▲1973年の2月1日にデビューした初代ランサー。駆動方式はFRでした。エンジンは1.2L OHVの「ネプチューンエンジン」と、三菱初となるOHC機構を採用した1.4Lと1.6Lの「サターンエンジン」が搭載されました ▲1973年の2月1日にデビューした初代ランサー。駆動方式はFRでした。エンジンは1.2L OHVの「ネプチューンエンジン」と、三菱初となるOHC機構を採用した1.4Lと1.6Lの「サターンエンジン」が搭載されました

ランサー、スープラそしてフィガロ……個性派モデルの誕生ラッシュ!

日本には様々な暦や記念日があります。そして車の世界を見渡しても多くの記念日があるんです。今回は、2月1日から14日までの出来事を紹介します。

■2月1日 初代三菱 ランサー発売(1973年)
■2月1日 「自動車損害賠償保障法」(自賠責法)施行。自賠責保険の強制加入を実施(1956年)
■2月2日 日本初のバスガールの日(1920年)
■2月3日 初代トヨタ bB発売(2000年)
■2月4日 マツダ ロードスターが累計生産台数90万台を達成し、ギネス申請(2011年)
■2月6日 初代トヨタ スープラ発売(1986年)
■2月14日 GPS衛星24機が軌道に投入される(1989年)
■2月14日 日産 フィガロ発売(1991年)


この2週間は、自賠責法やGPS式カーナビなど、現在のカーライフと切っても切り離せないものにまつわる記念日が目立ちました。また、ラリーで活躍した名車ランサー、ドラマ「相棒」で杉下右京の愛車としてお馴染みのフィガロなど、キャラの立ったモデルたちがこの期間中にデビューしています。

