今回紹介するのは人気のコンパクトカー、日産 キューブの「修理の実例」。最近の車には“付いていて当たり前”となったパワーステアリングの故障を、カーセンサーアフター保証を使って直したケースだ。

対象となった車両は、2003年式の旧型キューブだ。グレードは「1.4 SX 70th 4WD」という、カーセンサーnetでも9台しか掲載されていないレアなモデル(2014年5月12日現在)。走行距離が約7万8000kmで、支払総額が約55万円と、状態も価格設定も“悪くない”物件だった。

しかし、購入からしばらく経ったある日、異変が起きた。ハンドルが妙に重くなったのだ。すぐにオーナーは故障であることに気付き、カーセンサーアフター保証事務局に連絡。指定されたディーラーにさっそく持ち込み、検査を受けた。

原因はパワーステアリングコントロールユニットの故障だった。さらに、ステアリングコラムASSYも動作不良を起こしていた。その名のとおり、どちらもパワーステアリングにとって重要なパーツだ。

当然、アフター保証を使って無料で交換・修理した。本来の修理費は約14万円。オーナーが支払ったのはアフター保証の加入費である約7万円であることを考えると、加入したことは結果として「正解だった」といえるだろう。

最近では電動パワーステアリングが主流だが、低年式の車だと油圧式のものもある。油圧式のステアリングギヤボックスが故障した場合、修理費が高くつく可能性が大きい。アフター保証に加入しようか迷ったなら、ステアリングが「電動式か、油圧式か」に注目してみるのもアリかもしれない。

ただ、ステアリング機構の不具合は走行にも大きな影響をもたらすので、オーナーも「放っておいてもいいや」とはいかないだろう。いずれの場合でも、万が一に備えて保証への加入をオススメしたい。

日産 キューブ(旧型)。人気車だけに多く流通しているが、状態は物件によって大きく異なる。不安ならカーセンサーアフター保証への加入を検討してほしい

日産 キューブ(旧型)。人気車だけに多く流通しているが、状態は物件によって大きく異なる。不安ならカーセンサーアフター保証への加入を検討してほしい