視認性を大幅に向上。[「13S Touring」、「13S Touring L Package」、「XD Touring」、「XD Touring L Package」に標準装備]
・メーター表示の字体を見直し、高コントラスト化することにより、読みやすさと質感を向上。
・ドライバーの意図を正確に車両に伝え、路面やタイヤの状況などを正確にドライバーへ伝えるために、全周で一貫した握り心地を提供する新型ステアリングホイールを採用。
危険認知支援技術
・ハイビームでの走行を基本としながら、対向車や前方車両に配慮した配光や、速度域に応じた最適な配光など細やかな照射でドライバーをサポートし、夜間視認性を高める「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を新設定。同技術を含むメーカーセットオプション「セーフティパッケージ」*2を「13C」、「13S」のオーディオレス車、「XD」のオーディオレス車、「15MB」以外の機種に設定。
・中高速走行時の衝突被害をブレーキの自動制御で回避または軽減するスマート・ブレーキ・サポート(SBS)、約30~100km/hの範囲で自動追従走行を可能にするマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)、後退時の衝突被害軽減をサポートする機能(SCBS R)等を新設定し、同技術を含むメーカーセットオプション「セーフティクルーズパッケージ」として「13S Touring」、「13S Touring L Package」、「XD Touring」、「XD Touring L Package」に設定。
深みと上質感を持ったエクステリアデザイン
・「機械の持つ精緻な美しさの追求」をテーマに、力強い陰影のコントラストと表面の緻密さを高次元に両立することで、リアルな金属質感を実現した「マシーングレープレミアムメタリック」、味わい深い色味でエレガントさと上質さを際だたせた新色「ディープクリムゾンマイカ」の他、「エターナルブルーマイカ」、「ソニックシルバーメタリック」を新設定。(全11色)
・フロントグリルガーニッシュを「13S Touring」、「13S Touring L Package」はピアノブラック塗装、「XD」、「XD Touring」、「XD Touring L Package」はグレーメタリック塗装に変更。
・クロームメッキベゼル加飾を施した、LEDフロントフォグランプを「XD Touring」、「XD Touring L Package」に標準装備。他の機種ではショップオプションで選択可能。
・「13S Touring L Package」、「XD Touring L Package」の白革内装をオフホワイトからピュアホワイトに変更と共にコーディネートを一新。各所に赤と、サテンクロームとピアノブラックを組み合わせた加飾を施すなど、細部に至るまで上質さを追求。
・「13S Touring L Package」、「XD Touring L Package」に黒革内装を新設定。精悍なブラックに深みのあるディープレッドのアクセントを加え、シート座面に手触りのよいグランリュクス*3(スエード調人工皮革)素材を採用。
・「13S Touring」、「XD Touring」は、モノトーンでフォーマルさとスポーティさをクールに表現した黒布内装を採用。
・「13S」、「XD」はインテリア全体をブラックで統一し、インパネ、コンソール、ドアには千鳥格子パターンのグロスブラックのデコレーションパネルを採用し、室内に深みをもたせるとともに、遊び心を表現。
ベース車
・「XD Touring」、「13S Touring」のAT車*4
・ライトブラウン&ブラックを基本として各所にオレンジのアクセントを加えたインテリアコーディネーションと、キルティング加工を施したグランリュクス*3(スエード調人工皮革)素材のシートを組み合わせ、やわらかく上質なアート空間を表現。
・高輝度ダーク塗装を施したアルミホイールを採用し、精悍なスタイルを強調。
(消費税込)
13C:1,350,000円~1,555,200円
13S:1,458,000円~1,663,200円
13S Touring:1,684,800円~1,890,000円
13S Touring L Package:1,738,800円~1,944,000円
13S Tailored Brown:1,717,200円~1,922,400円
15MB:1,501,200円
XD:1,782,000円~1,987,200円
XD Touring:1,965,600円~2,170,800円
XD Touring L Package:2,019,600円~2,224,800円
XD Tailored Brown:1,998,000円~2,203,200円
- 上記メーカー希望小売価格に加えて、購入時にリサイクル料金10,320円が別途必要。
- JC08モード燃費欄【 】内は、i-ELOOP装着の場合。
- 特別塗装色「ソウルレッドプレミアムメタリック」、「マシーングレープレミアムメタリック」選択時は43,200円高(消費税込)。
- 特別塗装色「スノーフレイクホワイトパールマイカ」選択時は32,400円高(消費税込)。
*1 エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなどのSKYACTIV技術群を統合的に制御することで、「人馬一体」の走行性能を高める新世代車両運動制御技術の総称。
*2 ブラインド・スポット・モニタリングシステム(BSM)、車線逸脱警報システム(LDWS)、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
*3 グランリュクスはセーレン株式会社の登録商標です。
*4 i-ELOOP非装着車。
*5 国土交通省審査値。燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時等)に応じて燃料消費率は異なります。
*6 環境対応車普及促進税制による減税措置。
【転載元】
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(中編)
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 【試乗】マツダ MAZDA3ファストバック|その特徴的なデザインにも負けないパワーユニットへ進化した「SKYACTIV X」
- 【名車への道】’14 BMW i8