▲1973年2月1日、ギャランと軽自動車のミニカの間を埋める形で小型乗用車のランサーが登場しました。安全性の確保と美しさを両立させるためにノーズを低く長くした「エアロノーズライン」を採用。9月には三國ソレックス製のツインキャブを搭載した2ドアスポーツモデル「1.6GSR」がラインナップに加わり、その後のラリーで大活躍し、のちのちまでの語り草になりました ▲1973年2月1日、ギャランと軽自動車のミニカの間を埋める形で小型乗用車のランサーが登場しました。安全性の確保と美しさを両立させるためにノーズを低く長くした「エアロノーズライン」を採用。9月には三國ソレックス製のツインキャブを搭載した2ドアスポーツモデル「1.6GSR」がラインナップに加わり、その後のラリーで大活躍し、のちのちまでの語り草になりました
▲1955年に公布、1956年2月1日に施行された「自動車損害賠償保障法」。これにより公道を走るすべての車・バイク・原動機付自転車に自賠責保険(強制保険)への加入が義務付けられました。ただ、ご存じのとおり、自賠責保険は対人保険のみで、死亡事故でも3000万円までしか支払われませんので、自賠責保険だけでなく任意の自動車保険にも加入しておきましょう ▲1955年に公布、1956年2月1日に施行された「自動車損害賠償保障法」。これにより公道を走るすべての車・バイク・原動機付自転車に自賠責保険(強制保険)への加入が義務付けられました。ただ、ご存じのとおり、自賠責保険は対人保険のみで、死亡事故でも3000万円までしか支払われませんので、自賠責保険だけでなく任意の自動車保険にも加入しておきましょう
▲今から95年前の1920年(大正9年)2月2日。東京市街自動車の乗合バスに日本初となる女性車掌が登場しました。それを記念し、2月2日は「日本初のバスガールの日」と呼ばれています。 昭和30年代になるとバスガールは若い女性の憧れの職業に。初代コロムビア・ローズが歌う「東京のバスガール」という曲がヒットしたそうです ▲今から95年前の1920年(大正9年)2月2日。東京市街自動車の乗合バスに日本初となる女性車掌が登場しました。それを記念し、2月2日は「日本初のバスガールの日」と呼ばれています。 昭和30年代になるとバスガールは若い女性の憧れの職業に。初代コロムビア・ローズが歌う「東京のバスガール」という曲がヒットしたそうです
▲初代ヴィッツをベースに、アメリカンな雰囲気のある箱型ボディを採用したトヨタ bB。小さくても迫力あるワルっぽい顔つきで、人気となりました。翌2001年の6月には荷室部分のルーフをカットした、ピックアップトラック風のbBオープンデッキも登場しました ▲初代ヴィッツをベースに、アメリカンな雰囲気のある箱型ボディを採用したトヨタ bB。小さくても迫力あるワルっぽい顔つきで、人気となりました。翌2001年の6月には荷室部分のルーフをカットした、ピックアップトラック風のbBオープンデッキも登場しました
▲1989年4月の生産開始から21年と10ヵ月。マツダ ロードスターが生産台数90万台に達し、2011年2月4日にギネス記録更新の申請が行われました。ロードスターは2000年5月に「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一(53万1890台)としてギネスに認定され、その後は70万台、80万台で記録の更新を申請しています。今年は新型ロードスターが登場予定。累計生産台数100万台の記録更新も遠くないでしょう ▲1989年4月の生産開始から21年と10ヵ月。マツダ ロードスターが生産台数90万台に達し、2011年2月4日にギネス記録更新の申請が行われました。ロードスターは2000年5月に「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一(53万1890台)としてギネスに認定され、その後は70万台、80万台で記録の更新を申請しています。今年は新型ロードスターが登場予定。累計生産台数100万台の記録更新も遠くないでしょう
▲1978年に登場した初代トヨタ セリカXX。しかし、この名前は日本国内のみで使われたもので、海外仕様にはスープラという名前が付けられました。理由はXを並べる表記が映画の成人指定の度合いを示すものだったから。そして、1986年2月6日に発売開始となったXXの3代目から、日本でも名称がスープラになりました ▲1978年に登場した初代トヨタ セリカXX。しかし、この名前は日本国内のみで使われたもので、海外仕様にはスープラという名前が付けられました。理由はXを並べる表記が映画の成人指定の度合いを示すものだったから。そして、1986年2月6日に発売開始となったXXの3代目から、日本でも名称がスープラになりました
▲現在ではスマートフォンのアプリでも高機能のものが登場しているカーナビゲーションシステム。その大きな転換点だったのが、1989年の2月14日です。アメリカが第2世代であるGPS衛星ブロックⅡシリーズの打ち上げに成功し、衛生軌道に投入されました。それまでのカーナビは自律航法のみで位置を割り出していましたが、これにより民間でもGPSが利用できるようになったのです。ちなみに、世界初のGPS式カーナビを搭載したモデルは1990年4月に登場したマツダ ユーノスコスモです(写真) ▲現在ではスマートフォンのアプリでも高機能のものが登場しているカーナビゲーションシステム。その大きな転換点だったのが、1989年の2月14日です。アメリカが第2世代であるGPS衛星ブロックⅡシリーズの打ち上げに成功し、衛生軌道に投入されました。それまでのカーナビは自律航法のみで位置を割り出していましたが、これにより民間でもGPSが利用できるようになったのです。ちなみに、世界初のGPS式カーナビを搭載したモデルは1990年4月に登場したマツダ ユーノスコスモです(写真)
▲1987年に登場したBe-1、1989年登場のパオに続く、日産のパイクカーシリーズ第3弾がオープンモデルのフィガロです。1991年のバレンタインデーに2万台の限定で登場しました。テレビ朝日系で放送されている人気刑事ドラマ「相棒」シリーズで水谷豊が演じる杉下右京が乗る車としても有名(「相棒 season11」から)。丸みを帯びた愛らしいデザインは現在でも人気が高く、平均中古車価格は72万円(2015年1月28日現在)。掲載台数は55台でした ▲1987年に登場したBe-1、1989年登場のパオに続く、日産のパイクカーシリーズ第3弾がオープンモデルのフィガロです。1991年のバレンタインデーに2万台の限定で登場しました。テレビ朝日系で放送されている人気刑事ドラマ「相棒」シリーズで水谷豊が演じる杉下右京が乗る車としても有名(「相棒 season11」から)。丸みを帯びた愛らしいデザインは現在でも人気が高く、平均中古車価格は72万円(2015年1月28日現在)。掲載台数は55台でした
text/高橋 満(BRIDGE MAN)