車内を快適にしてくれるエアコン。もはや最近の車の必需品ともいえるものであり、逆にいうと、使えなくなると非常に困る装備だ。今回紹介するのは、そんなエアコンのカーセンサーアフター保証を使って修理した事例だ。

対象となった車両は、コンパクトミニバンのトヨタ ウィッシュ(初代)だ。走行距離は約4万kmで2007年式。車両本体価格は約76万円の中古車だ。初代ウィッシュの中古車相場が約57万円で、平均走行距離が約7万2600kmなので、条件の良い物件といえる。

しかし、購入後まもなくエアコンが不調になった。すぐにオーナーはアフター保証を使って、愛車を修理に出した。

この事例では、エアコンのコンプレッサーASSY(部品の集合体)が動作不良を起こしていた。結果、このユニットの交換はもちろん、コンデンサなどエアコンと関係する各部位も交換・修理した。

本来であれば総額で約15万円も、修理費がかかる。しかし保証に加入していたため、無料で済んだ。非常に不運な出来事だったが、オーナーが支払った実費はアフター保証加入費の2万6250円のみであることを踏まえれば、保証への加入は“不幸中の幸い”だっただろう。

どんな機械であっても、どんなに点検していても、機械である以上、不具合を100%防ぐことはできない。そして、車はそんな機械の集合体だ。だから、万が一の事態に備えて長期の保証に加入しておくことは、重要だといえる。

トヨタ ウィッシュ(初代)の後期モデル。今回のケースでは、カーセンサーアフター保証が最短の1年間プランだったので、料金がお手頃だった

トヨタ ウィッシュ(初代)の後期モデル。今回のケースでは、カーセンサーアフター保証が最短の1年間プランだったので、料金がお手頃だった