3.車いすごと乗せる福祉車両の選び方
カテゴリー: 福祉車両の選び方
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2009/08/28
車いすごと乗せられるタイプの福祉車両は、車いすから車のシートに乗り換える必要がないところが便利です。しかし、乗車中の安全性や快適性を保つには3つのポイントがあります。 まず、車いすで乗車した際に、3点式シートベルトが装備され、確実に装着することができるか。次に、車いすにヘッドレストが付いているか。最後に、車いすを確実に固定できるかがポイントになります。購入時また購入後は、これらに注意してください。 また、車いすは、背もたれが短く、リクライニングができないことが多いため、長時間のドライブにはあまり向いていません。 なお、車によって乗り込むことができる車いすの大きさが示されていますので、それに合ったものを使用してください。また、大きさが適切であっても、乗降の際に頭がつかえる場合がありますので、実際に乗り降りできるか、空間は保たれているか、介護者が車いすをきちんと固定できるか、実車で確認するようにしてください。 |
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購入時のチェックポイント |
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このタイプには大きく分けて2種類あります。一つはスロープタイプ、もう一つはリフトタイプです。 ともに、スロープ長(リフト長)+乗り込みスペースが必要ですから、そのスペースが自宅などで確保できるか確認してください。 また、運転中ドライバーからは目が届かないので、コミュニケーションが取りづらい点も注意が必要です。 さらに安全面から、シートベルトが適切に使用できるか確認しましょう。腰ベルトを骨盤に巻くことができず、ヒジ台の上を通して腹部に装着すると、衝突時に腹部や胸部圧迫によって身体に大きなダメージを受けることがあります。このタイプに合った車いすの選び方は下記の「車いすの選び方」を参考にしてください。 そのほか、それぞれのメリットや購入時のチェックポイントは下記のとおりです。 |
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1:スロープタイプ
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2.リフトタイプ
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車いすの選び方 |
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車いすごと乗せる場合、その車に合う大きさの車いすが必要となりますが、その際、下記の点に注意してください。
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監修/国立障害者リハビリテーションセンター熊倉良雄氏 | ||||||||
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3.車いすごと乗せる福祉車両の選び方/中古車購入ガイド